CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

平清盛  ふたりのはみだし者

2012-03-10 13:51:28 | NHK大河ドラマ感想
ちょっと立て込んでいて、一週遅れてしまいました
NHK大河ドラマ「平清盛」再放送で視聴完了です
相当に面白かったと聞いていたので楽しみに見たのですが、
いや、うわさにたがわぬ面白さ
これを、当日に見られず、そのときのネットの感想を読めなかったのが
残念で仕方ないところであります

話は、王家がこんなに怖いところだよと
それを前面に伝えつつ、西行の破綻フラグ立て
なによりも、後白河の登場という
まぁ、目白押しすぎてたまらんという具合でありました
特に、後白河については、あのキャラ立てが
優れすぎているというか、ちょっと、いかんだろう
清盛が迫力不足に見えてしまうというのが
不安になるほどでありました
あれは凄い、なんだあの狂気、まさに狂気

自由奔放といういい字面の話が、
演技によって体現されて、まったく別物というか
身勝手とか、わがままとか、そういった
赤子の鳴き声であるそれのようでもあり、
もっと罪深くて黒く、怪しげなものであるといった
そのまさにドラマだから表現できたというような
言葉に尽くせぬおぞましいものが見られて
大変楽しかったのでありました

宴の模様から、その後にいたる
璋子様のお話も抜群で、あの璋子様の悲劇性というか、
なんというかな、鳥羽院のいわんとするところは
とてもよくわかるけども、
それは性癖ではないのかというような、あの感じ
昼ドラをより一層、暗くしたかのような展開に
ちょっとめまいを覚えるほど面白く思えたというのでありました
壇れいさんが綺麗すぎて、また、もう
すごいキャラ映えするのな、あれは凄い、ひどく凄い
何言ってんだかわかんないけど、とても堪能できたのでありました

その弱った心に忍び寄る西行の
天然ジゴロっぷりも凄かったのでありますが
何気に、藤原摂関家の連中の腹も見えてきて
なんというか、とても楽しくて仕方ない
これからも見逃せないと思いつつ
明日も見られないのが残念で仕方ないのでありました

それはそうと、源氏が木登り競争している間に
用心棒として雇われるというくだりは、
なんか、冒険ものとして面白い話だよなと感じたりもするものの
郎党1人のそれが、どこまで働けるのかしらと
不思議に思ったりしたのであります
あれはあれで、ダイジェストにて源氏の興隆を描くんでしょう
楽しみであります