CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

ドラマ  運命の人

2012-03-20 16:43:50 | ドラマ映画テレビ感想
先日最終回を迎えました「運命の人」
しっかり視聴していました
あの、山崎豊子原作ということで
いやおうなしに期待が高まってという感じでした

終わってみての感想としては、
「あれ、こんなもんか」
そんな具合であります
テーマのせいなのか、なんというか、
端々から残念な感じが昇ったといったらいいのか、
出てくるキャストとかみんなよかったし、
演技は見事だったという感想なんですが
どうにも、そんなにひきつけられて面白かったと
そんな感じではなかったのでありました

沖縄の密約問題という、非常に面白いテーマで
この時期にこれをもってきたのは、それなりに
毎日新聞という前進が何かしらを思ったうえで、
TBSから仕掛けたのかなぁと思うような
最終回翌日に、秘匿文書にかかわる法案が提出だったか
通っただったかしたというのに
あれこれと考えさせられるのであります

とはいえ、話の序盤にあった、販売部長の
インテリばかりが読むものではないという
思想というか、信念と実際との剥離みたいなのを
ここにも感じるなぁとそういう感想を抱いたらいいのか
そういうんじゃなくて、ただのスキャンダルをなぞっただけの
人間模様を見たらよかったのかと
どっちにしろ、何かしら、今までの作品とは
パワーが違うような感じを受け取るのでありました

内容が、国家権力との戦いというところだったように見えるんだが、
実際はその尻尾をまったくつかめなかったということか、
どうにもうやむやだったという感じばっかりで
なんともかんともであります
最後に沖縄にいきというくだりにおいては、
沖縄戦の話でちょっと、盛り過ぎだろうと
眉をひそめるような台詞もいくつか見られたあたりも
残念でならないところなんですが、
弓成としては、目の当たりにした基地のある沖縄と
それまで追い求めていた政府密約とのギャップというか、
本当の意味で、何が真実で、どのために
何をもって戦ったのかというのが
いちおうは決着を見たような描かれ方だったように
見られたんですけども、なんというか、面白くなかったなぁと
そんな感想だったのであります

しかし、それはおいといて、
最近も闊達でいらっしゃる、ナベツネさんだとか、
三宅さんだとかの若い頃、その当時とその新聞というものが
しっかりかどうかはともかく、物語として見えたのは
大変面白かったところでありまして、
またひとつ、見聞というほどではありませんが、
目が開いたように思われるのは楽しいのであります
西山事件というそれ自体に触れるきっかけを作ってくれたと
そんな意味で、よかったと思う
なんというか、それをもっとリアルに体感していたら
違った見方ができたのかなと残念に思ったりしつつ
とりあえず見終わったということだけ
記しておくのでありましたとさ