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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

国宝「如庵」

2011-12-29 22:11:48 | 陶磁器を探す旅と名物
愛知県は犬山にあります
国宝茶室「如庵」を見てきました

まだ行ってなかったのかよと自分でも呆れてしまうところですが、
ようやっと機会がありまして、有楽苑を見てきたのであります

織田長益が、さまざまに遊びまわった人生の最終、
犬山で終えたのかはわかりませんが、
ゆかりがあった様子で、京都にあった有楽斎の茶室を
移築したのが、この有楽苑であります
茶室は国宝指定されております「如庵」どっかで聞いた話では、
長益が洗礼を受けた名前がジョアンだったからだとかなんとか、
そんないわれが、現地にはまったく記されていなかったので
嘘なのかもしれないと思いつつ
それでもなにやら、心躍らせながら見てきたのでありました

有楽好みと呼ばれる井戸やら、
加藤清正が釜山から持って帰ってきた岩だとかが配置されていて、
庭などもかなり見事であります
苑内には、如庵を含めて3つの茶室がありまして、
ひとつは大阪屋敷の本図を再現したものに、
もうひとつは完全オリジナルだったかなんだとか
ともあれ、中でお茶も飲ませてもらえて
大変寒いなかでも楽しんでくることができるのでありました

見事というでもないですが、名物を眺められるということにおいては、
この如庵に加えて、少し角度を探す必要がありますが、
日本の名城に数えられる「犬山城」が間近に見えるということもあり
景色としては、非常によろしいわけであります
木曽川のほとりで、
風情豊かな街並みがなかなかステキで、
まぁ、実際は大半がシャッター街というところで
目も当てられないという具合なんでありますが、
それはそれ、じっくりと復興の息吹というのか
犬山城近くにまでいくと、あれこれと観光向けに
お店が頑張っているところが見えてステキでありました

さておいて、如庵
正直、茶室の善しあしはまったくわかりませんので
論ずることすらできないという体たらくでありますが、
かの有名な、暦貼りでありますとか、
有楽窓だとかをじっくりと見物、
間取りのよしあしはさっぱりわからぬものの、
狭いという印象ではないのが
有楽なんだろうと勝手に納得するのでありました
割と明るいのも印象的であります
ただ、織部好ほどではないのでありますがね

あと、庭というか、苑内にさまざまな茶花が植わっているのが印象的でありました
季節の花が、必ずなにか使うことができようと
そういう具合に見てとれるほど、四季折々に楽しませてくれそうな草花が
随所に植わっているのがステキ、
そろい咲くということがないので、
この季節が一番というのはなさそうでありますが
なんともかんとも楽しめたのでありました
山ほどのアマドコロが群生している姿は、
冬といえどもステキと思われるのでありました

と、まぁ、これが特にすごかったというのが
残念ながら見当たらなかったものの
これで国宝をまた一つ、脳内におさめたと
ほくそえみつつ、人生を積み重ねていく
そういう気分の冬の愛知を堪能中なのでありましたとさ

高速増殖原型炉もんじゅ

2011-12-29 00:15:28 | 陶磁器を探す旅と名物
行ってきました

少し前になるのですが、ナントカ大臣とニアミスするような
なかなかスリリングな日に見学をしてきたわけであります
今年のあれこれのことも踏まえつつではありましたが、
実際のところ、さっぱり勉強が足りてないというのは
本当のことでありまして、実地研修ではありませんが、
純粋にどんなもんだろうと、勉強のつもりで見学を申し込んだんであります
人はそれを好奇心と呼んで、
よい意味にも悪い意味にも使います

さて、割と簡単に見学できるという事実に
ちょっとびっくりしたのでありますが、
見学コースをみっちりと楽しもうと思うと
事前予約が必要になるというあたりから、
なかなか面白いイベントだったと思うところです

とりあえずメールで何度かやり取りをしたのですが、
いろいろと事細かなことを聴取されて、
結構な緊張を強いられた次第、別に何もないわけなんですが、
見学理由なんかを聞かれて、上述のように
好奇心と書くわけにはいかないと、あれこれ考えた挙句、
後学のため、などと、海外いって、サイトシーイングというのと
なんら変わりないそれでありましたが、
なんとか通過することができまして、無事見学したのでありました

実際は、敦賀という町一帯のレビウを書いたほうが
よほどよいかなと思うくらいでありましたが、
どこもかしこも原子力発電所関係で驚きでありました
凄いな、こんだけ身近にあるもんなんだなと
改めて思ってみると、なかなか背筋を正したくなることであります

それはさておき、もんじゅについては、
実際にもんじゅを見学できるというわけではなく、
もんじゅ自体は、ちょっと離れたところ、
見学できる高台みたいなところがありまして、
そこから見下ろすという程度であったんですが、
凄い厳重な警備のなか移動してというのは、
なんというか、すげぇところに来ちゃったな、
なんか軍隊みたいな車もいるしなぁと
割と本気で怖くなったのでありますけども
非常に有意義であったと思うのです

見学として、原子力、いや、そもそもの
高速増殖というものが、どういう原理なのかとかを
いちからきっちりと説明されて、
案内の人付きっ切りで、1コース勉強できたのですが、
伊達や酔狂で年齢重ねておいてよかったと
つくづく思うくらい、しっかりとした勉強でありました

増殖云々について、私ごときがとやかく言うのは
だいぶ間違っておりますので、そこは
諸兄の勉学のつまみにしていただければと思うのでありますところ
ただ、その見学と施設については、筆舌に尽くしがたいというか
これはすごい、生々しい言葉で書きますと
これは金がかかっている
そういう具合でありました
これを糾弾とするのは、また、違うよなぁと思うところ
論理と呼ぶのかわかりませんが、話の筋としては、
いろいろとやってるから、それをしっかりと説明する必要がある、
そうだパビリオンを作ろう!みたいな説によって
出来上がったんじゃないかなと、ついでに、その説明に、
あまりにも力を入れすぎて、ちょっとハンパねぇと
思わず息を呑むほど精巧な模型とかが出てきて
こりゃ、凄いなと違う意味で感心しきりでありました
ただ、人はあんまり来ないだろうから
もったいないというのは事実でありますね

見学コースとしては、まず最初に、
高速増殖炉についての説明を映像というかビデヲのようなもので
10分ほど解説されまして、そこからパビリオンを
説明員の人と一緒に見学、見学しながら、様々な補足説明を受けて、
その後、ナトリウム冷却という方法について説明を受ける
個人的に、このナトリウム冷却のところを
相当に期待していたのでありますが、
これについては残念ながら、われわれサラリーマンの悲しいところ
休日に行くと、あんまりしっかりとしたものは見せてもらえませんでした、
液体ナトリウムとか、たぶん生で見られる機会無いだろうから
ぜひとも見たかったのですが、それは映像で済まされてしまい
凄く残念でありましたが、金属ナトリウムの切断実験はさせてもらえて、
まぁ、高校の化学の授業でやったことと同じでありましたが
割とやわらかい金属だよなぁと改めて実感できたのはよかった

なぜナトリウムで冷却するのかというところは、
なかなか面白い話でありまして、実際にうまく運用できれば
とても効率的によいことなんでしょうとしておきます
それを効率的に運用するために、様々な障害があって、
それを探るのがこの施設の目的なので、
今はそれを論ずるにあたわないのであります

で、ナトリウム実験施設なんかをあれこれ見せてもらって、
ナトリウム火災用の消火器とか、もう、ここでしか使われないんじゃないかと、
これまた不思議というか、金かかってるなぁ的なそれを
思い描く黄色い消火器を見たりしながら、おなかまんぷくに、
そして、上述のもんじゅを実際に遠くから見てみるというコースで終了
濃厚な1時間30分を過ごせるという意味では、
大人向けのよい社会見学だと思ったのであります

実際といっていいのかわかりませんが、
これによって、そもそももんじゅってのが何をしていて、
どういう目的のものなのかというのもよくわかったのは事実でして、
これは原型炉という名前で、その前にも実験炉だったか
プロトタイプが存在していて、今はその原型炉実験という過程だというのは、
仕事を進めるという観念からして、非常にわかりやすいと思うところ、
さらに進むと、この後、いわゆるOT工程というのか、
実証炉というのを作って、採算レベルにのってくるかを検証すると
まぁ、なかなか面白い話なのでありましたが、
それまでにどんだけ金がいるんだろうかなと
確かにそのあたりは不安というか、いろいろ思わされるのであります
事業計画からして、すっかり古びているのも確かですしね

見学したあとになって思うと、もんじゅをとやかく言うという行為は
そもそも間違っておるのだなぁというところで、
この全体の事業計画というもの、それ自身について
何か論ずるのが建設的なことなんだろうと思うものの、
論ずるにはあまりにも初期のなりたちについてわからないことが多く、
情報を出してくれるはずのこういったパビリオンも、
そういうレベルではなく、はぐらかされた内容になっているのも
やはり正しいと思われるレベルでありまして、
不審と、さまざまなものを想起させるなぁと思ってしまったのでありました

が、とりあえず、見学としては大変勉強になって、
やっていることを学ぶという意味ではすこぶるよかったんじゃないかなと
えらそうなことを書いておきつつ、
貴重な経験ができてよかったと筆をおくのでありましたとさ

大人になってからいける、こういう施設というのは
思った以上に多いようだとも思うのであります
意地悪く考えれば、こういった施設は作ることに意味があって、
こうやって熱心に訪れられるのは、また、それで困ると
そんな風にも見えてしまうのですが
それはまた、個人の感情でありますね

自衛隊今津駐屯地見学

2011-10-18 23:27:49 | 陶磁器を探す旅と名物
111009_今津駐屯地創立59周年_その1

111009_今津駐屯地創立59周年_その2


111009_今津駐屯地創立59周年_その3


うまいこと貼れているといいのですが、
先日、自衛隊の駐屯地で戦車が見られるという
ナイスな情報を手に入れたので、喜び勇んでいってきたのであります
滋賀県北部の今津駐屯地、関西随一なのかはわかりませんが、
近畿圏では相当大きな戦車基地であるようです

詳しくというか、語るのもおこがましいといっていいのか悪いのか、
感動というか、感激と、興奮のあまり、
写真撮りまくってしまったのでありますが、
いや、すごい、銃器が、重機が、本当すげぇなんてもんじゃねぇ
空からレンジャーが降りてきたり、
戦車部隊が展開したり、
155mm榴弾砲が展開したり、
バイク部隊が騎乗射撃したり、
空砲とは思えないような衝撃波に驚いたり、
戦車か特車か装甲車かなにかわからないのが
ともかくあれこれといっぱいやってきたりと
なんか、大戦略といったらいいのかなんなのか、
おお、すげぇ、74式だよ、弾丸ジャッキーどころじゃねぇよと
興奮が、本当、もうすげぇ、まじすげぇ、超すげぇ

そんなわけで、頭悪い言葉しか沸いてこないほど
実にすばらしいそれこれだったので
とりあえず写真だけ貼っておくのであります
写真ごとにあれこれとコメントつけるという
昔なじみ深い内容で更新しようかとも思ったんですが
100枚近くあると無理だなと断念しつつ
楽しんでもらえましたら幸いです
戦車かっこいい

2011年秋 信楽陶器まつり

2011-10-10 16:42:00 | 陶磁器を探す旅と名物
秋は久しぶりだったかしら?
わからないまま、秋の信楽散策がてら、陶器まつりにいってきました
確か、前回、春か秋のどっちかでいったときは
休日1000円効果であほみたいに人がいたと
書いていたような気がせんでもないですが、
今回、そういった効果がなくても、とんでもない人出でした
たぶん、三連休ずっと晴れていたからでしょう
いや、それなら、三日間に分散されるから
もっとすいてないとおかしいのか

独り言をつらつら
ともあれ、その混雑のなか、あれこれと
あわただしく見てまわってきました
今回もというか、最近はすっかり陶器まつりそのものというより
これにあわせて催されるイベントである
アートフェスタと、陶器の森の産業展示
この二点となっておりまして、バスに揺られていったのであります

今年はまた、特にといっていいのかどうか
産業展示がすばらしかったように思うところです
「信楽透器」という新しい素材というのか、ジャンルを開拓した様子で
それを使った生活雑貨というのか、生活用品といった提案が
なかなか非常によろしく見えたのであります
証明の外側に紫香楽焼きなんてのは
前々からやられておりましたが、今回のこれは
透けて見えるというのか、電灯カバーみたいな、
透過が魅力のそれなのであります、
ほどよいというのか、和紙を透かしたのとは若干異なりますが、
かなり和らいだ光が出ておりまして、
おそらくはエクステリア用と思われるそれこれは
幻想的なものでよろしかった
そうと思えば、壁面証明なんかの素材もあったり
どんどん進化しているのだなと感心しきり

また、陶器スピーカーという、また新しいジャンルも出てきてて
あれも非常に面白く思えたのであります
木製スピーカーではなく陶器とすることで
また音色がかわるであろうというのは想像にかたくない
そこを狙った商品の開発も行っているとのこと

さらにはデザイン性優れる器の提案というのもなされておりまして、
いかに同じ型からデザインで優れるものを作るのか
そういったことにチャレンジしている展示もありました
これも面白くて、同一の茶碗から、そぎ落としをいくつか行うことで
何種類もの違うもの、されど工業製品的に均一な茶碗とかを
あれこれ製造できるというところがステキでありました
釉薬の掛け違いみたいなのにも精力的な様子で
なんというか、信楽の未来は明るいなぁとほとほと
感嘆したのであります
他の窯場もこんなことしてんだろうか、少なくとも、
美濃と常滑じゃ見たことない気がすんだがなぁ

展示館では、そのほか、企業というか、
各窯元が取り組んだデザイン性の高い器もあったり、
窯業高校の生徒さんの作品が出ていたりと
非常に面白く楽しめたのであります
窯業高校の作品は特に安いので、なかなか魅力的
まさか、抹茶ワンを500円で買えると思いませんでした
これはよろしい、日ごろ使いにもってこいであります

そして、いつものようにアートフェスタとして、
新人作家さんのテントをあれこれとねめ回って
さらに本会場、信楽会館と見てまわってきたのでありました

今回、なめていたというか、最近いってなかったのかと
思いいたるほど、本会場も非常に充実しておりまして、
なんたって安い、ともかくこれはよいと思えるものまで安い
これに驚いてしまったのであります
結構出物というか、いいものが安く大量に出ていたので
ちょっと大丈夫かというか、凄いな信楽と
あっけにとられてしまったのであります
もっと稼ぎがあれば、山ほど買うというのに…

そんな悔しい思いもしながら、これならば
この混雑もうなづけるなんて、えらそうなことを考えつつ
裏道を通って逃げ帰ってきたのでありました
ちょっと、さすがに、本ルートの混雑は常軌を逸するというか
凄い量だったので、びびってしまったのであります
無形文化財さんの様々な作品を見られたり、
ずっと前から気になっていた、陶器人形を作っている窯元の
アトリエが見られたりと、いろいろ楽しかったのであります
今年はあたりでありました
三連休通いつめればよかった、しまったなぁ

2011秋 京都大アンティークフェア

2011-10-03 23:27:58 | 陶磁器を探す旅と名物
前回は春だったと思ったんですが、
あっと言う間にやってきたなという
月日の速さにおののきながら
いって参りました、京都大アンティークフェア
西日本最大級の骨董市であります

前回度肝を抜かれたという具合で、
会場に圧倒されておりましたが、
今回は二度目ともあって、割と落ち着いて見ました
レイアウトは前回とあまり変わっておらず
出ている業者さんも、おそらく
大半が同じだったんでなかろうかな
そう思ったりしつつも、前回買いそびれたものは
当然のように今回は出ていなかったりと、
一期一会というか、骨董は欲しいと思った時が買い時という、
当たり前のことを感じ入った次第であります

