校閲ガール 作:宮木あや子
ちょっと軽めの小説が読みたいと、
表紙の可愛らしさに少し抵抗を覚えながらも
手に取りました
非常にポップというか、読みやすくて面白かった
あまり、難しいことを考えずに
さらっと読んでしまえる、ステキな小説でありました
内容は、校閲という仕事について、
そこで働きながら、若干ステージの違う
プラダを着た悪魔的な内容で進むといった具合で
かなり都合よく、あれこれ事件が片付いていきますが、
しょーもないということはなく、
さらさらと読み進められて、楽しく読み終えられる
そんな印象をもったのであります
校閲という仕事が、なかなか面白いものでありまして
校正をするだけの仕事かと思っていたら、
校正に加えて、事実関係の確認だとか、
言い回しのチェックだとか、そういうのは編集がやるんじゃないのかと
そう思うようなことまで、きっちりやるという
そんな仕事風景が、なかなか楽しそうでありました
実際に、近しい仕事をしたことあるせいかもですが、
これはこれで楽しそうでもある
仕事に関する、少しだけ教訓めいたことも
描かれてはいるものの、
主題は、そんなことよりも、入社3年目くらいまでの女子が、
どうやって仕事をして、なんで働いているかというか、
ただ、働いている、その日常を切り取ったようであり
痛快というか、まぁ、台詞回しが面白い
そんな小説でありました
小説内で、なかなか最近の若い女の子の会話を書けないという
大御所系の小説家が出てくるのでありますが、
それはまぁ、こういうことかしらと思ったり、
実際は、いや、こんな話し方しねぇよ、
ただの口悪い女の子書いただけじゃんと
言われてしまうような気がせんでもないところ、
ともかく、気風がいいというよりは、
ひたすら、口が悪い女の子たちの、
いわゆる女の子的自意識やら、嫉妬やらを、
軽妙な台詞で散らしていくというのが
読んでいて、明るくというか、笑わせてもらったのであります
最終的に可愛いかどうかとか、
イケメンならなんでもいいとか、
そういう身も蓋もないところもよかったように
感じるのであります
ご都合主義的なラストも、
別段腹が立つとか、残念と思うようなことはなく
いい落ち方したなぁと、ぼんやり
羨ましいとは違う、ほのぼのと楽しそうに終わるので
気分転換にはすばらしい小説であったと
読後感さわやかに思うのであります
ちょっと軽めの小説が読みたいと、
表紙の可愛らしさに少し抵抗を覚えながらも
手に取りました
非常にポップというか、読みやすくて面白かった
あまり、難しいことを考えずに
さらっと読んでしまえる、ステキな小説でありました
内容は、校閲という仕事について、
そこで働きながら、若干ステージの違う
プラダを着た悪魔的な内容で進むといった具合で
かなり都合よく、あれこれ事件が片付いていきますが、
しょーもないということはなく、
さらさらと読み進められて、楽しく読み終えられる
そんな印象をもったのであります
校閲という仕事が、なかなか面白いものでありまして
校正をするだけの仕事かと思っていたら、
校正に加えて、事実関係の確認だとか、
言い回しのチェックだとか、そういうのは編集がやるんじゃないのかと
そう思うようなことまで、きっちりやるという
そんな仕事風景が、なかなか楽しそうでありました
実際に、近しい仕事をしたことあるせいかもですが、
これはこれで楽しそうでもある
仕事に関する、少しだけ教訓めいたことも
描かれてはいるものの、
主題は、そんなことよりも、入社3年目くらいまでの女子が、
どうやって仕事をして、なんで働いているかというか、
ただ、働いている、その日常を切り取ったようであり
痛快というか、まぁ、台詞回しが面白い
そんな小説でありました
小説内で、なかなか最近の若い女の子の会話を書けないという
大御所系の小説家が出てくるのでありますが、
それはまぁ、こういうことかしらと思ったり、
実際は、いや、こんな話し方しねぇよ、
ただの口悪い女の子書いただけじゃんと
言われてしまうような気がせんでもないところ、
ともかく、気風がいいというよりは、
ひたすら、口が悪い女の子たちの、
いわゆる女の子的自意識やら、嫉妬やらを、
軽妙な台詞で散らしていくというのが
読んでいて、明るくというか、笑わせてもらったのであります
最終的に可愛いかどうかとか、
イケメンならなんでもいいとか、
そういう身も蓋もないところもよかったように
感じるのであります
ご都合主義的なラストも、
別段腹が立つとか、残念と思うようなことはなく
いい落ち方したなぁと、ぼんやり
羨ましいとは違う、ほのぼのと楽しそうに終わるので
気分転換にはすばらしい小説であったと
読後感さわやかに思うのであります