707)至福をもたらすアナンダミド(Anandamide)の増やし方(その1):カンナビジオールとパルミトイルエタノールアミド

図:内因性カンナビノイドのアナンダミド(①)と2−アラキドノイルグリセロール(②)は細胞膜のリン脂質から合成される(③)。アナンダミドと2−アラキドノイルグリセロールはカンナビノイド受容体のCB1とCB2や、Gタンパク共役型受容体のGPR55やCa透過性の陽イオンチャネルの一種であるTRPV1などに作用して細胞機能を制御している(④)。アナンダミドは脂肪酸アミドハイドロラー . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

706)カンナビジオールの抗がん作用に関する臨床報告

図:カンナビジオール(Cannabidiol)は様々な受容体に作用して、その働きに影響する。図内の(+)はその受容体にアゴニスト(作動薬)として作用して受容体を刺激する。(−)は拮抗的あるいは阻害的に作用してその受容体の働きを抑制する。カンナビノイド受容体のCB1とCB2に対してカンナビジオールは阻害作用を示す。カンナビジオールはセロトニン受容体の5-HT1A受容体とTRPV1-2バニ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

705)精神的ストレスの軽減をターゲットにしたがん治療(その2):低用量ナルトレキソン療法とメラトニン

図:低用量ナルトレキソン療法(①)は脳内麻薬と言われる内因性オピオイド(ベータ・エンドルフィン、エンケファリンなど)の産生を高めて(②)、ストレス抵抗性や免疫力を高め、抗がん作用を発揮する(③)。気功や瞑想、イメージ療法、鍼灸、漢方薬、適度な運動、リフレッシュ、入浴(温泉)なども内因性オピオイドの産生を高める効果がある(④)。メラトニンもオピオイド系に作用してストレス抵抗性や免疫力を高める(⑤)。 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

704)精神的ストレスの軽減をターゲットにしたがん治療(その1):心理療法

図:がんの診断や治療はがん患者に様々なストレスを引き起こす(①)。ストレスによって、神経系(視床下部-脳下垂体系や自律神経系)や内分泌系(副腎)や免疫系が相互に作用して様々なストレス応答を引き起こす(②)。ストレス応答の結果、副腎皮質ホルモンやアドレナリンの分泌が増え、交感神経が過緊張状態になり、炎症性サイトカインの産生が増える(③)。その結果、免疫力の低下、諸臓器機能の失調・低下、がん細胞の増殖 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )