CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

椿三十郎

2008-12-29 18:55:23 | ドラマ映画テレビ感想
平成版と呼んだらいいのか、椿三十郎のリメイクバージョンを
テレビでちゃっかり見てしまいました
時代劇に飢えていたとはいえ、なんだろうか
うむぅ

さて、うなるというか、首をひねるというか
なんといったらいいのか、形容しがたい感想を抱いたわけですが
それなりに面白かったのであります
特に殺陣シーンは凝ってたし、ステキな立ち回りで
疲れまくるところとか、切れが悪くなって
強引に断ち切るあたりとかが、ああ、いいなぁと
にやにやしてしまうくらいだったのでありますところ
ただ、旧作は圧倒的というか
もっと凄かったというお話、見ていない私が
なにこれと語るのは恥ずかしい話でございますが
ともあれ、殴りつけるところと、すぐさま切り捨てるあたりは
好感だわと思ったのであります

内容は、なんというのか
よくまー、あんなに情けない侍を集めたものだという
若侍衆の頼りなさっぷりが見事だったのと
エキストラというか、凄い数の人間動員してるのが
半端無ぇなとびっくりしたのがインパクトポイントでありました(なんだ)

見所をぐっと絞って見てみると
やっぱり殺陣のところになるわけですが、
前を歩いている侍の長い方を後ろからひっぱって、
体勢を崩したところですぐにしとめ、
そのまま抜き放って、後ろの二人を切り捨てる
このあたりがステキでよかったのであります
もっとも、旧作の同様のシーンについては
さらに凄いというか、もはや悪鬼羅刹のそれとしか思えない
すさまじいスピードだったので並べるのはよしておきます

さて、内容は、そんな簡単にあれこれ
ひっかかるわけがなかろうと、そういう具合なんだが
そういうのは全部目をつぶって受け流すものとして
ただただ、最後の殺陣に繋がるのでありました
調べてみましたら、ここ以外は
ほぼ全て、旧作と同じなんだそうで
ここの新作殺陣はなかなか面白かったのであります

評判が悪い手法だったようでありますが
個人的には、どういうやり取りでああなるのかが
スローで見直せたのは素晴らしいなと思ったんだが
お互いが抜いて、すぐに組み手となって
なんか柳生っぽい刀の奪い合いをしながら
最終的にすさまじい抜き放ちで収束という具合
右手で柄を握り、左腕を棟に当てて剣速をあげるんだそうで
このあたりは、かの有名な
旧作の居合いをモチーフとしててよかったのであります
動きがあるから、旧作のあれとは別ものだし
まぁ、新しい殺陣が見られただけでモウケモノだったので
よろしいのでありました

と、まぁ、散発的な感想でありますが
殺陣については、それなりに見てて面白かったので
よろしいなぁと思ったのであります
近くに立ち会っての殺陣ってのは
斬新というか、見ていて面白いんだなぁと思った
お互いが充分すぎる間合いってのは
駆け引き的にも見てて面白いし、ああいうチャンバラを
また見たいと思ったのでございましたとさ