234)肝臓がんの自然退縮と漢方薬

図:左のCTには肝臓の左葉部分を中心に直径約10cmの肝臓がんが認められる。漢方治療を開始して約9ヶ月後のCTでは、がんがほとんど消滅している。(Am.J.Chin. Med.32: 579-585 , 2004 より) 234)肝臓がんの自然退縮と漢方薬 【がんの自然退縮とは】特に治療をしないのにがんが自然に消滅する場合があります。「がんの芽」のようなでき始めのがん(子宮頸がんの上皮内がんな . . . 本文を読む
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233) 哺乳類ラパマイシン標的蛋白質(mTOR)の活性阻害をターゲットにしたがん治療

図: PI3K/Akt/mTOR経路の阻害はがん細胞や肉腫細胞の増殖を抑制し細胞死を誘導することができるため、がん治療のターゲットとして注目されている。 233) 哺乳類ラパマイシン標的蛋白質(mTOR)の活性阻害をターゲットにしたがん治療 【ラパマイシンとは】ラパマイシン(Rapamycin)は1970年代に、イースター島(モアイ像で有名な南太平洋の孤島)の土壌から発見されたStreptom . . . 本文を読む
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232) 冬虫夏草のAMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)活性化作用

図:サナギタケに含まれるコルジセピンはAMP活性化プロテインキナーゼを活性化し、がん細胞の増殖を抑制する効果が報告されている。 232) 冬虫夏草のAMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)活性化作用 【冬虫夏草とサナギタケ】 冬虫夏草(トウチュウカソウ)という言葉は、日本では昆虫に寄生するキノコの総称として使われています。これらのキノコは虫草菌(コルジセプス、Cordyceps)属と呼ばれ、 . . . 本文を読む
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231)がんの再発予防とは

図:1個の正常細胞に遺伝子変異が起きてがん細胞が発生し、がん組織の増大や転移が起こって「がん(癌)」という病気が発症する。がんの自然史に対応してがん予防の手段も異なる。 231)がんの再発予防とは  【がんの自然史とは】 人体は約60兆個の細胞から構成されています。これら正常細胞は古くなったり傷がつくと自らアポトーシスという細胞死を起こして除去され、細胞分裂によってできた新しい細胞が置 . . . 本文を読む
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