勝ち方も見事だったけど、一時の不調を脱して、自在に乗れるようになってきたのではないか。やはりこの人は強い馬に乗って当たり前のように勝つのが似合っている。派手な騎乗フォームではないが馬に無理がかからず、飛ぶように走らせている感じがする。勝負事は運気が下がるとどうしても駄目になるけど、奇しくも昨年のこのレースでサダムパテックで勝ったレースで100勝を達成するところも役者の感がある。来年は大暴れするような予感がする。アンチジャイアンツは実はジャイアンツファンとの逆説があるが、実は武豊にも同じことがはまっているのではないか。調子が悪いと気になるのがその証左かもしれない。とにかく100勝は素晴らしい。
馬券はデサイファが鼻差でかわされて外れになったが、追切が絶好だっただけに仕掛けが少し遅れたのが敗因化かも。勝ったダイワファルコンは狙いすまして昨年と同じローテェイションで見事に勝った。ここで軸を間違えたのかもしれない。微妙に57.5kにハンデが抑えられていたサインを見逃してしまったようだ。要するに配当妙味も含めてこちらが軸だった。中山や福島のような小回りに適性があることを改めて教えられた。
スタート直後に絶好のポジションを確保したダイワは終始良いポジションを進んだが直線で最内を突こうとして、コパノに締められ態勢を立て直して二着を確保。それにしても勝ったトーセンラーは余裕たっぷりで、マイル路線でのG1取りに成功した。京都コースが庭の用なので阪神で同じような走りができるか見てみたい。戦前の予想では混戦模様とのことだったけど軸はすんなりダイワに決まったが、この時点でほぼダノンシャークとの一点でいいくらいの気持ちでいたので三着は痛かった。ペースはあまり厳しくなかったので、届かなかったが外を回ってきたドナウブルーやサンレイレーザー惜しいレースになった。ドナウブルーは出来もよく見えただけに残念な結果に終わった。最後に洒落で追加した色付きの名前の逆指名馬券の枠連2-3(レッドオーバルからの赤色指名で三枠を買った)が的中した。