CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

東洋陶磁 珠玉の名品を訪ねて

2012-03-22 00:03:16 | 陶磁器を探す旅と名物
関西方面だけの放送だったようですが、
東洋陶磁博物館の珠玉の名品を紹介する
素敵すぎる番組を先日やっていましたので
のっそり、感想文であります

一度、安宅英一の眼展で、当館をおとなったことがありましたが、
そのすごさに腰を抜かしたというか、
まだ陶磁器というのをよく理解していなかった自分ですら、
ああ、これはすげぇと圧倒された、そんなすごい物たちが
ずらり、ハイビジョンで紹介だったのであります
そして、そのうちレビウしようと思ってんですが、
この安宅英一に仕えた伊藤さんという
美の猟犬がいてまして、その人の本も読んでいると
まぁ、ともかく、あれこれと目をつけている
ナイスなタイミングでやっていたのでありました

内容は、珠玉の名品のうちから
特にずば抜けてすげぇものというのを取り上げて
そのもともとの生産地、現在、そして価値といったところを
ねっちりと特集する
特にこれと、あれこれタレントを呼んでどうこうするわけでなく
淡々と品を紹介するという、きわめて優れた番組であったのが
一番の驚きであります
この放送、完全に向けている層が違う、違いすぎる
大丈夫か関西テレビ

そんな玄人好みといっていいのか、視聴者にやさしくないつくりのなか
「跳青磁花生」「耀変天目」「五彩大皿」
このあたりの名品中の名品が、ずらり紹介されていました
名前が若干ずつ違う気がしますが、気にしてはいけない
ともかくすごいものが、すごいというのが伝わるように作られていたのが大切なのだ

そんなわけで、今回紹介されたのは
宋代のそれが多く、いわゆる、中国陶磁ばっかりでありまして、
侮れずというか、その真価が発揮される韓国白磁なんかは
あんまり出てこなかったのが残念でありましたけども
大変よい番組でありました

そんなわけで、そのすごさうんぬんよりも
眼で、その実物を画面ごしとはいえ
しっかり見せてもらえたというのが素敵でありまして
眼福確かな、全国でというか、NHKあたりでやりゃぁいいのにと思うような
惜しい番組でありましたと
書いておくのでありました
また、実物見にいくかなぁ