図:炎症や酸化ストレスや増殖因子など様々な刺激で活性化されたIκBキナーゼβ(IKKβ)は(①)転写因子のNF-κBを活性化して(②)、がん細胞の増殖や浸潤・転移や細胞死抵抗性に関連する遺伝子発現を促進する(③)。ウロキナーゼ型プラスミノゲン・アクチベータ(uPA)と結合するウロキナーゼ型プラスミノゲン・アクチベータ受容体(uPAR)ががん細胞の細胞膜に . . . 本文を読む
図:トコトリエノールは環式構造のクロマンにつくメチル基(CH3)の位置によってアルファ (α)、 ベータ (β)、ガンマ (γ)、 デルタ (δ)に分けられる。クロマン構造にそれぞれ炭素数16個からなる側鎖が付いており、3個の二重結合を持ち、イソプレノイドになっている。このイソプレノイド側鎖を持つトコトリエノールはがん細胞の増殖と生存を促進する多彩な分 . . . 本文を読む
図:グルコースの解糖や脂肪酸のβ酸化で産生されたアセチルCoA(①)は、アセトアセチルCoAを経て3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル補酵素A(HMG-CoA)に変換される(②)。HMG-CoAはHMG-CoA還元酵素によってメバロン酸に変換され(③)、メバロン酸からゲラニル・ピロリン酸(④)、ファルネシル・ピロリン酸(⑤)が合成され、さらにコレステロールが合成される(⑥)。ファルネシル . . . 本文を読む
図:アセチルCoAからコレステロールを合成するメバロン酸経路においては、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル補酵素A(HMG-CoA)がHMG-CoA還元酵素によってメバロン酸に変換される反応からスタートし、このHMG-CoA還元酵素がメバロン酸経路の律速酵素になっている(①)。メバロン酸からゲラニル・ピロリン酸(②)、ファルネシル・ピロリン酸(③)が合成され、さらにコレステロールが合成される(④ . . . 本文を読む