東京競馬場はエプソムカップの頃は雨で白く煙る程だった。良馬場前提でダイワギャグニーと思っていたが、急遽変更してハクサンルドルフとしたが、もう一頭は気になるサーブルオールとした。しかし盲点はあった。直線でスマートオーディンがとった進路が全てを物語る。内は荒れて重くて、絶対的に不利になった。つまり馬券の軸は大外のサトノアーサーと道悪巧者のハクサンルドルフとすべきだった。どうしてもサーブルオールから離れられず、結果は4着で万事休す。あれだけ雨が降れば大外が荒れてなくて、結果としてアドバンテージとなった。不利な外枠が有利に働いた。やはり変化に応じて頭は柔軟にを肝に銘じたい。
ロスの多い競馬、通ったコースを考えればもっと接戦になっていいレースだった。スタートで少し出遅れ気味で位置取りが悪くなったけど、勝ったアンドリエッテとは同じような位置取りを進んでいた。このままどこに行くのか勝つための騎乗が見えなかった。見えたのは迷いの騎乗だった。結果的に外々を通っても進路は確保できず、とうとう大外をぶん回して追い上げでは着さえ厳しい結果だった。それでも0.7秒差まで追い上げているので、進路取りさえうまくいっていれば結果は違っていたのではと思う。デムーロの神騎乗とは言わないまでも、もう少し腕を上げてほしいなと思った。