588)酸素ナノバブル水(その1):酸素ナノバブル水と有酸素運動はがん組織の低酸素状態を改善する

図:がん組織は血管網が不完全なため、血管から離れたがん細胞は低酸素状態に陥っている(①)。低酸素のがん細胞は低酸素誘導因子-1(HIF-1)の発現と活性が亢進している(②)。その結果、がん細胞の浸潤能と転移能は亢進し、細胞死(アポトーシス)に抵抗性になり、放射線治療や抗がん剤治療に抵抗性(感受性の低下)になっている(③)。酸素ナノバブル水や有酸素運動はがん組織の低酸素を改善することによって、放射線 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

587)乳がんの術前補助化学療法で転移が促進される?

図:(上)がん原発巣から運動能(移動能)が亢進したがん細胞が遊走して、血管に侵入するために血管内皮細胞と接触する(①)。がん細胞が血管内に侵入する際には、血管新生を促進するアンジオポエチンの受容体のTie2と血管内皮細胞増殖因子A(VEGFA)を高発現する血管周囲マクロファージ(腫瘍関連マクロファージの1種)が手助けする(②)。このがん細胞とマクロファージと血管内皮細胞の3者が密に接した部分はがん . . . 本文を読む
コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )

586)抗がん剤治療による心臓毒性

図:乳がんの治療で使用される抗がん剤には心臓に毒性のあるものが多い。左乳房の放射線照射では心臓が放射線によるダメージを受ける場合もある。米国心臓協会(American Heart Association)は「乳がん患者は治療に伴う心臓毒性を認識しなければならない」と注意喚起している。 586)抗がん剤治療による心臓毒性 【抗がん剤による心臓毒性】
抗がん剤の副作用としては、白血球や血小板が減少 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

585)がん細胞の抗がん剤感受性を高める方法(その3):がん幹細胞とアルデヒド脱水素酵素と断酒薬ジスルフィラム

図:(上)がん組織は様々な性質のがん細胞から構成されている。抗がん剤投与によって多くのがん細胞は死滅するが、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)を発現しているがん細胞(図中でALDHと記載)は抗がん剤に耐性を示して生き残る(①)。さらに抗がん剤を投与しても、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)の発現の高いがん細胞は抗がん剤に耐性を示すので、抗がん剤治療に生き残って増殖する。増殖したがん細胞はアルデヒド脱水 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

584)がん細胞の抗がん剤感受性を高める方法(その2):Nrf2を阻害するメトホルミンと漢方薬

図:放射線や抗がん剤は、活性酸素の産生を高めて酸化ストレスを亢進し、細胞の酸化傷害を引き起こして細胞死を誘導する(①)。酸化ストレスを軽減するために転写因子のNrf2の活性を亢進し、グルタチオンやチオレドキシン・システムを亢進して活性酸素による酸化傷害に抵抗する(②)。アルテスネイト、半枝蓮(はんしれん)、高濃度ビタミンC点滴は細胞内の活性酸素の産生を高める(③)。ジクロロ酢酸ナトリウムはミトコン . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )