879)カンナビジオールとがん治療(その2):鎮痛作用

図:疼痛は様々な原因で生ずる。外傷や火傷や炎症などによって末梢神経の侵害受容体が刺激されて生じる「侵害受容性疼痛」、坐骨神経痛や多発性硬化症や脊髄損傷による痛みや糖尿病神経障害による痛み・しびれなど、神経の圧迫や損傷などによって生じる「神経障害性疼痛」、不安やストレスなど心理・社会的な要因で起こる心因性疼痛に大別される。がん性疼痛では、これら複数の原因が関与していることが多い。カンナビジオールはこ . . . 本文を読む
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878)カンナビジオールとがん治療(その1):アナンダミドを増やしてやる気を出させる

図:神経細胞間で刺激によってアナンダミドが合成され(①)、細胞外に放出されて細胞膜のカンナビノイド受容体に結合して作用を発揮する(②)。一方、細胞内では、アナンダミドは脂肪酸結合タンパク質(fatty acid-binding proteins:FABP)に結合して細胞内を運搬され(③)、小胞体の脂肪酸アミドハイドロラーゼ(fatty acid amide hydrolase:FAAH)で分解され . . . 本文を読む
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