496)医療大麻を考える(その11):大麻を20年間吸っても健康障害が起こらない

図:大麻合法化に関する米国におけるギャラップ調査。1969年の最初の調査では、米国成人の12%が大麻を合法化すべきと回答した。大麻合法化賛成は2000年以降は30%を超え、2009年に40%を超え、2013年と2015年の調査では58%であった。 496)医療大麻を考える(その11):大麻を20年間吸っても健康障害が起こらない 【米国では26の州とワシントンD.C.で医療大麻が合法化されている . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

495)ケトン体治療(その5):アセチル-L-カルニチンのヒストンアセチル化作用

図:グルコースや脂肪酸が分解されて産生されるアセチルCoAは、ミトコンドリアのTCA回路でさらに代謝される。一部はL-カルニチンと結合してアセチル-L-カルニチンになり、ヒストンやその他のたんぱく質をアセチル化する際に使用される。ケトン体のβヒドロキシ酪酸はヒストン脱アセチル化酵素を阻害してヒストンのアセチル化を亢進する。ジクロロ酢酸はピルビン酸からアセチルCoAの変換を促進する。アセチ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

494)ケトン体治療(その4):ケトン症と多幸感とシナプス可塑性

図:βヒドロキシ酪酸とγヒドロキシ酪酸は水酸基の位置が異なる異性体の関係にある。γヒドロキシ酪酸はGABA(γアミノ酪酸)受容体に作用して鎮静、抗不安、多幸感を引き起こす。βヒドロキシ酪酸もGABA受容体に弱く作用し軽度の鎮静・抗不安・多幸感の作用を示す。さらにβヒドロキシ酪酸はヒストン脱アセチル化酵素阻害作用があり、ヒストンのアセ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

493)ケトン体治療(その3):MCTオイルとケトンサプリメント

図:私の6月2日のβヒドロキシ酪酸の血中濃度の推移。日頃からケトン食を実践しているので、βヒドロキシ酪酸の血中濃度は起床時に1.1mMであった。6時前に低糖質の食事(ゆで卵2個と豆腐100g)の後、6:30にMCTオイル30g、8:00にケトンサプリメントのKetoCaNaを20g(βヒドロキシ酪酸は約12g)、11:00にMCTオイル30g、12:30にKetoCa . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

492)ケトン体治療(その2):脂肪酸と血液脳関門

図:血液中のグルコース(ブドウ糖)は血管内皮細胞とアストロサイトのグルコーストランスポーター1(GLUT1)を通って血液脳関門を通過してアストロサイトに取り込まれ(1)、解糖系で乳酸まで分解され(2)、その乳酸はモノカルボン酸トランスポーターを通って神経細胞に渡され、神経細胞でピルビン酸に変換され神経細胞のミトコンドリアで代謝されてエネルギー(ATP)産生に使われる(3)。血液中では脂肪酸はアルブ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )