恐ろしく強かったダノンプラチナ

二週続けてのディープインパクト産駒のＧ１勝利に完敗だった。直線を向いたときにブライトエンブレムと並んできたときは一瞬夢を見たが、ダノンに軽く置き去りにされていくにつれ馬券的中は諦めなければならなくなった。それにしても強い競馬だった。前夜の雨による馬場の悪化がディープ産駒の切れを削ぐのではないかと思われたが、全く関係ないような勝ちっぷりだった。これで現時点の勢力図がおぼろげに見えてきたが、今日負けた組も差は大きくなく、次回条件が変われば逆転の目も期待できるのではと思う。かなり気合を入れて勝負に行っただけに終わった時の力抜けも重たかった。

チャンピオンズカップ回顧

昨年16番人気のコパノリッキーが一番人気、昨年一番人気のホッコータルマエが二番人気で勝利した。どうもこのような感じで結果が出ている。ある意味ドラマ性があるのかも。日刊スポーツの元騎手佐藤氏の記事で興味深いことが書いてあった。中京の1800ｍダートはスタートからの3,4間歩が重要とコメントされていた。その理由はスタート地点が直線の坂からだそうだ。そういう感じで見たらベストウオーリアのつまずきもある意味スタートの失敗といえるのかも。一番人気のコパノリッキーも同様にスタートに失敗してリズムを乱していた。やはり何でも最初が肝心ということを改めて確認した。勝ったホッコーは実力通りの強い馬が強い競馬をしたことになったと思う。

嵌ったエピファネイア

勝負事は何か運が向かないと結果に繋がらないを見事に表したような結果だった。少し渋った馬場は馬力勝負のエピファネイアにプラスとなった。乗り替わりでうまく馬を御せたこと、枠に恵まれて好位置を素早く確保できたこと、それにしても圧巻の勝利だった。菊花賞も圧勝だったが、底力は相当なものと思う。レイティング一位のジャストアウエイは実力通りの結果で好走できた。勿体なかったのはハープスターだった。勝負ごとにタラレバは禁句だけど不利さえなければと思わせる差し脚だった。こちらも嵌れば突き抜ける実力を見せたと思う。次走のローテェイションは分からないけど楽しみになった。