757)抗がん剤治療中の新型コロナウイルス感染症の予防のためのイベルメクチン服用の有用性

図:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は心筋や血管内皮細胞を直接的に傷害し(①)、さらに過剰な免疫応答によるサイトカインストームが発生すると炎症性サイトカインなどによって心臓や血管に傷害を起こす(②)。心筋や血管内皮細胞にダメージを与え、微小血管や静脈に血栓を形成し(③)、多臓器不全を引き起こして重症化する(④)。加齢や高血圧や肥満や糖尿病も心臓血管病変を促進する(⑤)。抗がん剤治療は心筋 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

756)イベルメクチンは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防と治療に有効か?

図:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)は細胞膜のACE-2と結合して細胞内に入る(①)。ウイルスはRNAを放出し、細胞のリボソームを使ってウイルスタンパク質を合成してウイルス粒子を複製する(②)。ヌクレオカプシド(N)タンパク質(③)には核局在化シグナルが含まれており、インポーチン(IMP)のα/βヘテロ二量体(IMPα/β)に結合し(④)、核膜 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

755)がん治療におけるカンナビジールとβカリオフィレンの相乗効果

図:大麻に含まれるカンナビジオールはヒスタミン受容体の5-HT1Aやペルオキシソーム増殖因子活性化受容体ガンマ(PPARγ)、TRPV(Transient Receptor Potential Vanilloid)などに作用する(①)。香辛料や大麻の精油に含まれるセスキテルペンのβ-カリオフィレンはCB2の選択的アゴニストとして作用する(②)。このような作用機序で、カンナビジ . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

754) オリンピック選手は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患しやすく、重症化しやすい?

図:運動後はその運動強度に応じて、体内の免疫機能や炎症応答に変化が起こる。30分〜45分程度のウォーキング競技では、獲得免疫(遅延型過敏症、唾液IgA分泌、T細胞機能)と自然免疫(NK細胞活性、マクロファージ機能、好中球酸化的バースト)は軽度のプラス(活性化)になるが、マラソンレースの後は、獲得免疫と自然免疫のはともに高度に低下する。炎症反応(好中球/リンパ球比、サイトカイン産生、ストレスホルモン . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

752)βカリオフィレンはカンナビノイド受容体のCB2を活性化してがん細胞を死滅する

図:香辛料やハーブや大麻草の精油に含まれるセスキテルペンの一種のβ-カリオフィレン(①)は、カンナビノイド受容体タイプ2(CB2)の選択的アゴニストとして作用する(②)。CB2の活性化は、抗炎症作用・鎮痛作用・抗不安作用・抗うつ作用・抗がん作用などを示す(③)。β-カリオフィレンは直接的な抗菌作用があり、さらにCB2受容体を介する機序以外で遺伝子発現やシグナル伝達系に作用する( . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )