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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

平城宮跡

2015-05-22 21:52:21 | 陶磁器を探す旅と名物
先日、突然思い立って奈良までいきました
足腰の弱りを感じていたので
まぁ、できるだけ歩く、そして飽きないためにも
いったことない場所へ
そんなわけで、やってまいりました平城京

東大寺、春日大社、興福寺といった、
いわゆる奈良公園界隈は
ちょこちょこ遊びにいったりしたものでありますが
こっち側は初めてであります
調べるというか、たまたま奈良市役所の近くに
この遺跡があると聞かなかったら
いくことなかった場所でありますが
いやびっくり、行ってみてよかった
そんなすさまじい場所でありました

とてつもなく広い、まったく何もない、
いや、近鉄電車が走ってる

どう形容したらいいのか迷うのですけども、
平城宮跡という、平城京の遺跡が復刻でもない、
発掘されている場所なのでありますけども
本当にその宮があったとされる場所が
とりあえずだだっぴろい何もない場所に整地されている
なんだろう、ものすごい都会だとはいわないけども、
それなりに街なのに、この、正直、アレだ
無駄に広く、土地が開いているというのは
感動を呼ぶほどでありました
凄いのな、久しく、こんな広い土地見てねぇや

南から近づきますと、朱雀門という
一種きらびやかな門があります
なかなか豪壮だと感動しつつ、門をくぐってみると
目の前には近鉄の線路が、なんといったらいいかな、
奈良時代なのか現代なのか、このちぐはぐさというか
絶妙なバランスが、私のような人種には
たまらんスポットでありました

その線路をわたっていくと、いよいよ平城京の
広い広い敷地に入ります
はるか北には、太極殿という大きな建物がありまして
そちらへ向かいます
あまりの広さ、朱雀門から殿まで、何もない平地を
ただただまっすぐ歩くことができるのであります
本当に、真ん中を歩くというこの行為が
どういったらいいか、凄い気持ちがいい、とても楽しい
私は、どっかおかしいんじゃないだろうか(おかしいんだよ)
そう思いつつも、心浮き立たせて歩くのでありました

太極殿に入りますと、こちらもなかなか凄い
内部にはすめらのみことが、おわしたのであろう
立派な椅子というか、席というか、座がありまして、
そこを囲う四方の天井に四神が描かれている
凄い、本当に感動してしまう
庭先というか、正面から、今度は朱雀門を見ると
これまた見事な眺めというか、ただ広いそれが
なんか、えもいわれぬ感動を呼ぶのでありました

さらに、この近くに資料館や、実際の発掘現場だとか
さまざまに面白いものがあるのでして、
休日なのに、俺しかいないんじゃないかと
それほど空いているのに、こんだけ面白いというのが
なんとも惜しいと、ついつい
奈良を応援したくなるような
見事なそれを体験したので
そっと書き記しておくのでありました

お寺や神社もいいが、これはこれで
見事といわざるを得ない
こうなってくると、紫香楽宮も見に行かないといけないかも
そんな風にも感じるのであります

瀧樹神社 ユキワリイチゲ

2015-03-21 19:17:19 | 陶磁器を探す旅と名物
さて、今年はちゃんと外を出歩こうと
方々というか、主に紫香楽付近を
あれこれと探索しているのでありますけども
今回はタイムリーに、今しか咲かないという
まぁ、そもそも花ってそういうもんだろうと
思わなくもないですが、
滋賀県土山にあります、瀧樹神社にいってまいりました
こんなブログっぽい投稿とは、俺もずいぶん慣れたもんだぜ


鳥居をくぐって、山道を歩くと遠くから水のせせらぎが


裏手に結構大きな川がありまして、
なかなか迫力の景色でありました
最近は滝を撮影したりしているので、吸い寄せられてしまう


しっかりとおまいり、そして今年から始めたご朱印集めに
一つ追加したのであります


御神木

そして、いよいよと待たせるほどでもありませんが、
ユキワリイチゲであります
ここが群生地となっていると、たまたま
甲賀市のパンフレットで知ったのですけども、
山野草には全く詳しくないが、いち植物好きとして
こういうイベント感はこなしておいたほうがよいだろうと
ミーハー根性丸出しでいってきたのであります


群生地
間違いなく群生しておりました、ちょっとびっくりした
最初、社務所の近くにちょっとだけ咲いてる
いや、半分くらい萎んでるという状態で、これはまずいと
危機感を覚えていたのですが、なんのことはない、
川の近くにしっかりと立ち入り禁止になっている区域が
それを遠間から撮影したんですが、
まぁ地元のカメラマンがわらわらと群がってきて
なかなか戦慄でありました、這って近づくとかするんだもん
あれは反則だろうよと思わなくもない


とはいえ、この時期しか見られないステキなそれというわけで
しっかりと激写、なかなか楽しめたのでありました


帰りがけには土筆とイヌノフグリと、
春がやってきたとひしひし感じたと
本当もう、凄いありきたりなブログ的な内容で
お送りしたのでありましたとさ

第60回京都大アンティークフェア

2014-11-06 20:24:46 | 陶磁器を探す旅と名物
ひさし売りに、都合がついたので、
京都大アンティークフェアにいってまいりました
もうかれこれ三度目かと思いつつ
最近は、ちゃんと骨董も見るようになったので
より楽しみ方もわかるようになった
というか、浮かれなくなったと、
満足げに、少し高い位置(心が)から、
見下ろすように拝見してきたのであります
結局、おのぼりさんよろしく
楽しんできたわけでありますが

先日、大須祭で、ついつい骨董めいた茶碗を買ったりして
思いっきりはずしたという経験から、
けいけいと、自分勝手な思い込みで
買うのはよそうと思いつつ、
あれこれと眺めてまわったのであります

前回いってから、ちゃんとした骨董屋もめぐり、
台湾まで遊びにいき、蚤の市で買い物までした、
これらの経験が、あかん心持というそれを
十二分に育んでくれたようでありまして、
物怖じすることなく、骨董屋とあれこれ
折衝ではないけども、話たりまでしたのであります
冷やかし客としては最低でありますね

久しぶりにいったからというほど、通い詰めてもいませんが、
店が以前とずいぶん、いや、派手なところが違う
そう思って、いかにも高価いと思われる店を
ついつい、眼福よろしくとねめつけて回したり
大変楽しく過ごせたのであります
ちゃんとしたものを見られるというのが
やっぱり、これのよいところでありますね

個人的に気になったのは、ラスターのぐい飲みというか
小皿というか、それでありました、
間違いなく幸兵衛窯のそれ、さて、誰の作だ?
とりあえず値段だけ聞いてみて、これがまた、
えらい中途半端な値段で不思議に思ったところ
卓男さんにしては安い、さりとて、7代目とすれば高い
そんな風に感じたりしながら、
これなら、幸兵衛窯に直接買い付けにいったほうが
よかろうもんと思ったり、でもでも、
久しぶりにまざまざ見た、ラスターの見事さというか
あの色味には、たまらんなとにやにやしたのでありました

今回は、買うものを決めてというか、
ちょうど、タイピンが欲しいと思っていましたので
いわゆる西洋アンティーク筋をそれこれ見て回り
ここらの、物凄く安いというか、もう
ガラクタといって相応なそれこれから、
少しでも現代つけていて、まぁ、格好がつく程度
そういうのを探してまわったのでありました

最終的に、これならぎりぎりいいだろうと
やっぱり時代を感じさせる、そして、
値段も彷彿とさせるそれながらも300円で
めでたく手に入れたりして、ほくほくで帰宅したのでありました

ほかにも、怪しげな中国からの掘り出し物とか
面白いものはあったのですが
まずまず、こういうところはお金もってないと
面白くないよねと、当たり前のことを
やっぱり今回も感じたのでありました、
でも、それなりに楽しめるのでよいのですけども

第37回大須大道町人祭

2014-10-22 20:56:31 | 陶磁器を探す旅と名物
先日実家に帰りがてら、ぶらっと見てきました
名古屋は大須で大道芸人があれこれ見せる
そんなお祭りがあったなぁと、
若かりし頃、具体的には高校生の頃、もう20年前か…、
その頃に一度見に行った覚えがありまして、
まあ、その頃は大須の辻辻で、大道芸が見られると
そんな感じだったのでありますけども、
20年ぶりにいったら、ずいぶん進化していて驚いた
そんなお話であります

タイムスケジュールまで用意されておりまして、
そして知った人は相当にのぼるようすで、
立ち見というか、すわり待ちをする人々でごったがえして
とんでもない賑わいでありました
凄いな、こんなだったっけかな

そんなわけで、飛びぬけて凄いというか、
おそらくは目玉であったろう演目をいくつか見てきたので
つらっと、感想を並べておく次第であります

金粉ショー 大駱駝艦

全身金粉を塗った、男女が日本舞踏というか、暗黒舞踏のあれみたいに、
うずらうずらと、音楽に合わせてのたうちまわる、
そういう印象でありました、
これはもう凄すぎる、ちょっと、気圧されたというか、
あまりの迫力というか、そのすさまじさにおののいたのでありました
全身金色というか、金粉で彩られた人たちが、
なんだろうかな、夕闇くらいの時間で見たんでありますが、
おどろおどろしくといっていいのかどうか、
高い芸術性も感じるような具合なんだが、
ぱっと見ると、ひたすら恐ろしい、そう思うような躍動感で
さまざまに踊るのでありました、のた打ち回ると書いたけど
正式には踊っているのであります
さらに、火を使ってのパフォーマンスまであって圧巻
こんな凄いものをおひねりで見せてもらっていいんだろうかと
恐ろしいほどでありました
見所は、満面の笑顔でひらひら舞うところでありました
本当に怖い、超怖い、でも見たい、そういうのであります

中国雑技芸術団

これもまた見事でありました
二人の女性、というか、女性と女の子
その二人が見事な雑技団的な余興を見せてくれる
そういうものでありました
一番の見所は、椅子を組み立てて、大須観音の屋根よりも高いところまで上り
そこで逆立ちするというとんでもないものであります
生で見るとというか、もう、途中でもういいから、そこらで十分だからと、
声をかけたくなるというか、目をそむけたくなるほどの高さまで
するりするり、緊張を保ったまま上っていくのが
まぁ心臓に悪い、凄いんだけども、何度もやらせたくない
いつか大変なことが起きそうだと、ひやひやしたものでありました
また、大須観音の前でやってたんだが、時間によっては
凄い風が吹いたりするので、本当、頭が下がるのでありました
凄いものみた

東海プロレス

そして、プロレスであります
もはや大道芸とは関係ない、けど面白かった
スケジュールの関係で、メインイベントしか見られなかったのですが、
次回見る機会があれば、ういろないろのコンビを見たい
そんなわけでありますが、メインのタイガーマスクも見事であります
ちゃんとプロレスしているというか、この会場ならではというか、
濃い、ものすごくプロレスを見たいという人たちではない
そんな観衆のなかで、どっかのんびりしているプロレスが見られる
これはなかなか、ほかでは味わえない醍醐味でありました
空中戦といいますか、ドロップキックが出るだけで
会場が、やんやの喝采(まさにこんな感じ)で、
非常にあったかい印象で楽しかったのでありました
タイガーマスクのムーブが、ちゃんと本家をなぞられていたので
なんというか、見ていてにやにやさせられたわけですが、
ちゃんと決めるところは決める、最後にトップロープからのムーンサルトが出たときは
会場が、わっと、割れるような歓声に包まれて
非常に楽しかったのでありました

なんとも、楽しいことをやってるじゃないかと
おいらん道中やら、骨董市やら、ファイヤーダンスやら見ながらも
えらい楽しんできたのでありましたとさ
いいお祭りだと思うのであります

札幌駅周辺あれこれ

2014-10-10 21:42:43 | 陶磁器を探す旅と名物
縁がありまして、先日、札幌までいってきました
あれこれ、別用がありましたため、
満足に観光なんぞできなかったわけですが、
短い時間で、名所だけをまわる
そういったスキルを、台湾界隈で会得してきたわたくし
なんとか、札幌駅周辺といったらいいか、
札幌市界隈を、あれこれ見てきたので
なんとなし、メモっておくのであります


いきなりですが、円山公園からの札幌市一望
知り合いにてっぺんまでつれていってもらって
なんとか撮影といったところ、しかしまぁ、
なんと素敵な町並みとほれぼれしながら、
このすぐ横の山では、熊が出るなどといわれて
改めて試される大地におののくのでありました


つづいて、クラーク像
地図にクラーク像って描いてあったから
間違いないと思って見に行ったらなんか違う、
ていうか、胸像じゃん
そう思いましたが、有名なというか、想定していた指さしてるやつは、
もっと遠くにあるのだそうです
これはちなみに、憧れの北海道大学構内であります
関係者みたいな顔して、しれっと入ることができるので素敵です
一般の人がたくさん、ジョギングしてたりなので
開放的であります



そして、北大二連
新渡戸稲造像とポプラ並木であります
なんで、新渡戸稲造さんがいるのか、それは別で調べようと思うだけですけども、
ポプラ並木のすぐ近くにおわしました
しかし、ポプラ並木はなかなかというか、思った以上の迫力で
こんなにでかいのかと驚いたものであります


そして、おなじみ時計台
ちゃんと撮影するスポットまでこしらえられているので
私のような素人でも、それらしく撮影できるのが素敵でありました
がっかりとか言われるけど、なんだろうかな、
そうでもないよという感じであります
こんなもんだろうという、印象でありました


そして、札幌テレビ塔
名古屋のとよく似てましたが、カラーリングが違います
このとき、オータムフェスタなる催しをやっていましたので
まぁ、凄い人ごみで驚きました
あと、牡蠣とホタテがすげぇ美味かった


旧北海道庁舎だったかなんだったか、
ともかく素敵な赤レンガでありました

こんな按配で、ラーメン食べて
なんとか、札幌に行ったといえるくらいは
あれこれ見られたんじゃないかと
思ったりするのであります
個人的には、植物園に入ってみたかった
時間がもう少し早かったらなと、悔やむのでありました
4時間程度じゃ、なんも見られねぇよ

岐阜県現代陶芸美術館  大織部展

2014-09-13 19:25:17 | 陶磁器を探す旅と名物
行ってまいりました、岐阜県多治見は現代陶芸美術館へ
住まいのあたりでは、さっぱり宣伝を見ませんでしたが、
実家に帰ったら、えらい力の入れように
さすが、天下の名品勢ぞろいと
鼻息荒く、見てきたわけであります

すごかった

もう、ぐうの音も出ねぇよという具合でありました
現代陶芸美術館なのに、ほとんど現代じゃないという
そこはいいとして、桃山陶を中心にというか、
もう、題名の通り、「織部」を主体とした大織部展でありました
さまざまな織部焼、そして、その元となるといえばいいか、
祖、源流にあたるような名品が勢ぞろいでありました
目録は、ホームページか何かを確認せいよと、
投げやりにしてしまいますが、
やはり、今回目玉でありました

志野茶碗 卯花墻
肩衝茶入 勢高
伊賀水指 破袋

いや、勢高は、わたしが見たいだけでありまして、
実際は、黒織部 冬枯、あるいは、茶杓 泪でありますが
いわゆる、「へうげもの」漫画で知りえたそれこれが
勢ぞろいというものでありました
そのへうげものも全面バックアップといっていいのか、
共同企画みたいなのもみっしり行われていまして、
それはそれ、楽しく見てきたわけですが、
思いのほかというか、あの漫画で出てきた本物が
今回、本当に多くて驚きというか、
この漫画のファンとしては、本当にたまらんという具合でありました
すごくよかった、こんだけ揃って見られる機会なんて
もう無いんじゃないか、それほどであります

と、そんなミーハーな見方もしていたわけですが、
それ以外にも、織部の木像がまさかの名古屋城蔵ということがわかったり、
黄天目なる室町期の不思議な茶碗あり、
白天目が二つも同時に見られたりと
興奮に興奮が、興奮でと、わけわからんちんになるほど
すごい名品というか、もうこれは名声というほうが正しいのでしょう
伝説に聞いたそれみたいなのが、
山ほど見られて大満足でありました

また、この展覧会の憎いところが、
最後に一点だけ現代陶を見せる
それが、あの豊蔵の茶碗というところが憎い
素敵すぎる、そして、豊蔵と桃山陶との差というか
違いを知って驚くばかりだったのでありました
豊蔵のそれが、復活した志野だと思ってましたが、
確かに、色合いや風合いみたいなのはそうなんだが、
姿かたち、もう少し、わたしなんかにわかりやすい部分については、
豊蔵のそれと、桃山陶芸のそれでは
別物なんだという感触を得られたのが素晴らしかった

これは勉強になった、
ただただ溜息ばかりに、
そして、しれっと唐津の名品が何点もあったのが素敵で、
本当、見どころ満点、どれもこれもすごかったと
今回にいたっては、書状の内容にも喫驚するばかりで
すごくよいものを見たと、
大手を振って自慢できる、そんな展覧会でありました
ありがたかった、思いのほか、小さかったよ卯花墻

佐川美術館  北斎とリヴィエール展

2014-09-05 21:13:39 | 陶磁器を探す旅と名物
滋賀県の佐川美術館に北斎を見に行ってきました
あの富嶽三十六景が見られるというわけで、
にわか浮世絵ファンとしては見ておきたい
そんな浮かれ方をしながら観賞してまいりました

内容は、この北斎というか、富嶽三十六景に見せられた
リヴィエールなるフランスの画家だか、なんだかが、
エッフェル塔を主題に似たような版画というか、
シルクスクリーンを作ったというその
対比展といいますか、そういう催しなのでありました

まず北斎、
当たり前のようですが、これが本物の赤富士かと
まざまざ、赤富士だけで何枚もあるんだと、
そのバリエーションにも驚いたのでありますところ
それに加えて、よくよく教科書というか、
そこかしこで見た名作といっていいのでしょう
知ってる版画が山ほどあったのでした

さて、鑑定団であれこれ勉強したところ
この版画も摺りが何度目かによって値段が変わるというか
見た目も変わるとの話
今回の展示、それぞれがどうだったのか
はっきりわかるはずもありませんが、
そうやってうがった見方をしていれば、
何枚かは、色が浅いというか、いや、くどいというか、
潰れているような印象を受けたのであります
コレクションのレベルとして今回のがいかほどのものか
さっぱりわかりませんでしたが
そんな、生意気なことも覚えたのであります

で、だからといって、北斎のこれがつまらないなんてことが
あるはずもないわけでありまして、
やっぱり構図といったらいいのか、本当、
一枚の絵で完成しているといったらいいか、
ともかくかっこいいこと極まりない、
これは確かに、なんとなし飾っておきたくなる
そういうものでありました

どれもこれもステキで、富嶽の名前のとおり
富士山が主役といえるわけでありますが、
それでいて、市井のそれこれとかちあわせて
配置が見事といったらいいのか、なんか、見ているだけで
圧倒されるそれが、山ほどだったのであります
その後、北斎漫画も展示されていて思ったのですが
本当、漫画でありますね、イラストにも近い
さりとて、版画で、わずか4色摺りなんだよな
ありとあらゆることに、凄いなと感激したのであります

そして、かたや、そこの着想を得たという
リヴィエールさんのシルクスクリーン、
こっちはもっと現代的というか、イラスト的な様相でありました
童話の挿絵といったらいいか、
そんな印象ながらも、なんか、全体的に暗い、
辛気臭いといった感じであります
それでも、ダイナミックといったらいいか、
切り取った風景といった様相の、エッフェル塔の内部を
影絵のように描いたものだとか、
塔に上ってそれを修復する図だとかは、
これはなかなか、ステキなそれだと思わされたりしたのであります

そのほか、北斎漫画もさまざま見ることができたし、
版画の元というか、版木の展示もあったりして
楽しく拝見したのでありましたとさ
当然のように、同時展示というか
通常展示で、楽焼茶碗と平山先生の絵と銅像も観賞したのですが
それはまた、気持ちがあったらメモりましょう

古田織部美術館 古田織部とその周辺

2014-06-17 20:51:13 | 陶磁器を探す旅と名物

へうげものツイッターで知りまして、
ほいほいと行ってみました
いや、もう、あんなに遠いというか凄い山中だと
思いもしなかったというか、
京都ってあんなところまでずずいっと住宅地がみっしり
並んでいるのでありますね
いろいろと感心しきりでありました
場所は鷹峯のさらに奥といったところで
車がすれ違うのも苦しいような
細い道をずいずいと迷子になるかのように進んだ先に
ひっそりあったのであります

古田織部美術館という名前のとおり、
古織にゆかりの品々を展示している美術館であります
美術館というものの、旧家を改築したようなつくりでありまして
見事なお庭を眺めたりもできて、
なかなか素敵なものでありました
まぁ、こんだけアクセス不便だと人がこないだろうと
失礼なことを思ってしまったのですが、
山奥と自分で描写しておきながらも
高級住宅地?というか、ニュータウンなのか?
そんなところでありました

で、今回の展覧会につきまして、
どんなものがあるのかしらと、前情報もなく訪れて驚きました
直筆書がとても多い
古田織部筆とされるものが、9点と非常に多い
書のよしあし、真贋など、私にわかるはずもありませんが、
花押には見たことのあるアレが備えられて、
そうなんだろうと、じっと見入ってしまう
野村美術館で、何点か見た、いわゆる斜めに走った字面というではなく、
しっかりしたといっていいのか、
まっすぐな筆跡でありました、本物なんだろうか(失礼な)

そして、古織ゆかりとしてはもう一点、
これが一押しとして相違ないでしょう、茶杓がひとつ
銘はないようでしたが、蟻腰のそれはなかなかどうして
ありがたいと拝んでしまったしだいであります

そのほかは、いわゆる織部好みと呼ばれる茶道具がいくつか、
これについては驚きというか、へうげものファンにはたまらない、
茶道具シールシリーズで見かけた道具が、そちこちに見られて感激、
特に、瀬戸 耳付茶入「不聞」はすばらしかった
背の高い、そして、黒い釉薬が実に美しく
思わず手にとりたくなるような代物でありました
あれはよい、すばらしいなまったくもう

そのほか、桃山陶でもありましょう、黒織部茶碗がこれまた見事で、
へうげものにも出てきた「元蔵」作とのこと
窯印に「一」とあるらしいのですが、
そこは見えないまでも、なんというか、
これこそが織部焼という見事な品でありました

美術館は二階建てになっておりまして、
上階では、織部ゆかりの人々の品々がいくつか、
織田信雄、高山右近、有楽斎、利休、秀吉といった
一線級の戦国時代武将の手紙がずらりとこれまた見事でありました

もう一点、これはというものとしまして、
秀吉が朝鮮出兵のおりにか手に入れたとされる
虎枕というものがありまして、これがまぁ、
とぼけた顔しているのに細工が見事というか、無骨でかわいげがあって
非常によかったのでありました
細工というか、ギミックがついておりまして、
口を開くことができ、開くと目が動くんだそうで
なかなか驚きの枕でありました
さらに、口にはまっている牙が、本当の虎の牙を使用とのこと
こういう、いかにも骨董然としたものは
あんまり見たことなかったので
なんか、得したというか楽しい一品でありました

また、夏展がすぐに行われるようなので
えっちらおっちらと遊びに行きたいと思うのであります

2014年美濃焼祭り

2014-05-13 21:33:33 | 陶磁器を探す旅と名物
初めて美濃焼祭りにいってきました
瀬戸、常滑、信楽はよくよく遊びにいきますが、
幸兵衛窯界隈の、市の蔵とかはよくよく行くものの、
なぜか、本拠地土岐には、さほど縁がなかったところ
今年は、混んでいることも織り込んで
いっちょいってみるかと参加したのであります

すごいよい天気の中でありましたが、
ほどよい人手といいますか
混雑しているものの、押せ押せで見ることも憚れると
そんな具合ではなくて、祭りっぽさと
満喫できる調子がちょうどよくて
大満足だったのであります

土岐の、いわゆる織部ヒルズの界隈だったわけですが、
まぁ、ようするに陶器に関する問屋や販売店の工業団地といいますか、
全国、ああいった工業地域がいくつもあるよねと
そういう風情のなか、もっさり楽しめるところだったのでした
道の駅「志野織部の里」から程近く、
この道の駅もなかなかよろしかったんだが、
やはり、その界隈のお店といいますか
会場の商社はより面白かったのであります

露天で作家さんもいっぱい出ていて
かなり面白かったのでありますが、
それよりも今回一番だったのが呈茶でありまして、
これが本当にすごい、
まさかの、人間国宝の手の茶碗で呈茶される
という、とんでもないイベントでありました
正直自慢したくて仕方ない

荒川豊蔵の唐津茶碗、
鈴木巌の志野茶碗(白・紅)、
加藤卓男のラスター彩茶碗、
加藤孝造の引き出し黒茶碗

こんな名品で茶を飲めたのであります
こんなすごいことがあっていいんだろうか、
いや、本当、これはすごいイベントであります
これだけのためにいってもいい、間違いなくそう思える、
満足という言葉では足らないほど、とてつもなくありがたいものでありました

あんないい茶碗は、楽家で、歴代楽茶碗の触れる会以来でありましたが、
今回の、大好きな美濃系統の国宝手に、
もう垂涎といいますか、感激と感動のあまり
手が震えるほどでありまして、
まさにうずくまるの様相で、思いっきり愛でてきたのでありました
すごくありがたかった、とても楽しかった

特に、加藤卓男のラスター彩茶碗に関しては、
あんなにきれいに発色しているラスターに出会えるなんて、
もう、涙が出るほど嬉しくてたまりませんでした
あれは300万円くらい積んだら手に入るんだろうか
いや、もっとするんじゃないかしら
そう思うほど見事見事でありまして、
たまらない、あれだけをひたすら眺めていたいと思うほどでありました

もちろん、大本家といいますか美濃といえばの志野についても
鈴木巌さんの大ぶり迫力がたまらない紅志野なんかも見事で、
こんなに大きいのか、重いのか、だけど手触りが違うものなのかと、
初めて志野に目が啓いた感じがしました
もう安い志野の釉薬に騙されないぞ

と、まあそれ以外にもいっぱいあったんですが
この茶碗との出会いがただただ凄くて、
あの祭り以外でも飲ませてもらえないだろうかなと
甘いことを考えたりしながら
今年はよいことがあるぞと、改めて思ったのであります
ありがたしありがたし、楽し楽し

東洋陶磁美術館  定窯 窯址発掘成果展

2014-03-19 20:43:40 | 陶磁器を探す旅と名物
久しぶりに大阪の東洋陶磁美術館に行ってきました、
先日、台北故宮の定窯展をちょっとだけ眺めた、
その思い出も新たにという具合で、
アジア屈指の名物集を、ずずいっと見たのでありました

題名のとおり、「定窯」でやかれた
白磁の名品や、窯址から発掘された破片などを集め展示というところ
美術展というよりは、考古博物展といった様相、
なかなか面白いものがいくつも見られました

基本的に展示は発掘品ということになるため、
どうしても完品ではなく、破片を継ぎ合わせたものや、
復元させたものなどばかりで、
これはこれで面白いと思うものの
正直、磁器についての知識が乏しい私には
さっぱりわからんといった具合であります
かつて、土岐の博物館いったときも思ったが、
古い破片を見て、これだと思うほど、
業がきわまっていないというか
錬度と想いが足らない具合でありまして、
見てもピンとは来なかったのであります

とはいえ、顔だけの仏像などについては
こんなに小さいのかと思うものの
その造形だけで、何か、厳かといったらいいのか
雰囲気が違うなんて気圧されたりと
見所は豊でありました

無論、これにかこつけてというわけでもないですが、
平常展示のほうも充実でありました
特に、定窯に絞ったというではないですが、
あまり見慣れない白磁もいくつか展示されていて、
見事な薄さと細工の白磁皿など、
ため息が止まらないものばかりでありました

また、青磁のほうも力が入っておりまして、
特段に何と名前がないものの、
ちょうどよいと、思わずつぶやいてしまった、
見事な鶴首の花生というか、瓶子なんかが見事でありました
あれは本当に凄いな、故宮の空を写した花形器をしのぐと思う、
それくらい、見事な空色でありました

無論国宝群も当たり前のように並んでおりまして、
楽しみにしていた、耀変天目、木の葉天目、そして、
飛青磁といった、もう最高すぎて腰が砕けるといった
超絶大名物もありがたく拝見できたのであります
今回は、というほどでもないですが、
いつもの様相に加えて、安宅コレクションに勝るとも劣らない
李乗昌(イビョンチャン)コレクションまで展示されていて
陶磁器好きには、見逃せない見事なものでありました

惜しむらくはといっていいのか、
今回のでは、刷毛目、粉引といったものがほとんどなくて、
こっちの方面の名品もまた見たいと
心豊かになりつつ、大層楽しんできたのでありました
たまに、ちゃんとしたものを見て
目を潤わせたいものであります
眼福眼福

建仁寺

2014-03-13 18:11:33 | 陶磁器を探す旅と名物
名所めぐりというのは、
近くにあるとなかなかしないものでありまして
京都近くに住んで10年をとうに過ぎたというのに
多分初めてじゃないかしら、
建仁寺にいってきたのであります

京都最古の禅寺ということで、栄西禅師を祀るいや、
神様じゃないからそうじゃないな
ともかく、ゆかりの寺というわけで、
名物も様々に備えた、ステキなお寺さんであります

しかし行ってみてびっくりしたのでありますが、
開放された堂の中は見事このうえないのでありますけども、
まさに「観光寺」と呼んでよいのでしょう
それを意識したつくりというか、併設された雪隠の整いぶりとか、
大名物のそれぞれが、コピーというか複製と呼ぶのか、
写しのそればっかりというのに驚きました

あの有名な「風神雷神図屏風」をはじめ、
龍雲図、竹林七賢図などどれもこれも見事なそれが
全部デジタル複製されたもので飾られている
いや、なんというかな、ありがたみがというか
そういうものかと思うものの
なんか、残念に感じてしまうような不思議な気分でありました
実物は、確か京都博物館にあったよなと思い出したりしながらも
その写しながらも、迫力あるそれらに
とりあえずありがたいありがたいと手をあわせた次第でありました

このほかには、秘仏というでもないのでしょうが、
賢人をかたどったと思われる、様々な老人の陶器人形があり
こっちは本物と思われましたが、
なかなか見事なもので、ガイジンと並んで
ほうほうと楽しんできたのでありました

そして、かの有名な法堂の天井画「双龍図」を拝見
これがまた見事なものでありまして
あの迫力は、実物を見ないといけませんななどと
最近作られたそれとはいえ、その鮮やかな、そして
おどろおどろしいとも思える姿かたちに
じっと見入られたりしたのでありました

そんなわけで、何の変哲もない
ただの京都禅寺めぐりだったのでありますが、
暖かくなってきたからか、人の多さは凄まじいもので、
禅寺特有の静けさみたいなのは
ここではなかなか難しいなと
思ったり感じたりしつつ、心清らかになりたいなどと
ほざいて回るのでありましたとさ

春日大社宝物殿 特別公開 刀剣と甲冑

2014-03-10 20:34:07 | 陶磁器を探す旅と名物
2月のこと足を伸ばして奈良まで遊びにいきました
春日大社という、非常にありがたい神社に
一度くらいはおまいりしておこうと
なんか、信心深くなったといいますか
ともあれ、遊びにいったのであります

春日大社そのもの、それもまた
見事で見所たっぷりだったのでありますが
それよりも、近所の鹿なり、居並ぶ灯篭なり、
それらをやり過ごしてたどり着いたのが宝物殿
ここで、非常に珍しい、国宝の大鎧の展示があるというので
まぁ、それが目当てで足を運んだのでありました

「刀剣と甲冑」ということで、
国宝の甲冑(大鎧)を3点、国宝の太刀を2点含む、
絢爛豪華な展示を拝見したのでありました
いやー、凄かった
甲冑というと、どうしても、戦国時代のそれしか見たことない
そう思い起こさせるほど、見事な赤糸威、
ああ、平安武者のそれだ、すげぇ、なんて豪華なんだ
というか、鎧ってこんなに綺麗なまま残るものなのか
凄かったのは「竹虎雀餝」の装飾、
金細工で、見事な竹と虎、そして雀が彩られて
見事なんてものじゃない
その豪壮さから、義経の鎧との言い伝えもあるんだそうで
本当に素晴らしいものでありました
また、前たてというか、鍬形が凄いの
まさに皐月人形のそれなんでありますな
さすが国宝と呆気にとられたのでありました

これに加えて、国宝・金装花押散兵庫鎖太刀も凄い
物凄い鋭利な姿に加えて、見事な鞘、
足利家の花押がいくつもおしてあり、なんとも晴れやか
黄金のそれということからか、義満が奉納との話しで
まぁともかく、そのいわれと姿に圧倒されたのであります
いかにもお宝を見たという具合でありました

それ以外にも、太刀や具足の重文が山ほど展示されていて
空間としてはさほどに広くないというのに
いつまでも居たいと思うほど見事なそれでありました
本当、ありがたいことであります

大鎧の形状というか、大袖は後ろに太い紐で結んであるという
知ってる人には当たり前なんでしょうが、
ああこうなってるから、動きやすくできるのかなどと
感心しきりなことも盛りだくさんでありまして
非常に楽しめたのであります
こういったものがあるから、京都奈良の寺社仏閣は侮れないと
また、別を見回りたいなどと
思うのでありました
眼福眼福、剣呑剣呑

茶道資料館 新春を寿ぐ 酒の器

2014-03-01 17:36:42 | 陶磁器を探す旅と名物
初めて茶道資料館にいってきました
ちょっと恥ずかしいお話でありますね
いまさらかよという具合であります
今回の展覧会、まあ、お酒の器が並んでいると
まぁそういう話しなんですが、これももう
明日までというところ、たまたま近くに行く用事があってと
そんなことはどうでもよい

裏千家のそれこれを楽しめるということで
期待をむねにいってまいりました
ああこれが茶道資料館、
ちょっと古いビジネスホテルみたいな玄関だ(失礼な)

くぐって、すぐにお会計、
なんと呈茶券までついてくるという至れりつくせり
はっきりいうと、お茶だけで十分元が取れますね
とりあえず入ってみて、
まったく勝手がわからないのでうろたえるのですが
開けているほうにと、ついつい引き寄せられると
そっちは呈茶ゾーンでありまして
あれは帰りにしようと、きびすを返す
そして、小さい自動ドアを見つけると
ああここが、第一展示室かと、素人には難しい配置でありました

で、見てきた中、ぐっときたというか
これで日本酒飲んだらどんだけ旨いんだろうかなと
垂涎だったものが、本当にたくさん
一番のポジションに瓢箪徳利がありまして、これもまた
細工が見事で、私の好きなでこぼこ形がまたステキ
しかし、それに留まるわけもなく、
唐津、粉引、青磁の盃、徳利が見事、これは本当に見事
特に、唐津と粉引については垂涎、
すごい色、ものすごいかっこいいの

粉引については、耳盃がありまして
これが片耳だったのが衝撃でありましたが、
色合いが抜群にいい、あれがびわ色でいいんだろうか、
飴のような質感の淡い色が盃全体にまわっていて
至極たまらんのであります
あんな、酒が旨そうに見える盃見たことねぇ
欲しい、凄く欲しい

あとは、唐津の徳利が完品であったり、
朝鮮王朝時代シリーズの、井戸的なものもいくつか、
さらに志野、黄瀬戸といった
個人的にはなじみ深いものもいっぱいでありました
凄いな、茶道のそれなのに酒ものもいっぱいなのね

そして、二回の併設展示を見にいきますと
馬術についての指南書というよくわからない巻物に加えて、
こっちも凄かった、池田家伝来の萩焼、
黒田家伝来の高取鶴首茶入、天明富士形釜、
武家好みのそれも見事でありました
いや、やっぱり酒器も好きだけど茶道具だわ、
このビビットな感じ、本当
脳天を突き破るかのような衝撃がステキであります

そんなわけで、見ておいてよかったと
しおしお、かみ締めてお茶を最後に頂いたのでありました

珍しい、黒楽の筒茶碗
話しをうかがうと、ニューヨーク出身のガイジンさん作らしく、
ちょっと筒が円ではなく楕円になってるのが面白い
そんな具合でありました
あれって、どうやってお茶点ててたのかお手前見たかったな
茶菓子も、また時節にあわせて梅をかたどったもので
これも甘さよろしく、最高だったのであります
最後に、ちゃんと茶道具一式見せてもらえるので
非常にありがたく
もっと、趣味Do楽の裏千家シリーズをちゃんと見ておくべきだと
心新たに思うのでありましたとさ

ああ、名物の一つでも欲しいなぁ

2013年 信楽焼まつり

2013-11-21 20:45:19 | 陶磁器を探す旅と名物
書くの忘れていました
今年もちゃんと行ってきたのでメモっておきます

10月だったと思いますが、信楽の陶器祭りにいってきました
今年はビッグな台風のせいで、道が封鎖されるなど
かなり開催が危ぶまれる内容でありましたが、
会場を分散するという手段に出られたらしく
いつもよりは、少し閑散というか、とてつもなく広く
あちこち回ることになったので
なんというか新鮮でありました
おかげで、面白いものも見えたのでよいのです

メイン会場は、陶芸の森だけとなっていましたが
それ以外のところもバスで移動して回ることができて
散策にほどよいといった具合で、
老若男女がうろうろしていたのが印象的であります
今回の目玉というか、特色のひとつに
街の辻辻にアートなたぬきが立っているという企画
これが、予想以上にアートでありまして
まぁ、平たくいうと、異様なわけでして
大変面白かった
なんでカメラ持っていかなかったんだろうか
我ながら残念に思うのですが、
見たことない色とか模様のたぬきどもは、
眼福はなはだしいものでありました

そんな面白イベントを包括しながら、
陶芸の森会場は盛況でして、
あれやこれやといつもの若手から、年寄りまでの
様々な作家さんテントが並び、
陶芸の森本館の中でも、新しい取組の紹介はいつもどおりだけど、
今回は、より、若手作家をクローズアップしているのか
様々な若手作品が並んでいたのが印象的でありました
なかなかステキなのも多く、
陶人形のジャンルは、信楽ではあまり見ないこともあって
目を見張るものがありました

まぁ、そんなわけで、規模が小さいというか
買い物というのには向かない感じではあったものの、
祭りとしては非常に楽しく、満足して帰ってきたのであります
毎年、何かしら新しいものをと苦慮されている姿が、
信楽祭りのいいところだと、安住しないところに
好感を覚えるのであります

京都 興聖寺、またの名を織部寺

2013-10-23 20:31:42 | 陶磁器を探す旅と名物
行って来ました
へうげものツイッターで手に入れた知識に従って
まさか、京都に古織の墓があるなんて思いもせず
ぼけらったと、10年も無駄に過ごしていたかと思うと
ちょっとした恐怖でありましたが 先日、
しれっと立ち寄ってみたら、
さらっと空いておりまして、
これ幸いと中を物色、いや、墓参りをさせてもらったのであります

まずは正面というか、門前のお寺の名前であります
同名のお寺で有名なのが宇治だったかにあるかと思いますが、
こちらは西陣のほうにありまして、大徳寺の近所でした


織部寺の別名があるそうで、あの古田織部正重然の墓があります
別名は無論、この織部正からとられているようで、
観光寺じゃないせいか、たまにしか空いていない様子でありました
このときは、たまたま拓いていたようで
ほうほうと見せてもらったのであります


お寺さんだけあって、何かしらのありがたいものもあります


そして、奥まった墓地にそれはありました
探しまくりましたが、織部の墓とは一言も書いてないので
注意が必要であります


墓石にある「金甫宗屋」というのが戒名なのかなんなのか、
ともかくこれが古織のことなんだそうでありがたく
手をあわせたのであります
というか、漫画のせいで、墓を写真に撮るという行為に
なんら恐怖とか、なにかを感じません


そして、鳴海織部を思わせるそれこれ



ついでと言ってはいけませんが、
曾我蕭白の墓もありました


冒頭の高札のとおり、平成26年だかに織部正の何回忌かをやるそうで
ちょっと興味深いところでありました