ただ、それはそれとしまして、
今回、なるべく安物買いをしてみようなんて
方針をたててみて、ぐりぐり見て回ったのでありますが、
流石骨董市というだけあって、安いモノは安いモノなりに、
結構な数というか、種類があるのでした

まぁ、値段相応だよなと思うのですが、
ほぼガラクタという部類のカフスボタンが、
1組300円とかで投げ売りされていたり、
得体の知れない茶碗が1000円とかで売られていたりと、
なかなか楽しかった次第
だけども、やっぱり本物を見てしまうと
そっちのほうがいいなぁなんて思ってしまい、
なかなか安物に手が出ないのでありまして、
さらに、考えてみればあり得ないと
すぐわかりそうなものの、
安い中にお宝的なものがあるんじゃないかと
血眼になって探したりもしてましたが、
あの会場は、売り手が同時に買い手でもあるんだから、
そこらのフリーマーケットと違って、
だいたい相場どおりなんだろうなと感じたりもしたのでありました

ただ、それでもといったらいいのか、
もう嘘もつき通したら勝ちだろうみたいな風情で、
国宝級2000万円とか書いた茶碗が、
野ざらしになっていたり、ちょっとよさげな茶碗を見たら、
宋代の貴品だけど3000円にしてあげようとか、
わけのわからない胡散臭いものも
またまた山盛りになっておりまして、
18金と言われたメッキの剥がれかけたなにかとか、
これが骨董の恐ろしさかなんて、違うものも満喫したのであります

結局、買ったものといえば、
象牙のチップくらいのものでありまして、
考え直せば、象牙クズももう少し買っておけばよかったと
反省しきりであります
茶杓作るには細いという理由でクズを買わなかったんですが、
よくよく考えてみたら、耳掻きくらいだったら
彫れたんじゃないかななんて
素人ながらに失敗だと嘆いた次第
今度の春には、それを念頭に買ってみようか
そう考えておるのでありました

その他も、骨やら角やらの材が目についておりまして、
なんか、骨董というよりは、ガラクタ市に近い部分に
ひかれておったような、そういう過ごし方をしたのであります

よい茶碗もあったけど、これは
ちゃんとした店で買おうかなぁとも思うのです
フェイクの藤田みたいに、フェイクとわかったうえで、
できのいいのを集めるってのもいいんだが、
なかなかそこまで目がききませんので
難しいものであります

愛知県半田市にて

2011-09-26 21:40:34 | 陶磁器を探す旅と名物
愛知県をぶらぶらしていて、半田であれこれ遊んできたので
そのレビウをかねて、メモっておきます

■半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場)
これは、別だてでカブトビールの話もやらないといけないかと
思わなくもなかったのでありますが、
なんと、半田市にも赤レンガの建物がありまして、
それがあれこれと補修を受けた今、定期的に一般公開されておるのであります

聞いたところでは、もともとはカブトビールという、
地元のビール工場だったそうで、ドイツの技術なんかを使いながら
立派に販売されていた様子でありました
現在というか、期間限定で当時の復刻ビールが販売されていますが、
黒ビール風で、苦味強く、なかなか美味しいものでありました

見所としましては、二次大戦時になんと、あの中島飛行機の
食料庫を担っていたらしく、当時空襲というか、
急襲してきたP-51に機銃掃射を受けたという
その痕跡がすばらしいのであります
今と、どの程度破壊力が違うのかわかりませんが、
存外、レンガというのは頑丈なのか、へこんでいるという程度で
穴があいているわけではないのが、なんだかリアルでステキで、
固唾を呑んで見守ったのであります
展示として、そのときの銃弾や、当時の新聞なんかもありまして
なかなか楽しかったのであります
風情もあるし、この時期だとほどよい涼しさをともなって
大変よろしい場所だと思うのでありました

■国盛の工場見学
正式には、工場ではないのでありますけども
国盛の日本酒を試飲できたり、当時の蔵なんかを見学できたりと
なかなか楽しい社会見学ができる施設でありました
当時の甕なんかもあるのですが、磁器なんかもあれこれ展示されていて
熱燗造る装置という、ステキなそれなんかは
ノスタルジックで、思わず一つほしいと思わせるような感じ
ステキでありました

日本酒のほかにも、やきいも味の甘酒とか、
アルコールでないものも面白くて、地元企業だけに
がんばっていただきたいと、願ったりなんだったりしつつ
にごり酒がうまいなぁと思うのであります

■ミツカンの工場見学
どんだけ工場見学し続けるんだという具合ですが、
かのミツカン酢で有名なそれも工場がありまして、
半田の地の利といいますか、運河沿いであることを利用して、
海運などとのかかわりをもった、
ミツカン工場の歴史を学んできたのであります

こっちは、相当に凄いといいますか
さすが大きな企業は違うと圧倒されてしまいましたが、
当時の酢つくりのそれこれから、現在のそれまでを
わかりやすく解説されていて、大変面白かった
サントリーとかの工場にもいきましたが、
あれにかなり近いと思うところであります

まぁ、何がすごいって、この三つが
全部実は同じ企業家というか、企業一家からなっているという
そこなのでありましたが、
半田市すごいなぁと感心してきたのであります

知多というくくりなのか、知多半島界隈で、
あれこれがんばろうと、各市ががんばっておるなか
半田もすごいなぁと感心しきりだったので
メモっておくのでありましたとさ

常滑焼祭 2011

2011-08-23 23:15:56 | 陶磁器を探す旅と名物
今年もいってきました
常滑焼祭、セラモールと本会場をぶらぶらしつつ、
物見遊山としゃれこんだのであります

今年はあいにくの雨模様というところで
人手は例年より少ないかと思ってましたが、
そんなことは関係ないといわぬばかりに、
どやどやがやがやと、そして、相変わらず、
陶器の量り売りコーナーは大混雑という様相で
ほぼほぼ毎年どおりだったように思うのであります

さて、内容はといいますと、
ここ数回ですっかり学んだ2階のコーナーをめぐってみれば、
今年は配置が違うということに胸躍らせたものの
まぁ、いわゆる毎年どおり、例年どおりだなと
そんな具合なのでありまして
正直、めぼしいものがないなぁと
ちょっと残念な感想、
セラモールにいってみても、昨年買っておけばよかったと
がっかりしながら、少ないフウランや山野草を見て回ったり
あれこれしたものの
結局何も買わずに終わってしまったのでありました

今回、3回ブースにちょっと時間をとってみたのでありますが、
ここがいわゆる企業ブースというのでありまして、
JALとANAを筆頭として、あれこれ
地元企業というか、割と広範囲の企業が、
何かしらのブースを出してにぎわっておりました
ここで、JALが限定商品を販売していたりして、
うちの両親なんざ、それにいたく感心して買い集めたりと
なんというか、高齢者に向けた戦術というのは
まるで理解できない領域なんだなと
わけのわからない感想を抱いたのも一興でありましたとさ

陶器としては、最近ご執心の絵付けをじっと見てまわり、
伝統工芸士のそれこれをじっくりとっくり観察して、
いいなぁ、ほしいなぁと斜め見て終わるのみのみ
そんな情けない状況でありましたところ、
一人の麗人が、颯爽と現れて、
「あれいいな」なんて、遠巻きに見ていた陶器を
どやどやっと一気に3つもまとめ買いしているのを見て驚愕
一個少なくとも8万以上はしていたはずだから、
3つで20万とか、そんな値切りが発生したんだろうか
わからんが、じっと見守るその姿が
神々しいというか、何か、違うなとわけのわからん感動を覚えて
かくありたいと、思ったかどうか
わからぬまま
なんの感想やら、さっぱりなままで、
書き留めておくのであります

客に目がいくようになっては、どうも、いけませんね
きちっと目を陶器に向けたいと思うのだが
私生活がガタガタだとなんともなりませぬ

京都大アンティークフェア

2011-06-23 20:55:07 | 陶磁器を探す旅と名物
どうやら、京都で毎年2回ほど開催されているらしい、
大骨董市であります
先日、ひょんなことから開催を知り、しれしれといってきたのですが、
いや、すげぇ、なんというか凄い
これが、骨董なのかと、改めて
この沼の深さと恐ろしさを感じ取った次第でありました

300店もの骨董業者が、ところ狭しとブースをかまえて、
陶磁器はもちろん、刀剣、書画、宝飾品や生地、象牙からおもちゃ
なんでもござれという具合で、
本当に、凄いガラクタ市だなとみまがうばかりの
すばらしい品揃えでありました
この世界を少しだけかじったという
自分の矮小さをよくよくと理解できたというか、
象牙のクズとか、なんに使うかわからないものも、
なんだか凄くよいものに見えてしまうような
そんな恐ろしい、あやしい空間が漂っていたように
感じるのであります

会場はけっこうな広さだったので、
見てまわるだけでなかなか大変だったのでありますが、
好みの陶磁器を探そうなんて思って
さらさら見てまわると、えらいことで、
値段はまさにピンキリ、なんとなくよさげと思うと
途端に値段がはねあがるのは、通例どおり、
そして、あれこれと見てまわりすぎると
だんだんと、判断基準が鈍ってくるというか、
いよいよ、目が疲れてくると申しましょう、
価値観が崩壊というのか、わからなくなってくるのが
凄く楽しいのであります

なんとか踏ん張って、何も買わずに帰ってきたとか
ちょっと、骨董市いったわりにどうかしらねと
思うような内容でありましたが、
見てまわるだけで十分面白くて、
さらりと500万円~みたいな刀剣とか見て
こんなもんどうしたらいいんだろうと、頭を抱えたり
怪しさもきわまった感じの茶碗が、
これまた怪しすぎる桐箱と一緒においてあったりと、
なんだかどうだかと、うなりひねりすごしたのであります

今思えばというか、骨董の正しいところかとも思いますが、
ああいう場所で30万円くらいは、遊び金として使える
そういう余裕がないと、本当の意味で遊べないんだろうなと
凄く残念に思ったのでありました
すごい楽しかったんだが、買う勇気と金銭がなかった
1万、2万程度のもの、なんていう
通常じゃ考えられないような判断基準になってきたり、
蒔絵の箱が8万くらいだったら、安いじゃないかと
わけのわからないことを力強く思ったりと大変で
よろしくないですな、楽しかったけど

意外と業者さんは若い人も多かったりして
なんというか、世界というのは、見えないところに
たくさん、凄く、あれこれ広がってんだなぁと
感慨深く眺めたりしながら
ああいうところも、金を使うというのも大切ながら、
自分をさらけだしてというか、
本当に好きで、話すというのも一つ、
好きでなくても、なんとなく情報を得ようと業者さんを冷やかすのも
一つなんだなぁと、そういうのを精力的にこなす人を見て
感心したりだったのでありましたとさ
人見知りには悲しいが、難しい世界だと
すべてがそうだと知りつつも、思い知らされたように
考えるのであります

ともあれ、らくだの骨とか、
本当かどうかもわからないそれとか
買っておけばよかったなと、いまさらながらに思うのであります
どうやら9月にもやるらしいので、今度いったら
もう少し考えてみようと今から楽しみなのでありましたとか
メモっておくのであります

ラスター彩

2011-05-25 22:58:01 | 陶磁器を探す旅と名物
ラスター彩であります
ギャラリーフェイクあたりでは、
ラスター彩陶として、表記しておったように
記憶しております

本当かどうかわからないというか、
例によって、さして勉強もせず
聞きかじりだけで、情報を補完しておりますので、
なんというか、真実から遠い気がせんでもないですが、

中東で古く作られた幻の陶器でありまして、
チンギスハーンが遠征した時に、
ちょっと滅ぼしちゃったもんだから、
そのついでにこの製法も滅んでいたとかなんとか
それを、6代幸兵衛こと、加藤卓男さんが
研究に研究を重ねて、何度か、平山郁夫と遊びにいったりしながら(失礼な)
見事、復活させたという
とてつもない陶器であります

ギャラリーフェイクでは、どういう扱いだったか、
うろ覚えなので、なんともいえませんが、
へうげもので出てきたときは、
シュパァだったかの表現をもって語られておりました、
個人的に、あの例えは違うんじゃないか?
確かに、そんな音がしそうな気がせんでもないけど、
なんというか、もっと、凄いというか、
次元というのか、何か違うんじゃないかなと
違和感をもったのも懐かしいところであります

それを、先日も市之倉で見てきたのでありました
幸兵衛窯併設の美術館というか、記念館というか、
幸兵衛さん一門の凄まじい部分が凝縮されておる
大変よろしいそこにて、
本物のそれと、復活したそれを
じっくりとっくりと目に焼き付けてきたのでありました
そして、焼き付けている過程で
どうやら、熱病に近いものを発症したようで

ああ、ラスター彩の陶器が欲しい

そんな、きわめて当たり前のところに
ぴたり落ち着いて、もう、のっぴきならないというか、
至ったという境地におるのでありました

じゃぁ、買ったのかと言われると
残念ながらまだ手に入れていないのでありますが、
正直、いつなんどき、手を出すかわからないほど、
私には珍しく、かなり熱をあげておる次第

何がすごいって、やっぱり、あの色だ
金属光沢とは別の、虹色を呈するというのも
的を射ていない、筆舌に尽くしがたい見事なアレ
もう、あの色をずっとずっと眺めていたいというか、
見ていたいなんて、モノ狂いもよろしく思うほど
本当に見事なのであります

今まで何度も見ていたし、由来も聞いていたし、
割とちゃんと見てきていたと思うんだが、
何年も経って、唐突に見初められたというのか、
こう、私の感覚が、やっとそこに追いついたというんだろうか、
憧れというのをそこに覚えたのでありました

こうなってしまうと怖いもので、
自分では持ちたいような、持ちたくないような
不安を抱えるのであります
手に入れた時も、本当にあの色で輝くんだろうか、
ずっと眺めているから、美しいんでないだろうか、
そんなもやもやと感じつつ
思いの丈をとりあえずつづっておき
機会を見て

また、あの陶器に面会したいと
密かに考えるのでありました
あの場所以外でも、見て、それでもなら
もう仕方ないだろうか

そんなことを考えるのでありました

幸兵衛窯 2011春

2011-05-24 21:33:38 | 陶磁器を探す旅と名物
随分前になりますが、
今年の春の蔵出し市にいって参りました
市之倉は、幸兵衛窯であります
市之倉周辺が蔵出し市で賑わっておりまして、
あれこれと、周辺の窯元もついでに散策したのであります

いくつか語りたいことがあったのですが、
とりあえずは、震災の影響もあって、
中止になるところだったのが、
無事開幕となっておりまして、チャリティ販売なんかも充実、
安価でかなりよいものが手に入ったので
よろしいことこの上ない催しだったのであります

見所というか、やはりメインとせざるを得なかったのが、
幸兵衛窯の蔵出しであります
破格といっていい値段で、しかも交渉次第で
さらにお得!みたいな具合で、
まぁエキサイトして買うわ、買うわと
両親といったのでありますが、
大変でありました

少し古くなったと思われる食器はさておき、
桐箱つきの茶碗はなかなかお買い得で、
ちゃんと幸兵衛窯の印もはいって、
1万円という驚きの安さ
ステキこのうえないところでありました
手に入ったのは、志野でありました
やっぱり志野くらい持ってないとダメだろう
そんなことを思ったのか、
私ではなく、オヤジが買ってしまったのですが
まぁ、それはよかろう

その他も、かなりおいしいというか、
ちょっとだけ傷が入ってる器とかが、
新作なのに安いといったわけでありまして、
私も一品買ってきたのであります
なんか、ペルシャ陶器にも目覚めてしまいそうな
よくない様相であります
あのブルーは病みつきになりますね

そのほか、ぐるぐると歩いて、
個人的に贔屓にしていると、ひそかに思っている、
玉山堂にも立ち寄りまして、あれこれと物色、
途中で岐阜の無形文化財の人の
かわった黄瀬戸なんかも見てきて、
かなりガンプクでありました

