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918)タンパク質毒性ストレスを高めるがん治療法(その1):ヒドロキシクロロキンとジスルフィラム

図:抗がん剤治療は変異タンパク質や折り畳み不全タンパク質を増やし(①)、小胞体ストレスを増強し(②)、タンパク質毒性ストレス(proteotoxic stress)による細胞死を誘導する(③)。細胞のタンパク質分解システムのオートファジー(④)とプロテアソーム(⑤)は不良タンパク質の分解を促進して小胞体ストレスを軽減する。ヒドロキシクロロキンはオートファジーを阻害し(⑥)、ジスルフィラムはプロテア . . . 本文を読む
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917)がん幹細胞はNrf2を活性化して治療抵抗性になる

図:放射線照射や抗がん剤やフェロトーシス誘導療法はがん細胞の活性酸素の産生を高め(①)、細胞増殖抑制や細胞死誘導を引き起こす(②)。がん細胞はNrf2の活性を亢進し(③)、活性酸素消去酵素や抗酸化物質の産生を増やすことによって活性酸素種を消去し、酸化ストレスを軽減している(④)。2-デオキシ-D-グルコース(2-DG)とメトホルミンはNrf2の活性を阻害する作用が報告されている(⑤)。    9 . . . 本文を読む
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