205)がんの食事療法:食養生や薬膳の利用について

図:がん予防効果が期待される野菜や果物。1990年から米国国立癌研究所を中心に行なわれた「デザイナーズフーズ・プログラム」における研究から得られた結果で、ここに挙げられている食品の中には漢方薬や薬膳に用いられているものも多い。 205)がんの食事療法:食養生や薬膳の利用について 【食品には生体調節機能がある】 食品には次の三つの機能があると言われています。 (1) 一 . . . 本文を読む
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204)がん治療に役立つ食材(12):イチジク(果実と葉)

図:イチジクの果実(無花果)は、食物の消化を助け胃腸の働きを良くする。イチジクの葉(無花果葉)は肝障害を軽減する効果が報告されている。イチジクを常食している地方はがんの発生が少ないという報告がある。 204)がん治療に役立つ食材(12):イチジク(果実と葉) 【イチジクは人類最古の栽培食物】 イチジク(Ficus carica)はクワ科イチジク属の落葉高木で、花が外から見えない . . . 本文を読む
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203)生野菜 vs  野菜スープ

図:植物の細胞は硬い細胞壁で囲まれていて、ヒトの消化酵素では細胞壁を壊すことはできない。加熱することによって細胞壁が壊れ、細胞内の成分が溶け出しやすくなる。加熱してスープにした方が生野菜で食べるより、植物中の薬効成分の体内吸収の効率が格段に高くなる。 203)生野菜 vs  野菜スープ 野菜や果物には、免疫力を高める成分、活性酸素やフリーラジカルの害を防ぐ成分、発がん物質を不活性化する成分、が . . . 本文を読む
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202)中医薬Realgar-indigo naturalisの抗がん作用

図:Realgar-indigo naturalisという中医薬処方は、抗がん作用のある鶏冠石、青黛、丹参を含み、急性前骨髄球性白血病の治療に有効であることが証明されている。これら3種類の生薬をそれぞれ単独で使用した場合、あるいは2種類を組み合わせた場合よりも、3種類を同時に使用する方が抗腫瘍効果が高まることが報告されている。 202)中医薬Realgar-indigo naturalisの抗が . . . 本文を読む
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201)丹参の抗がん作用

図:近年、丹参の抗がん作用が注目されている。丹参に含まれる成分には、がん細胞のアポトーシス誘導作用や浸潤・転移の抑制、血管新生阻害、抗炎症、抗酸化作用など、様々な抗がん作用が明らかになっている。 201)丹参の抗がん作用 タンジン(丹参:Radix Salviae Miltiorrhizae)は、シソ科のタンジンの根で、抗炎症作用や抗酸化作用や血液循環改善作用や線維化抑制効果などがあるので、慢性 . . . 本文を読む
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