CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

平清盛  もののけの涙

2012-03-18 20:46:30 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「平清盛」
今週はちゃんと本放送で視聴完了です

さて、朝廷のあれこれも楽しいところでありましたが、
今回は、清盛の妻に関するところで終始
あとは、次の段階の準備フェーズ
あるいは前回の後片付けフェーズといったところ
個人的には、崇徳帝がやがて怨霊化するであろうといった
怨嗟に満ちた感じがステキで
あんな簡単に騙されたわけじゃないんだろうけど、
陰謀にやられたというのが容易に想像できる
そんな残酷な結末に目を見張った次第であります

特筆するでもありませんが、
唐突に反省モードに入った璋子さまの
痛々しさというか、なんというかな、その姿すらも
誰かを傷つけずにいられないという
いい子ちゃんポジションに、ほとほと感心するのであります
なんと申しますか、鳥羽院の気持ちもわからんでもない、
あれはいじめたくなる(変態か)

そういうわけで、なんのための反省なのか
もうちょっとずれてきた感じがまたステキすぎるという具合のなか、
それを尻目にとうとう国母となった得子の独断
なぜか、小物という印象がぬぐえないところですが、
あの怨嗟人形のあたりはステキでありましたね
あれは、彼女への怨嗟でないという種明かしされてましたが、
陥れるというだけでなく、たぶんあれを使って
得子が、璋子あたりを呪ってたんじゃないかな
そう思うほどにしっかり呪詛まれていたのが
ステキすぎてたまらん

そんな暗黒状態がまだまだ続くといったなか
主人公サイドも大変で、唐突に仲のよかった嫁ちゃんが死ぬという
かわいそうイベントが発生
それに伴って、あらぶる心を乱し続けるというか
ナレーションに頼るまでもなく、あのうろたえからくる
常軌を逸したかのような振る舞いはよかったと思います
これまで、破天荒というのを悪ぶっているという具合で
見せていたそれが、強訴に近いそれを用いたというので
なかなか見所のある、そして
それを冷たく見守る父上の視線とがあいまって
非常によかったと思われるのでありました

ま、そういったこともあったねぇという具合でして、
本当に目を奪われたというか、面白かったと思った部分は
やっぱり今回も、週刊源氏通信というところ
知らないうちにというか、通信がくるたびに
少しずつ事態が好転しているというか
山賊として風格を備えつつあるところがたまらなかったが
今回の接収のあたりは、どこの極道さんだろうかねと
クビを傾げたくなるような凄まじさで
大変面白かった、あれは凄い、そうだ
あれこそ坂東であって、坂東の覇者源氏だ
戦国時代の九州を見てるみたいで
ステキだなぁと感じ入るのでありました

あとは、それをうけての、源氏本宅でのツンデレ騒ぎ
あの駄目親父の意味のないフォローとか
ずいぶんほのぼのでもないが
笑わせてもらったと、楽しくて仕方ないのでありました
関東で暴れまわって子供作って帰ってくるって
凄いな、それに求婚するんだろうかな
するんだろうな、頼朝の母だしなぁ
そっちが凄い楽しみになってきた昨今ですが

早いところフカキョンとくっついて
とっとと時代フェーズを進めてほしいと願うのであります