思った以上に人出もあって、
かなり盛況だったように思われたのでありますが、
なんとも、お得な気がしたステキな催しでありましたと、
記しておくのであります

一番ステキと思ったのは、
今更ながらにラスター彩陶でありました
あれはハマってしまう
というか、もはや、ハマった
ちょっと、あぶく銭が出来たら
皿か、ぐい飲みでも買ってしまおうと
密かに誓ってしまうほどでありましたが、

これは別に立ててメモろうと思うのであります

野村美術館 茶の美の源流 唐物

2011-04-22 22:24:03 | 陶磁器を探す旅と名物
桜が散る前のこと
というか、咲く前くらいに行ってまいりました
考えてみると、きわめてポピュラーというか
スタンダートというか、
基本であり、見所たっぷりである
そう思える「名物唐物」をみっちり見られる特別展であります
ちょうど、今週から、内容が変わっているはずですが、
見たのは前期展、
いくつかは、以前にも見たと思いつつも

大天目茶碗
種村肩衝
長谷川文琳

珠光青磁茶碗なんぞもありましたが、
これは、ついこの間も見たなぁと思いつつも、
上記3点は段違いに見えてしまいました

まずは、「大天目茶碗」
とても大きい、イメージしていたというか、
想像していた天目茶碗よりもずっとずっと大きい、
暗くて深い色合いは、思わずつばを飲む感じで、
天目台にのっていたため、その、畳つきというか、
底の景色、釉薬の厚みなんかが見られなかったのが
残念で仕方なかったですが、その迫力に
圧倒されたのでありました
あれで茶を飲んだらうまいんだろうか、そうだろうなぁ
大きさとしては、井戸茶碗に近くて、
織部が見たら、割って小さくしたがるんじゃないかと
思ってしまうような具合でありました

そして、今、ものすごく後悔しておるのですが、
種村肩衝と、長谷川文琳
どっちも、凄い美しい肌と、その感激を覚えておるのですが、
どっちが、どっちだったか、
いや、どっちが小さくて、どっちが大きかったか
まるで覚えておらんのであります

片方は、凄く小さくて、なんというか、
これが、これを、こんな…
なんて、思わず目を見張る、可愛らしさ抜群の
本当、どうしようもなく愛でたいと思わせる
そういう、凄い精緻さ?違うな、
小さいながらも、美しいそれと見たものと

もう一方が、茶入というにはデカすぎないかと
心配になるような、これまた、ナイスなもの
そのそれぞれが、たまらなかったのでありました
あれを見たあとに、「江」で初花を見たせいか、
初花はデカいというのは覚えているものの
にんともかんとも、上杉瓢箪が小さいとか、
過去の記憶をたどってしまうのであります

と、まぁ、なんか、がっかりなできばえの感想文でありますが、
あとは、豊臣秀吉の茶杓とか、
松永久秀の茶杓とか、唐物と関係ないと思いつつも
唐物を山ほどもってた人たちだなぁと
にやにやしつつ、あれこれと見てきたのでありました

五爪の龍のあしらいも見られたし
なんというか、おなかいっぱい眼福の時間を
すごしたのであります
後期展も、灰被が出たり、北野茄子が出たりするらしいので
見たいきがしておりますこのごろでありました

彦根城

2011-01-26 23:18:06 | 陶磁器を探す旅と名物
今更ですが、彦根城に登ってきました

思えば、彦根城周辺に遊びにいき、
博物館を見て、庭先で鉄砲隊の勇姿を見てと
そんなことをしていたのに
肝心の国宝「彦根城」には登らないとか
嘗めたことをしておったのであります
いや、城とかあんまり興味ないし
と、そんな体たらくなので仕方ないのですが

しかし、縁がありまして
先日登ってまいりました
本物の城は、正直ほとんど見たことがないという
残念なわたくし、
当時のままかどうかはともかく、
建築様式そのほか、観光用に作られたそれとは
一線を画する、ともかく不便で仕方ないところが
かなり魅力的でありました

わかっていたことではありますが、
階段が急すぎる
これがまた、素晴らしい
どんな角度だよと、ため息が漏れるほど
そして、お年寄りを殺す気じゃないのかというほどの、
圧倒的な傾斜をもって迎えてくれます
登って、外を眺めてみると
これはなかなか、ステキな眺め
先日の長浜城とは別の風景がステキでありました

彦根城に関しては、本当に城ばっかりというか
城だけでありまして、城内に
名物のたぐいが置いてあるわけでなく
そういうものは、全て、近所の博物館に収蔵されているのか、
そういうところは残念でありましたが
国宝に触れて、あまつ、登ってきたというのは
よい思い出となったのでありました

ついでに、庭園も見てきたんですが
これが、大変残念なことに
現在修理中とのことで、池が干上がって、
なんとも無惨な感じでありました
あれではなぁと、しょんぼりしたんですが
それは別にして、回遊式庭園という言い方でいいのか、
本願寺の別邸に似た作りに
なんだか、庭も見慣れてきたなと
妙な満足を覚えたのでありました

ひこにゃんには会えませんでしたが、
最近は、石田みつにゃんとかいう
新参者もいるようでありまして、
油断ならないところであります
しまさこにゃんだけでもどうかと思うのに…
こぼりんとか、作ってくれないんだろうかしら

