457)医療大麻の真実:マリファナは難病を治す特効薬だった

図:最高裁の裁判官も厚労省の役人も、「大麻の医療効果にはエビデンスが無い」「大麻の有害性は公知の事実」などという全く根拠のない(医学的には間違った)理由を持ち出して、医療大麻の使用に向けての議論や判断を避け続けている。この「無知」はもはや「罪」の段階を通り越して「犯罪」のレベルに達している。医療大麻の正しい情報を知るだけでは十分ではなく、その真実と真理を理解できる知性(英知)を持つことが大切である . . . 本文を読む
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456)内因性カンナビノイド・システムとがん治療(その2):乳がん

図:①チロシンリン酸化型受容体にリガンド(増殖因子や成長因子)が結合し2量体化すると、受容体がリン酸化されて活性化する。②受容体が活性化されるとPI3Kのリン酸化活性からAktがリン酸化されて活性化する(PI3K/Akt経路)。③一方、受容体の活性化は、低分子量G蛋白質Rasを経由して、Raf→MEK→ERKとリン酸化反応するMAPK経路によりシグナルが伝達される。④NF-κBは細胞質に存在し、I . . . 本文を読む
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455)内因性カンナビノイド・システムとがん治療(その1):グリオブラストーマ

図:神経組織はニューロン(神経細胞)とそれを支えるグリア細胞(アストロサイト、オリゴデンドロサイト、ミクログリア)から構成される。①脳腫瘍のグリオブラストーマ(膠芽腫)はアストロサイトが悪性化した腫瘍で、②通常は手術や放射線治療や抗がん剤治療が行われるが、予後は極めて悪い。③グリオブラストーマにはカンナビノイド受容体のCB1とCB2が発現しており、これらの受容体がリガンドで活性化されると、細胞増殖 . . . 本文を読む
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454)抗腫瘍免疫の増強法(その10):メラトニン

図:①ヘルパーT前駆細胞(Th0)は1型ヘルパーT細胞(Th1)と2型ヘルパーT細胞(Th2)に分化誘導される。
②Th1細胞はインターフェロン・ガンマ(IFN-γ)や インターロイキン-2(IL-2)を分泌して細胞性免疫に関与し、③Th2細胞はIL-4, IL-5, IL-6, IL-10などを分泌して液性免疫に関与する。④ヘルパーT前駆細胞(Th0)がTh1細胞になるためにはマクロ . . . 本文を読む
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