230)アスピリンのがん予防効果

図:シクロオキシゲナーゼ(cyclooxygenase, COX)はアラキドン酸からプロスタグランジンを合成するときに最初に働く酵素で、COX-1とCOX-2の2種類がある。COX-1から合成されるプロスタグランジンは生体の生理機能に必要なものであるが、炎症性刺激でCOX-2から合成される大量のプロスタグランジンはがんの発育や転移を促進する。アスピリンはCOX-1とCOX-2の両方を阻害するが、C . . . 本文を読む
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229)プロポリスに含まれるカフェイン酸フェネチルエステルの抗がん作用

図:プロポリスの抗がん成分であるカフェイン酸フェネチルエステル(CAPE)は水に不溶性であるため、水に加えてミキサーで数分攪拌しても水に溶かすことができない(左側のコップ)。したがって、CAPEをそのまま服用しても腸管からの吸収は極めて低い。10倍量のガンマ・シクロデキストリン(gamma CD)を添加してミキサーで数分間攪拌すると、CAPEを水に溶解でき、ミルク状の液体を作ることができる(右側の . . . 本文を読む
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228)パパイヤリーフ(パパイヤの葉)の抗がん作用

図:熱帯地方に自生あるいは栽培されているパパイヤの葉(パパイヤリーフ)には、抗酸化作用や抗炎症作用や抗がん作用を有する成分が豊富に含まれていることが報告されている。パパイヤリーフをジュースやお茶として服用すると、がんが縮小あるいは消滅したという体験談がインターネット上の情報として数多く見られる。 228)パパイヤリーフ(パパイヤの葉)の抗がん作用 【パパイヤリーフは抗がん成分の宝庫】 パパイヤ( . . . 本文を読む
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227)イノシトール-6-リン酸(フィチン酸)のキレート作用

図:ビタミンB群の一種のイノシトール(Inositol)の6個のヒドロキシ(OH)基が全てリン酸化されたのがイノシトル-6-リン酸(Inositol Hexaphosphate)で、フィチン酸とも呼ばれ、IP6と略記される。IP6はカルシウムやマグネシウムと結合した「フィチン」という形態で、穀物の糠や種子に多量に含まれている。IP6は金属とキレートして結合する作用が強く、体内の有毒なミネラルの排泄 . . . 本文を読む
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226) CT検査による発がんリスクを低減する漢方治療

図:CT検査は放射線被曝量が高いので頻回の検査は新たながんの発生リスクを高める。がん生存者にとっては不要なX線検査を避けると同時に、放射線被曝の害を軽減するための対策(漢方治療や抗酸化性サプリメント)も必要である。 226) CT検査による発がんリスクを低減する漢方治療 【CT検査による放射線被曝量はどれくらいか】 今回の大地震(東北地方太平洋沖地震)に被災した福島第一原子力発電所からの放射性物 . . . 本文を読む
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