CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~風の水琴~

2008-12-01 21:30:19 | 陶磁器を探す旅と名物
信楽で発見しました、大名物にはなれないだろう
だが、その心意気は大好きだ
そういう物体であります

風の水琴 洞夢

そういう商品名だったと思います
確か10万円くらい
高価い、凄く高価い

そんなことを思ったんですが、心を捕らえて離しませんでした
なんというか、別段大した物体でもないのです
仕組みも、いたって単純というか、なるほどなぁと
思う程度のものなのです
おそらく、量産してないからこの値段という
ソニーの実験機器みたいなのに近いのです

水琴窟という素晴らしい発明があります
小堀遠州が作ったとか言われておりますが
先日わたくし、京都の某所で初めてその物体に触れたというか
その音を聞いてきたのでありますが
あれはすごい、反響とか、そういうことはよくわかるんだが
そんな言葉では当然言い表せない
素晴らしい音が、広がるというか、囁くように産まれる
あんな物体すげぇな、欲しいかもだなと
思ったくらいなのでありました

その興奮さめやらぬ内に出会ったのが
この器械でありました、外観は信楽焼であります
なんというか、外灯として、最近流行りの
ポール型のそれなのですが、中に
どうやら長い筒状の金属が入っておりまして
それが、ゆっくりと揺れて、触れ合った時に

ほわんわんわんわん

と、まぁ、確かに水琴窟みたいな音をたてるわけです
よく実験したんだろうな、確かに似ているとか
ちょっとだけ思った、そういう物体でありました
これが、売り出し中だからなのか、結構
信楽の大きな陶器屋さんには置いてありまして
どこいっても似たような音がなっておるわけです
なかなかよいな

と、まぁ、思っておったのでありますが
これは書いてよいのかどうか、いや
説明書とか見てないからひょっとしたら改善できるかもですけど
音がでかい、正直、家というか部屋では無理だ
なんというか、大きな、せめて喫茶店みたいな空間じゃないと
あの大きな音は耳障りで仕方ないだろう

水琴窟のよいところは、あの
聞こえるかどうかわからないくらいの囁く音だと
個人的に思うのだが
似ているだけで、やたらめっぽう五月蠅いようでは
ちょっとどうかしら、まだ改良の余地があるんじゃないか
偉そうに思ったが、なんだろうか頑張って欲しい

と、つと思ったのですが
どこの店も外に置いてあったところを見ると
庭に置いておくものなのかもしれない
そりゃ、水琴窟なんだから当たり前なのではとも
思ったり考えたりしながら
少なくとも、我が家にはこないと思うのでありました

信楽はトリッキーな発明が多くて
とても和むのであります
愛という文字が浮かぶビールジョッキとか
今後も頑張っていただきたいとか
偉そうに書き連ねておきます