703)延命効果が証明されていない高額な抗がん剤がなぜ使用されるのか

図:ステージ4の肺がんの生存曲線(国立がん研究センター2007年〜2008年)。75歳以上の高齢者では抗がん剤治療が生存率を高めない可能性がある。この解析では、75歳以上では、生存期間が40カ月以上であったのは、抗がん剤治療を受けなかった患者のみであった。(出典:https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2017/0427/index.html . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

702)ビタミンDはCOVID-19の感染と重症化を予防する

図:体内でコレステロールから合成されるプロビタミンD3(7-dehydrocholesterol)は皮膚で紫外線(HV-B)照射を受けてビタミンD3(Cholecalciferol)へ変換される(①)。ビタミンD3は食品やサプリメントからも摂取される(②)。ビタミンD3は肝臓で25-ヒドロキシラーゼ(25-hydroxylase)によって25(OH)ビタミンD3(Calcidiol)に変換され(③ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

701)糖尿病治療薬メトホルミンはレニン・アンジオテンシン系をターゲットにしてCOVID-19の重症化を予防する

図:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイク(S)のタンパク質(S タンパク質)と宿主細胞の細胞膜に存在するアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)が結合して(①)、両方の細胞膜が融合してウイルスRNAが宿主細胞に侵入し(②)、ウイルスを複製する(③)。ACE2は肺や心臓や血管に多く発現しているので、これらの組織にウイルスの感染が起こりやすい。SARS-CoV-2感染によって急性肺損傷が . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

700)アンジオテンシンII受容体拮抗薬はCOVID-19の急性肺損傷を軽減する

図:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症のCOVID-19では急性肺損傷が起こる(①)。肝臓で作られるアンジオテンシノーゲン(AGT)が、腎臓から分泌されるレニンで分解されて10個のアミノ酸からなるアンジオテンシン-I(AngI)が産生され(②)、さらにアンジオテンシン変換酵素(Angiotensin Converting Enzyme: ACE)によってアンジオテンシン-II(Ang . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

699) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するホスホジエステラーゼ5阻害剤の効果

図:重症感染症においてはマクロファージや好中球などの炎症細胞が活性化され(①)、炎症性サイトカインや活性酸素や好中球エラスターゼの産生が亢進し(②)、これらは血管内皮細胞を障害し、血管透過性を亢進し、微小血栓の形成を促進する(③)。その結果、全身性の微小循環障害が起こり(④)、肺や心臓や肝臓や腎臓など多臓器に機能障害が引き起こされて多臓器不全になる(⑤)。バイアグラ(sildenafil)やシアリ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )