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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

2013年 常滑焼まつり

2013-08-28 20:45:08 | 陶磁器を探す旅と名物
今年もいってまいりました「常滑焼まつり」
もう、いいかななんて思ってましたが
機会があれば、ついつい行ってしまうものであります
なんだかんだ、見てきて楽しかったので
また、もさっとメモっておく次第

ただ、私の盛り上がりとは違って、
なんとなし出店が少なく、ちょっとこじんまりでありました
何が影響していたのかわかりませんが、
ちょっと出ている人数も少なかったし
なによりも、出入りの人数が少なかった
もっとも、午後から夜にかけてはかなりの人数だったそうで
朝から、夜へと人気が移ったのかしらとも
思うのでありました
もっとも、おかげで、午前中にかなり充実して
見てまわれたのであります

毎年同じところばかりを見てしまうのでありますが
今年も、彫り物や、絵付けなんかの美品を
ありがたく見せていただいたり
高校生による、格安の販売についつい突き動かされたりと
なかなか楽しいものでありました

今回については、そんなことも思っていたのですが
陶器とは全然関係なく、企業ブースの賑わいに注目しました
名鉄、JAL、ANAといった企業が
3階で出店を出しているのですが
それぞれが、なかなか面白いグッズを販売しておりまして
多分、こういうコレクターがいるんだろうなと
ついつい目を細めてしまうような
キーホルダーだとか、ボールペンだとかを見ていたのでありました
個人的には、ドマイナーな駅名のキーホルダに心奪われるというか
マイナーというと失礼なんだが
自分になじみ深い常滑線界隈のそれぞれは
なんというか、手が伸びてしまいそうになるのでありました
市内にしても、豊田本町とか
また絶妙なセレクトぶりだなと感心してしまった

ANAでは、機内食用なのか、
ANAのロゴのはいった、小さい器がいくつか出ていて
これがなかなか、値段の割りに安い、とてつもなくよい
そんなわけで、うちの母なんぞが
えらい気に入って買っていたのでありますが
そういう主婦層というか、そこそこに
異常な人気を博しておりました

ところ変わって、セラモールも賑わいよろしく
日ごろ手を出しづらい高級陶器にも
ついつい手を伸ばしつつ、今年は
中央の公園に山野草コーナーが出来ていて
じっくり見てまわったり楽しんだのであります

同日、名古屋でど真ん中祭をやっていたそうなので
それに人手を食われたんだろうかと考えたり、
さりとて、客層がまったくかぶらんだろうと
思ったりと、あれこれ常滑の未来を気にかけたりしているのでありました
偉そうだなぁ

京都 五条陶器祭り 2013

2013-08-20 20:41:06 | 陶磁器を探す旅と名物
今年はもういいんじゃないかな
そんなことを毎回思っているような気がしますが、
なんだかんだ、今年も行ってまいりました
京都茶碗坂の陶器祭り
凄い暑いけど、凄い面白かった、そして
油断していると、無茶苦茶雨降ってきた

そんな按配でして、夜の部で
ちょろっとばかし見たという具合なので
偉そうなレビウも書けないところ
さりとて、見てきてみれば、
なんだかんだと面白い器があるものだと
今回一点いいなと思ったのも得たので
まずまずだったと思うのであります
いや、縁がなくて買えなかったんですが、
この買えないという経験が、また
陶器祭りっぽいよなとか、通ぶるわけです

毎年と同じく南側から始まって
いわゆる新進気鋭の若手作家を含む、
一品もの空間を楽しみ
今回は、竹筒のように見える素敵すぎる器があって
内側が漆のような色合いで、なんというか
あれはすばらしかったと思うのであります
これが手に入らなかったのでありますが
まだまだ、そろそろ陶器はいいかなと思っていても、
これはほしいと思うようなものが
ぽろりと出てくるのが
陶器祭りのステキなところでありますね
願わくば、別の会場で会えますように

イベントとしては、特になんの変化もなく、
いつものとおり、北側のいつもじゃ入れないような
陶器屋に入って、高そうなそれを
眼福よろしく見てくるといったことを続け
清水焼のよいやつを、やっぱり高いねなんて
今年も確認する作業を繰り返すと
まあ、そんな按配だったのでありますけども

来年も、こんな調子で見にいくんだろうなと
うろうろ思うのでありましたとさ

祇園祭 山鉾

2013-07-25 21:04:49 | 陶磁器を探す旅と名物
京都近くに住まい、早10年を過ぎるというのに
祇園祭って、一回くらいしか行ってなくね?
そんなことに反省したというか、
まぁ、一回行ったら、もう二回も行かなくていいよ、
なんだよあの混雑っぷり、イモ洗いだよ、蒸し暑いよ
という感想を抱くわけで、
なかなかいくことなかったんですが、
今年、久しぶりに山鉾を見てきました
巡行は平日でしたので、宵々山が休みということもあって
もっさり昼の山鉾を見てきました

話に聞いてはいたものの
実際を見るのは初めてという具合でありまして、
ああ、そうか、明るいとこんな感じなのかと
いつも見る、薄明るいというか、不思議な闇に浮かぶ
赤い提灯という風情とは、まったく異なりまして
青空に刺さるように伸びる鉾それぞれは
雄雄しくもあり、近づいてみると、
なかなかに立派なこしらえというか
凄い細工やら、絨毯やらで見事でありました
まぁ、青空といいながら、最近流行りのゲリラ豪雨に
難儀を強いられもしたのでありますが
なかなかどうして、面白かったのであります

結構がんばって歩きまして、
今回、多分全部の山鉾を見てまわったのであります
うわさに聞いていた、蟷螂山のカマキリだとか、
鉾にではなく、展示となっていた
橋弁慶山だとかもなかなかに見ごたえがあり
たっぷり堪能、おお、京都に来たという感じがする、すげぇ

そんな具合で、昼くらいから大層な混雑ぶりでありましたが、
それでも、この時期は粽を買うと鉾に乗せてもらえるだとか
いろいろイベントもあるんだなと横目に
各山鉾近くの展示品なんかを眺めてまわって
すっかり京都おのぼりをしたのでありました

なんだかんだ、やっぱり京都というのは凄いなと
改めて思い知らされて、なんとなし
ガイジンさんをバカにできないねなんて
恥ずかしくも、ちょいちょいテンションを上げてしまうのでありました
だって、長刀鉾とかかっこいいんだもん
あれに雷とか落ちないのはなんでなんだろうな

徳興山 建中寺

2013-05-08 21:18:01 | 陶磁器を探す旅と名物
先日、名古屋城やら、徳川美術館やらと
個人的に楽しんできたのでありますが
その際に、近所にあった、このお寺さんに寄ってきたので
そのことをまずメモっておくのであります

なんと尾張徳川家の菩提寺
こんな凄いお寺が、しれっと建ってたのが驚き
たまたま、道に迷って入った先にあったのですが
まあ、凄いお寺でありました

いや、凄いと書いたものの、実際はこじんまりというか、
京都のでっかい何某よりは小さいのであります
多分、金山の東別院よりも小さいんじゃないかな
そう思うのでありますが、そんなのは瑣末なことであります
いや、むしろ、その凝縮された凄みみたいなのに
恐れおののいたのでありました

まず、大きな門をくぐって、本堂その他が見渡せるのでありますが
一番最初に目に入るのが、なんかわからんが
ここは台湾じゃないのかと思うほど精緻精巧に作られた
大きな灯篭であります
龍をかたどってあるのですが、まぁこの柱というか、
灯篭の精密さに恐れ入るのであります
正直、あの灯篭だけで、あれ?ここ凄いんじゃないかと
冷や汗みたいなのを感じるほどでありました
なんかわからんが、ともかく凄い

そして、本堂であります
ここも、ぱっと見た感じだと、ちょっと大きいお寺という感じですが
目を凝らすと、そこかしこというか、装備が豪華すぎて驚く
まず瓦、瓦のなんという部分かわかりませんが、そこかしこの細工が
絶妙巧妙すぎて凄い、七宝紋をあしらった屋根部分も凄いが、
細かな細工の施されたいくつかの物体が飾ってあって、
正直、しゃちほこでも載せたら城に見えるというほどのできばえ
そして、欄間などにかかる、彫刻細工も絶妙絶技であります
ともかく凄いよいものを見たと思える
凄まじいできばえ

さらにサイドに回りますと、懸魚(げきょ)が凄まじい、
ここを見て、これは城だと確信したほどであります
見事なそれが貼り付けられてんだが、
銅張りだったと見えて、見事に青錆がのってえもいわれぬ感じ
あっけにとられたのでありました
その他にも、彫刻飾りに、シャチと思わしき物体もあったり、
隣の離れのような建築物も、並大抵ではない
そこかしこに、葵のご紋をあしらったものでして
まあ、ありがたすぎてびっくり
さすがお殿様の菩提寺という体でありました

中身も絢爛豪華でありましたが
もう正直、目が疲れたというほどのそれこれ
鐘楼とか、大門とか山門とか、
いろいろあったんですが
ともかく、あまりの豪壮さに腰を抜かしたのでありましたとさ
地方の小大名がいた地域をまわって、
その菩提寺をめぐる旅をしたら
すげぇ面白いんじゃないかと
目がさめるような、ステキ体験をメモるのでありましたとさ

NHK放送博物館

2013-04-16 19:50:48 | 陶磁器を探す旅と名物
テーマパークじゃない気がせんでもないですが、
先日、東京までぶらり行く用事がありましたので
せっかくなのでと、わざわざ虎ノ門までいって
NHK放送博物館を見てきました

やばい、超楽しい場所だった

関西じゃ、まだ桜はおろか、寒さに凍えていた時分でしたが、
東京は案外というか、ずいぶんと暖かくて、
この放送博物館付近も、桜が8分咲きといったところで
実にすばらしいことこの上なかったのですが
それはそれ、これはこれ
愛宕山の山頂(といっていいのか)にある、
その小高い場所から、なんというかな
とても楽しめたお話を少し書いておくのであります

日本のラジオ放送が本格的に始められたのが、
この博物館のある愛宕山というところだったようで
それにちなんで、建築されている様子でありました
内容は、NHKというではなく、
日本における放送の歴史みたいなのをあれこれと
展示、説明しているというわけで、
なんというかな、社会見学的な内容で
おっさんになってから行くとこの上なく楽しいのでありました

そんな歴史的なそれでありながらも、
日本の放送=NHKといっても過言ではなかろうと
そんなわけで、とりもなおさずNHK放送の歴史も
ちらほらというか、山盛り展示されておりまして、
歴代の大河ドラマや朝ドラマはもちろんのこと、
ラジオ放送で、様々に人気を博したという、
聞いたこともないような番組なんかのことも
非常に詳しく展示されております

さらには、懐かしのピッコロ、ポロリとかの着ぐるみが展示、
多分あれは本物なんだろうと思わず息を呑んだのであります
その他にも、ひょっこりひょうたん島の本物の人形だとか、
そういったマニアにもたまらん逸品が山盛り展示
否が応にも盛り上がってしまうのでありました

その他、玉音放送を生(?)で聞けるコーナーだとか、
226事件のときの放送だとか、
歴史として認識しているそれに、じかに触れられるというか
凄いなこれ本当にもうと、たまらんのでありました
その他、歴代のテレビカメラだとか、
放送技術の紹介、効果音を出す小道具だとか
いろいろと面白いものを見つつ、
最終的には、アーカイブや図書館があったり、
大河ドラマの撮影衣装が展示してあったりと
まあ本当、3時間くらいは余裕で遊べるなという
凄まじく面白いところだったのでありました

また時間と機会があれば
ぜひとも行きたいと思ったりしながら、
おじいさんおばあさんの出現率が高く
何か、受ける年齢層が違うのかもしれないとも
少しばかり思うのでありました

面白かったからいいんだけどもさね

彦根城ふたたび

2013-01-16 21:09:22 | 陶磁器を探す旅と名物
2年ぶりくらいに、彦根城にいってきました
今回は、城と博物館とどっちもしっかり見てきたのであります

で、まぁ、前回見たのと、当然変わっているわけもないので、
名物やそのほかについては、
やっぱり赤備えはかっこいいなぁとか、
井伊直弼の茶道具は立派だなぁとか
そんなことを思ったりしたわけであります

で、それはそれとして、
今回、一番違ったことというか、
そう、あのひこにゃんに会ったのであります

彦根のにゃんここと、ひこにゃん

以前から人気があるとも聞いておりましたし、
テレビで何度も見たのでだいたい知ってる
そんな感じでありましたが
今回、初めて生で見て驚いた

こいつぁ、かわいい

恥ずかしいことに、おっさんでもそう思わされるほど
見事に出来上がった造詣というか造作というか、
ともかくすばらしい生き物
これは凄い、これは人気でる
そう納得しながら、気づいたら、ぱしゃぱしゃと
写真なんぞ撮ったりして楽しんでいたのでありますが
今回、会ってというか、ひこにゃんのシステムに触れて
とてつもなく驚いたのでありますが

まるでアイドルのようだ

というわけでありまして、握手会ならぬ
写真会みたいなのがありまして、
博物館のホールに50人くらいで詰め込まれると
ステージのうえに、ひこにゃんがやってきて、
ともかく愛嬌をふりまくりまくる
ああ、凄い、こなれてる(酷いなぁ)
そして、すばやく動くわけではなく、
シャッタースピードを考慮してか、ゆっくり動いて
また、あますことなく、いろいろな方面にキメ顔を見せてと
まぁ、凄い凄い、よくやるよくやる
よくできている会だなこれわ

そんなわけで、一緒に並んだり触ったりはできないものの
ステージをみて、気づいたら大満足していたと
彦根のアイドルに魅了されたのでありました
しかし、あれは本当、女性に人気ありますね
きゃーとか言われてるのを見て
これが人気者というものかと
感じ入ったのであります

野村美術館 平静24年秋季特別展 茶の湯名碗展

2012-11-26 21:46:44 | 陶磁器を探す旅と名物
毎年なんだかんだと見ている気がします
野村美術館の秋季特別展をふらり、
雨の京都に見に行ってまいりました、
もう、南禅寺なんて大嫌いだ、なんだあの観光客の多さわ

さて、そんな南禅寺を車で素通りして到着といった具合でしたが、
今まで、一度たりとも自分以外の駐車車両を見たことなかったのに
この日に限って満員ということで、
なんとか空いた隙間にいれることができたものの
やはり、茶碗の名品となると人気が違うなんて
見当違いなことを思ったりしながら見たのであります

内容は、いつものとおり、野村美術館が所蔵するあれこれを
しれっと並べてあるという展覧会であります
なんてことはないというか、この日の目的は、
志野の名碗「横雲」を見たいというただそれだったのです
あった、すげぇ、やっぱ迫力が違う
思わず、息をするのを忘れたと、そんな魅力を
さんざんぱら堪能

その他にもといってはあれですが、
おそらく、本当の目玉としては、一番に展示してあった、
長次郎 黒茶碗「おそらく」であったでしょうか、
あれも凄かったです、なんというかな、
まったく触ることができないんですが、
見ているだけで、こんな感じだなと、思わず掌を作ってしまう
すっと手になじむ感じを幻視するとか
やや、危なげな鑑賞をしたわけですが
眼福眼福でありました、すばらしい、鼻息が荒い

その他にも、驚いたのが、
乾山の絵茶碗と、古織ゆかりらしき暦絵茶碗
どちらも精緻とは違うけども、ごちゃっとした感じ、
丹精だけど、お高くとまってないといった
そういう感想を抱くような、ほんわかした形というか景色に
感激したのでありました
いや、あれはよいものでありました
特に古織のほうのは、直筆だとかうわさされるよれよれした字といい、
なんというか、漫画を思い起こさせるに十分な
ステキ茶碗でありました

あとは、何度目かの大天目と本願寺井戸、
樂家で見たのと違う、光悦の茶碗とか
やっぱりすげぇな、この展示だけでどんだけ目が肥えるんだと
一人でぐるぐる、何週もまわっていたのでありました
非常によかった

その勢いのまま、常設というか別展示を見ましたところ
ある作家さんの個展が催されていまして、
こちらも非常によかった、そして、こちらを見るために
いっぱい車がきてたんだと、自分の早合点を恥ずかしがったりしつつ、
昔のものもよいけども、今また焼かれていくそれこれもすばらしい

最近考えさせられる、常に時代は動いていき、
次々新しくなり、古くは失われていくという
それをまざまざ見たような
なんかセンチな気分にもなったのであります
非常によかった
内容も濃いんだけど、ふと考えると、ちょっと少なく感じてしまうのです
あれだけのものは、茶室でそっと見せてもらうといいんだろうな

しがらきやきⅡ 大西忠左と勅旨の名工たち

2012-10-15 22:15:15 | 陶磁器を探す旅と名物
今年もいってきた「信楽焼祭」
まぁ、祭のほうは例年どおりというか、
陶芸の森の技術展示もあんまり代わり映えしなかったから
残念でありましたが、それはそれ、
若手作家さんのあれこれを見るのは
大変面白いものでありまして、たっぷり堪能したのであります

それはそれとして、久しぶりに陶芸の森の陶芸館にいきまして、
そこでやっておりましたタイトルの内容
「しがらきやきⅡ」を見てきたのでありました

勅旨という信楽のある地域にて、小物というか、
細かい手仕事の陶器があるということを
展示で見せるという内容でありまして
特にそこの名工に数えられる「大西忠左」
その人の作品それこれを見てきたのであります

細かい仕事というのも一つ見所としてありましたが、
その精力あふれるというか、挑戦しているという姿勢、
作品群の多様さに結構感心というか、感激したのでありました

特にこの人が作ったというわけでもないんでしょうが、
伊羅保釉という、聞いたこともなかったそれで、
いくつかの作陶が見られましたが、
それよりも、いかに裏漏りしない急須を作るかと
その注ぎ口の形や、創り方に相当の尽力をされたんだそうで、
お湯さしというか、急須なんだろうけど、
俺の頭はおろか、でんすけスイカくらいの大きさがあるそれに、
常滑急須の小さいやつみたいな注ぎ口がついてて、
実際の注いでいる動画によれば、確かに漏れない、すげぇ、
あんなでかいのに、ちゃんとお茶出てる(そこか)

そんなことを感心しながら、
あひる口ならぬ、ペリカン口なる注ぎ口やら
あれこれ出てきて大変楽しかったのでありました

ミニチュアの置物でも、ちゃんと水が出るように創ったりとか
根っからの職人というか、作り手のようでして、
こだわったそれこれがいくつも出てきて
凄い人だなと、年齢とか関係なく
挑戦を続けるという姿勢が
まさに作品から伝わるという恐ろしいことで
心の底から感動したとは
こういうときに言うのかと、感心しきりだったのでありました

常滑焼まつり2012

2012-08-27 21:28:48 | 陶磁器を探す旅と名物
今年もいってきましたパート2
常滑焼まつりにも参加でありました

お盆休みとうまいこといかなかったものの、
この日だけ強行で常滑に突入すると
かなりのやる気を見せていってまいりました
セラモール会場と、本会場のそれぞれ
だけども、なんというかな、今年はちょっぴり残念な感じでありました

先日の京都五条でもそうだったのですが、
これは俺のモチベーションの問題だろうかと
危機感を覚えるほど、特に出ているそれこれに
興味がわかなかったのでありました
特に、毎年というかここ数年楽しみにしていた
伝統工芸師コーナーは、多分参加人数が減ってんじゃないかな
そのせいか、これだというのを見るという機会に恵まれず
なんというかな、これだったら、ここじゃなくても、
平日のセラモールとかで見られるんじゃないかしら
最近は、方円館も充実してるしとか
失礼なことを思ってしまった次第、なかなか、
よいものを目にするというのは大変だと
改めて思うようになったのであります

本会場のほうでは、いつもどおりのレイアウトでありましたが、
なんとなく、企業ブースがにぎわいを見せていたように感じたところ
人出も凄かったし、イベント的には成功だったんじゃないかと
そんな雰囲気でありましたが、
どうにも、主役であるはずの焼き物が、なにかもう一つという感じで、
ちょっと残念だったのであります
なんか、テキヤとかのほうがよほど活気があったような
そんなイメージであったのです

で、セラモールの方はどうかというと
こっちもまた、凄い人出でえらいことになってたんですが、
やっぱりなんというか、平日に落ち着いてみているほうが
いいんじゃないかなというくらいで、これだというのは見つからず、
まぁ、面白かったからいいかと、そんな感じで
今年は終わってしまったのでありました

なんか買うということがなかった、この夏について
猛烈に反省するものの、最近足がとおのいている
信楽あたりに期待するべきか、はてまた、そろそろ
本格的に店探しをしたほうがいいかとか
いらぬことを覚えて、
ひとつまた、深みにはまっていくのでありました
常滑焼の今後に期待しつつ
ほかの焼き物も探したいこのごろでありました

京都五条陶器市 2012

2012-08-21 21:25:42 | 陶磁器を探す旅と名物
毎年恒例の京都陶器市にいってきました
今年は、火曜日始まりの金曜日終わりという
サラリーマン泣かせの内容でありましたので、
最終日だけ、仕事をはけたらすぐに飛んでいくと
そんな具合で参加したのでありますが、
なかなかの賑わいでありました

すでに最終日ということもあったので、
結構いろいろと売れた後だったんだろうかなとも
思ったりするのですけども
最近は、ちょっと飽きてきたといってはアレですが、
目が肥えてきたせいか、おいそれと、
これはというのに出会えなくなってきたのでありました

とはいえ、実は一点すばらしい茶碗があったんですが、
なんとなし気が乗らずに買わずにしまいとして、
かえってきてから悶々とするという
まぁ、いつも通りの見逃し方をしたのでありましたが
まぁ、なかなかこういうものでありますね

全体では、結構作家さんの入れ替わりがあるんだなと
改めて感心しきりでありました
毎年出ている人というのもわかってんだが、
そうじゃない人とかが、出てくると
やはり面白い、見たことない色の陶器というのに
最近は心を動かされてしまう次第でありました

釉薬のよさというのもあるんでしょうが、
最近はそういうのから少し遠のいて、
なんか見たことない色とか、そういうのに興味がそそられており、
なんだかんだと、またも、好みが変化してきていると
それを感じるためにも、このイベントははずせないとか
わけのわからないことをごちて帰ってきたのでありました

いい加減になんか買わないといけないと思うんだが、
これと思う清水焼の湯のみが見つからないこのごろであります
結局、通常ではちょっと敷居が高くて入れないお店に
しれっと入って、眼福よろしくしてくると
そんな利用をして今年も終わったのでありました

野間大坊

2012-05-17 22:13:50 | 陶磁器を探す旅と名物
野間大坊に行ってきました

実家の近所にこんな名所があるとは
つゆとも知らず、先だっての大型連休中に
ぶらりいってきたのであります
まさか、あの、義朝公の終焉の地だったとわ

絵説は見られなかったものの
源義朝終焉の地、首を洗ったという池やら、
なんというか、凄いいろいろ見てきたのでありました
ついでに、織田の三男坊の墓まであった
悪態をついてしまったので、まことに申し訳ないと思いつつ
三七さんにも手をあわせてきたのでありました

愛知県は、知多半島の先の方にあるわけですが、
どうして、義朝があんなところにやってきたのか
あっから、船にのって移動するつもりだったんだろうか
よくわかりませんが、ともあれ、かの有名な
風呂に入っている間に殺されたというそこでありました

尾張三十三箇所霊場の一つでもありまして、
境内(というんだろうかな)には、
わざわざ三十三箇所巡らなくても、一巡するだけで、
全部まわったことになるショートカット巡回地やら、
一回回転させるとお経を唱えたことになる
大変便利な石などなど、いわゆる、お寺さんのそれこれが
あますことなくあってステキ
なおかつ、海に近いからか、なんとも
お寺の雰囲気も明るいというか、ぼうぼうとしてて
実に過ごしやすい場所だったのでありました

近隣には、大河ドラマを狙ってなのか、
真新しい「源義朝」の旗がたっておりまして、
参内する客も、女性が多くいろいろと
考えさせられたのであります
まぁ、面白かったというか、名所を見られたということに
ずいぶん満足できたのでよかったのでありますが

愛知にまた、よいところがあったとメモっておくのであります

名古屋骨董祭

2012-05-07 22:33:35 | 陶磁器を探す旅と名物
名古屋骨董祭という催しが、
名古屋市は、吹上ホールで行われていましたので
ひょっこり見てきたのでありました
いや、大型連休ということもあってか、
ものすごい人の入りで驚きました、
本当、ジジババは骨董好きすぎるだろう(俺もなぁ)

骨董市については、京都での大アンティークフェアくらいしか
行ったことなかったわけでありますが、
名古屋のそれは、そっから比べるとやや小さい
でも、非常に濃厚というか、やはり、あの骨董独特の
胡散臭さといいますか、あれこれが目に見え、肌で触れられる
ステキなものでありました
出ている業者さんが、名古屋近郊というのもあるんでしょうが、
値段の攻防が、京都のそれとはだいぶ違うなぁと
言葉では言い表しにくいですが、
商魂たくましいそれとはまったく別の、名古屋っぽい値切り合戦といいますか、
いい塩梅で、名古屋のおばちゃん怖いなぁという
それこれを見てきて、郷里に心を癒したものであります

さて、骨董として何かよいものがあったかという点ですが、
残念ながらというか、見ていたら面白いものは多いものの、
これがほしいというほどのそれは見つからず、
やっぱり骨董までいってしまうと、
自分の趣味とは異なってくるのかなぁと
思いを新たにするのでありました
確かに、いいなと思わせる茶器がいくつか見られるのですが、
いかんせん、よいと思えば高価い、
それだったら、新作で程よい身元のものも買えるよなぁと
そうなってしまうと、骨董のなんたるかから始まってしまい
残念であるところですが、
まだまだ、使うということを前提にあれこれ考えているからか、
骨董とはなじんでいないという思いを強くしたのであります

それでも、よいものに触れるというか、
凄い値段をつけているものを楽しめるという意味では
大変興味深いところでありまして、
胡散臭さ満載のそれこれもさることながら、
実際によいもの、なかなか手に入らないもの、
なによりも、アウトレットめいた、
ちょっと規格から外れているから、ある意味で外道ながら
身持ちというか、つくりは実にしっかりしていると
そういうものがいくつか見られて満足、
特に漆器にそういうものが多かったんですが、
相場で8~10万というところで、蒔絵の棗が手に入りますが、
骨董品と中古品の間くらいの商品が
まぁ、やっぱり、その値段で売られている、
そして、おそらくはその値段よりも高価であろうとも思う
けど、趣が、本当のそれからは少し外れている
いいなぁ
そんな感じなのでありますが、
じゃあ、ぽんと即決10万円というわけには
なかなかならないものでありまして、
やきもきしつつ、漆器を眺めて過ごしたのであります

その他は、割と面白げな仏像なんかも多くて、
あれはあれで面白そうだよなと、よからぬ欲も膨らませたのであります
楽しかったのでよかった
その一事につきますが、なかなか、骨董は業が深く
奥も深いそれであります

東洋陶磁 珠玉の名品を訪ねて

2012-03-22 00:03:16 | 陶磁器を探す旅と名物
関西方面だけの放送だったようですが、
東洋陶磁博物館の珠玉の名品を紹介する
素敵すぎる番組を先日やっていましたので
のっそり、感想文であります

一度、安宅英一の眼展で、当館をおとなったことがありましたが、
そのすごさに腰を抜かしたというか、
まだ陶磁器というのをよく理解していなかった自分ですら、
ああ、これはすげぇと圧倒された、そんなすごい物たちが
ずらり、ハイビジョンで紹介だったのであります
そして、そのうちレビウしようと思ってんですが、
この安宅英一に仕えた伊藤さんという
美の猟犬がいてまして、その人の本も読んでいると
まぁ、ともかく、あれこれと目をつけている
ナイスなタイミングでやっていたのでありました

内容は、珠玉の名品のうちから
特にずば抜けてすげぇものというのを取り上げて
そのもともとの生産地、現在、そして価値といったところを
ねっちりと特集する
特にこれと、あれこれタレントを呼んでどうこうするわけでなく
淡々と品を紹介するという、きわめて優れた番組であったのが
一番の驚きであります
この放送、完全に向けている層が違う、違いすぎる
大丈夫か関西テレビ

そんな玄人好みといっていいのか、視聴者にやさしくないつくりのなか
「跳青磁花生」「耀変天目」「五彩大皿」
このあたりの名品中の名品が、ずらり紹介されていました
名前が若干ずつ違う気がしますが、気にしてはいけない
ともかくすごいものが、すごいというのが伝わるように作られていたのが大切なのだ

そんなわけで、今回紹介されたのは
宋代のそれが多く、いわゆる、中国陶磁ばっかりでありまして、
侮れずというか、その真価が発揮される韓国白磁なんかは
あんまり出てこなかったのが残念でありましたけども
大変よい番組でありました

そんなわけで、そのすごさうんぬんよりも
眼で、その実物を画面ごしとはいえ
しっかり見せてもらえたというのが素敵でありまして
眼福確かな、全国でというか、NHKあたりでやりゃぁいいのにと思うような
惜しい番組でありましたと
書いておくのでありました
また、実物見にいくかなぁ

世良公則 feat. 新世代陶芸家展「AKATSUKI~暁坏~」

2012-02-20 21:22:42 | 陶磁器を探す旅と名物
久しぶりに名物を見てきました
たまたま、大阪に用事があったので、
また、常滑の至宝「山田想」さんが在廊してるとの話だったので
物見遊山にふらっと立ち寄ったのであります

内容は世良さんによる、陶芸企画の第何弾かの企画展、
美濃焼きというか、幸兵衛窯の加藤亮太郎さんとのコラボ企画でありました
世良さんが、いつだったかNHKの趣味悠々だかなんだかで、
加藤幸兵衛さんと陶芸していたことから始まった
実にすばらしい企画であります
だいたい参加している陶芸家さんが
私と年齢が似通っているというのもステキで、
ほどよく手が出せそうな値段といい(失礼な)
味わい深く、しみじみと堪能できたのでありました

今回はJR大阪三越伊勢丹のギャラリーで行われておりまして、
初めていったのでありますが、いや、JR京都とは違う
大阪の伊勢丹はすげぇなこりゃ、なんて思いつつ
これも、先日大阪駅がリニューアルした影響なんでありましょう
大阪駅なんて、ほとんどいったことないから
リニューアルされて、どこがどう変わったのか
まったくわかりませんでしたが、大きく変わっていたというのだけは
間違いないと思うのであります

さておき、様々な窯の若手陶芸家さんがいたおかげか、
あれこれとずいぶんと面白い器が揃っておりました
種子島焼きとか、鑑定団で聞いたことありましたが
実際見てみると、土味以外は何をもって種子島焼きなのか
まったくわからないと、勉強不足を痛感する内容
でも、織部風の絵付けは面白くて
ついつい見入ってしまったのであります

久しぶりに陶芸を見たなぁという感じだったので、
じっくりと陶器を見てまわっておりましたが
自分の中で、どうにも、日用使いというテーマは変わらないものの、
そこに「茶碗」が確実に忍び寄っていると痛感、
気づいたら、茶碗ばっかり見ておったのでありました
自分で茶を点てるようになると、これもまた
日ごろ使いだよなぁと思ったりもするけど
なかなか手が出せないでいるのであります

今回、伊賀、信楽といった
割と身近なところの作家さんもおられたようで、
なかなか刺激的というか、いいなぁと目を細めてみておりました
どうにも、皿とか、そういった使いやすそうなものが
目につかなかったので、結局何も買えなかったのでありますが
ぐい飲みくらいは買ってもよかったかと
いまさらながらに悔やむのであります
でも、いっぱい持ってるしなぁ、最近家で酒も飲まないし

と、まぁ、貧乏くさい心を携えながら、
在廊しておられる作家さんを遠巻きにみて
声でもかけてみようかと悩んだ挙句、結局何もしないで
しっとり帰ってきたのでありました
眼福だったのは間違いないのですが、
それを作った作家さんと、しゃべってみたい
けど何を?なんて思って、ついつい
遠のいてしまうというか、なんとも情けない限りなのでありましたとさ

企画展はとても面白かったのであります
今度は京都でやってほしいなぁ

大河ドラマ50の歴史展

2012-01-02 00:06:11 | 陶磁器を探す旅と名物
「大河ドラマ50の歴史展」というイベントを
たまたま立ち寄った名古屋高島屋で見てきました

内容は、歴代大河のことを
割とというか、だいぶ簡単に紹介展示している
そんな内容でありまして、ものすごいレアなものといったら
古い撮影機材とかぐらいじゃないかなと思ってしまうところ
でも、歴代大河の主演や、その当時映像のえり抜き放映は
かなり見ごたえというか、思わず見てしまうという
すばらしい魅力に包まれておりまして
大変よろしいと思ったのであります

歴代の年表を見たりしながら
ああ、ここから見だしたなぁというのを思い出したり
これは見てみたかったと、当たり前のことを考えたり
まぁ、どの大河でそう思ったかはおいておきまして
あれこれ夢をはせたのであります

しかし、データでもないですが羅列されてなるほどでしたが、
昔の大河は思ったよりも、有名な人をクローズアップしてないというか
割とパターンが決まっているんだなという印象
なんか、架空の人物を使って幕末を描いたりとか、
戦国といえば、武田上杉を何回やっとんねんというところだったり
そんなにいろいろやったというわけではなさそうというか、
むしろ、もっと基本をやれるはずなのに
全部変化球で攻めたのかと思われるような
そんなラインアップに驚きました

まぁ、そう考えると来年あたりのことも
なんとなし、これは仕方ないなと思うのでありますが
過去にも、クオリティはわかりませんが
路線としては、今のような具合になっている時期も
多々あったようでありますし、
今後も大河がいろいろな意味で目がはなせないのでありました

あとは、イベントゾーンというのか
写真を撮ってもらうと、その顔形から
歴史上の人物にたとえてもらえるマシーンだとか、
よろい武者姿と合成写真を作ってくれるだとか
けっこう、遊ばせてもらえるという印象でありました
ああいうのは、なんというか、時代が進んだんだなと
しみじみ考えさせられます

レアなアイテムとして、うっかり忘れてましたが
風林火山の台本だとか、あれこれあったのはステキなところ
あと個人的に感心というか、微笑みこぼれてしまったのが、
3Dテレビで試写させてもらえるコーナーの映像が、
風林火山の勘助絶命シーンだったことでありましょう
誰が選んだのかわかりませんが、よくやってくれた
大変うれしいと思うのであります

ひょっとすると3D対応しているのがアレだけなのかもしれませんが
まぁ、ともあれ面白かったので記録しておくのでありました