CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

平清盛  忠と孝のはざまで

2012-11-04 20:45:54 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」
今回は、今まででベストのできばえだったんじゃないか?
これは、凄い面白いとかじゃなくて、感動だった
そんな風に、固唾を呑んで見守ってしまいました

題名のとおりで、まぁ、今までもそうだったし
今回もその延長の、しいていえば仕舞いのそれで、
はかなくも重盛が死ぬのかねぇなんて
なめてみてましたが、びっくり
仕舞いだったけど、あれは見事、すげぇ
超すげぇ、マジすげぇ(語彙が貧相)
あまりの面白さというか、内容のよさに
声も出ない感じでありました

作り方も小にくいというか、よくできてて
序盤で、重盛のそれのジャブを打っておきつつ
中盤で源氏の勃興を描く、ここがまた凄くよく効いてて
今日だけみたら「源氏」とかいうタイトルの
新しいドラマの第三話くらいの雰囲気でありました
頼朝と政子の感じは、本当、時政も含めて
一つの時代を開いたといったそれの始まりとして
すごくよくできたシーンだったと感心
また、その裏で、義経の元服と母との別れとか
いや、いいシーンばっかりだな
清盛は源氏が出てくると面白いなとか
いつもどおりの感想を抱いておったわけですが、

後半というか、もう終盤、重盛の慟哭というか
あの様子からの魂の叫びには
思わず涙がこぼれてしまった、泣いた泣いた
すげぇ泣いてしまった、なんという哀れ、あれが哀れかと
目の当たりにさせてもらった
凄い、すばらしいことこのうえない
そんな大興奮だったわけであります

忠なれば孝ならず
孝なれば忠ならず
ここに進退窮まれり

なんか近しい言葉があるとは聞いていたんですが
それまでから考えると、あれだけ時代がかった表現は
不可思議にうつっても仕方ないはずなのに
その言葉がまた、ものすごく切ないというか
重盛のまじめさなんかも浮き彫りにした按配でよかった
大変よかった

そして、それを自分のなすがままに追いやった清盛もよかった、
気づいたら物の怪の血が騒いでいるという
あの表現のとおり、普通に走っているつもりが
気づいたら暴走という表現にあてはまってしまった
それまでと、なんら変わらないはずなのにという
世間とのギャップみたいなのも出ててよかった
これでドラマとしてどうだとか言われたら、
本当、どうしようもねぇ
これは見事に、大河ドラマだからできる
人物の人生における変化をとかなんとか

ともかく、感動と感激に打たれて
たまらぬまま、興奮をとどめおきたく
メモっておくのであります
面白かった、これはよかった