長浜盆梅展 2011年

2011-01-25 22:45:20 | 陶磁器を探す旅と名物
ちょっと早かったですが、
見てまいりました
滋賀県は長浜で開催されております、
盆梅展慶雲閣

前に見たのが何年前だったか覚えもないくらいですが
今回は開始早々とのことで、三分咲きといったところ
まだまだ見頃には遠かったんですが、
庭に残る雪、館に入り、実際の会場広間に入ったときの
かぐわしい梅の香り、このあたりは
この時期、早くて寒い時期だからこそでないかと
勝手に喜んでおりました次第

今回は、「江」の影響というか、まぁ
いわゆる意識されたこともあって、
浅井三姉妹の名前を冠する梅があったり、
相変わらず迫力の200年を超える名物がいたりと
見ごたえは十分でありました
他人に薦めるにしても、「梅の盆栽」という表現をしてしまうと
どうしても、あの感動を伝えられないのが残念なところ、
数百年の樹齢といっても、古い盆栽程度の認識をされるので
悲しいことこのうえないのでありますが、
目にして、圧倒されるそれこれを見るのは
それはそれで楽しいものであります

今回は、パスポートなるものを購入して
このほか、長浜鉄道スクエアにて、本物のD51を見たりもしました
初めて入りましたが、リアルすぎる蝋人形の乗客が
本気で怖いところがステキであります

長浜城歴史博物館も懲りずに見てきたところ
前回見たときに、あまりのショボさにがっかりしましたので
期待しないで見てきたのでありますが、
今回は結構な史料が集められており驚きでした
浅井関連の充実っぷりがなかなか大したもので、
書状ばっかりではありましたが、眼福でした

さらに、黒壁美術館にて、ガラス細工を見てきました
こちらは、目を見張るような名品が数多く展示されていて
なかなかよろしかった
ちょっと寒すぎたのか、水琴窟が鳴らなかったのが残念でしたが、
ガレ工房のそれこれとか、新作のガラス細工もいろいろあって
非常によろしかったのであります

あとは、ずらずらと、黒壁にある骨董店を流して、
名物を食べてといったところでありましたが
2月を前に、長浜で遊ぶのは悪くないとか
地域のまわしものみたいなことを書いておくのであります

盆梅展は、夜に見てみたいけど
なかなか難しいなぁ

茶室 嚶鳴庵

2011-01-24 22:50:29 | 陶磁器を探す旅と名物
愛知県東海市にあります、
市営でやっておられる茶室であります
市営だとうたってしまいましたが、
実際に市が運営しているかどうかはわかりません
いや、安いし、間違いなく、市の施設だろうけど

そんな、しどろもどろな話はどうでもよく
何の気なしにぶらっと立ち寄って、美味しいお茶が飲めるという
ステキスポットだったので紹介といったところ
300円でお茶つきの抹茶をいただけるのですが、
菓子よし、抹茶よしと、
リーズナブルなのに、かなり良いと思ったので
ちょっと広めておきたいのであります
潰れるというか、仕分けされてはかなわない

茶室は、どうやら、もともと旅館料理屋だったところを
改築されたんだそうでして
庭は結構な広さで、なかなか落ち着いたたたずまい
茶室も、小間と広間がありまして、
どちらもそこそこ明るく見事であります
レンタルで使わせてもらえるんだそうで、
聞いてみたら驚きの価格

小間一時間170円

俺でも茶会が開けるじゃないか…
この驚愕のそれに心底驚いたしだいであります
京都の、ばかみたいに高価いそれとは大違いだ
まぁ、いろいろあるから仕方ないけど

そんなわけで、全国にこんな施設が
まだまだ山ほどあるんだろうかと思うと
ちょっと出かけるべきじゃないかと
開眼したというかなんというか、思うところが
さまざまにありましたので
まずはかけだしのメモをしておくのであります

お茶習おうかしらね、本当にもう

茶釜

2011-01-20 22:37:57 | 陶磁器を探す旅と名物
珍しく欲しいものができたのでメモっておきます

茶釜が欲しい

まぁ、前々から欲しいなぁとは
おぼろげながらに思っておりましたが、
炉を構えることも、風炉をもつことも
ちょっと高望みすぎるだろう、過ぎたるものだと
諦めておったのでありますが、
先日、町の茶を呑ます店にいったところ
なんと、茶釜がIH調理器に対応していた

これは正直、驚いたのであります

それから、少しだけIH調理器とはなんぞと
調べたところ、頭弱いのでまだ、しっかりと
理解できておらんのでありますが、
鉄ならば、熱を帯びるんじゃないかしら
そう思われるのであります
接地面で、電磁がどうしたとかで、抵抗があーなって、発熱
そんな仕組みらしいんだが、とりあえず、
茶釜なら、その仕組みにスムースに対応できるような
雰囲気であります
今思えば、あの、茶店で、これは
特別な茶釜なんですかと聞けば済んだ話しですが、
生来の恥ずかしがりから、聞けずにおった次第
調べても、もう一つよくわからないので
こうなったら、茶釜を探すしかないと
デパートまで行ったのですが、

茶釜って、そもそもどこで売られているんだろうか

とりあえず、食器売場にいったものの
当然のように置いてあるわけもなく
思えば、茶筅直しですら置いてないんだから、
そりゃ、探す場所を根本的に間違えてんじゃないか、
思って、ネットで通販を調べてみるものの
今度は、南部鉄器のそれぞれが出てきて
これはこれで欲しいものだなんて、
いらぬ物欲を刺激される始末

手に入れる日がくるのかわかりませんが
IHで使えるなんて思うだけで
ちょっと茶釜欲しいよなぁと背中を押されてしまったと
そんなことでありましたとメモ