200)丹参のシクロオキシゲナーゼ-2阻害作用

図:丹参はシクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)の発現を抑制し、さらに強い抗酸化作用を持つので、がん細胞の増殖や悪性化を抑制する効果が期待できる。 200)丹参のシクロオキシゲナーゼ-2阻害作用 タンジン(丹参:Radix Salviae Miltiorrhizae)は、シソ科のタンジンの根で,その薬効は約2000年前の神農本草経にすでに記載されており、中医学や漢方で古くから使用されている . . . 本文を読む
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199)丹参の上皮-間葉移行抑制効果

図:がん細胞が周囲組織に浸潤したり他の臓器に転移する場合、がん組織(がん細胞の塊)からがん細胞が離れる必要がある。この時、がん細胞は上皮性細胞の性質から間葉系細胞の性質に変化し、これを上皮-間葉移行(epithelial-mesenchymal transition)という。丹参の主な薬効成分であるSalvianolic acid Bに上皮-間葉移行を防ぐ効果が報告されている。 199)丹 . . . 本文を読む
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198)ホメオパシーとプラセボ効果と神頼み

図:ホメオパシーの科学的根拠は全くなく、プラセボ(偽薬)効果以上の効果は無いと考えられている。しかし、信じている人は多く、書物も多い。 198)ホメオパシーとプラセボ効果と神頼み ホメオパシー(Homeopathy)とは、ホメオ(同じとか類似という意味)とパトス(苦難や苦痛を意味)という2つのギリシャ語からできた用語で「同様の苦痛」という意味です。 ある症状を持つ人に、もし健康な人間に与えた . . . 本文を読む
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197)植物アルカロイド「セファランチン」の抗がん作用

図:タマサキツヅラフジの根茎から抽出したアルカロイドのセファランチンは、放射線による白血球減少症や脱毛症の治療に使用されている。最近の研究で、転写因子のNF-κBの活性や血管新生を阻害する作用、がん細胞のアポトーシスを誘導する作用などの抗腫瘍効果が報告されている。 197)植物アルカロイド「セファランチン」の抗がん作用 ビンブラスチンなどのように植物アルカロイドには抗がん剤として利用されているも . . . 本文を読む
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