896)がん細胞のフェロトーシス誘導(その3):5-アミノレブリン酸

図:5-アミノレブリン酸(①)とクエン酸第一鉄ナトリウム(②)をサプリメントとして補充すると、ミトコンドリア機能を高め(③)、糖尿病や肥満など代謝性疾患を改善し、老化性疾患の進行を抑制し、健康寿命を延ばす(④)。一方、がん細胞に対しては、酸化ストレスを高め、がん細胞の増殖抑制とフェロトーシス誘導による抗がん作用を発揮する(⑤)。さらに、5-アミノレブリン酸は乳酸脱水素酵素Aの活性を阻害する(⑥)。 . . . 本文を読む
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895)がん細胞のフェロトーシス誘導(その2):還元型グルタチオンの枯渇

図:グルタチオン(①)は細胞内の酸化ストレスを軽減する。がん細胞内の還元型グルタチオン(②)の量が多いと、抗がん剤や放射線治療に抵抗性になる。酸化型グルタチオン(GSSG)はペントースリン酸経路で産生されるNADPH(③)によって還元される。グルタチオンはグルタミン酸とシステインとグリシンからATPを使って合成される(④)。スルファサラジン(⑤)はシスチン・トランスポーターを阻害することによってグ . . . 本文を読む
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