ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




ツアーなどで東北にいけば、美味しい野菜、山菜、海の幸が楽しみで仕方がありませんでした。

空気のいいところで、のびのびと育った野菜は、本当に水々しくて、新鮮で、美味しいものでした。

 

いえ、今でも美味しいのでしょう。味が変っているとは思えませんし、逆に味でも変っていたら、誰もが、「これはダメだねえ」って言ってくれるでしょう。

放射能の怖いところは、目に見えず、色もなく、味もまったくせず、

いつのまに、静かにそこに降り積もり、溶け込み、人や植物、動物などの生物に付着し、それを長い時間をかけて、静かに、じっくりと破壊していくことに尽きると思います。

 

火だったら、「あちち。」と、誰も近づきません。

冷たい水だったら、「凍えちゃうよ。」と、いつまでもその中に身を置く事はしないでしょう。

あからさまに目に染みるようなスモッグのようなものだったり、くしゃみが止まらなくなるような花粉のようなものだったりしてくれたら、どんなにか良かったことか。

触ればかぶれるような、ウルシや、痒みのでるトロロ芋のようなものだったら、どんなにか判り易かったことか。・・・あ、トロロ芋は、僕だけね。

 

東日本大震災:福島第1原発事故 土壌汚染、県内600平方キロに--NUMO研究員◇チェルノブイリ居住禁止区域と同レベル

「福島県内で土壌中の放射性物質「セシウム137(半減期30年)」の蓄積量を算定した。その結果、1平方メートル当たり148万ベクレル以上の地域は、東京23区の面積に相当する約600平方キロ。チェルノブイリ事故では年間5ミリシーベルトの被ばくを居住禁止の基準とした。」

148万ベクレルの範囲が、東京23区と同じ、だそうです。

 

生茶葉から放射性セシウム=千葉

お茶は、茨城群馬栃木でも出ましたね。福島や、最初に問題になった神奈川はいうまでもなく。本当に残念です。

 

そして、遠く離れた北海道で、

クジラからもセシウム 基準値以下、北海道釧路沖の調査捕鯨

海の汚染は、クジラにまで。生体濃縮の問題も、これから怖いですね。

今回、検査の対象となったミンククジラは、サンマやイワシなども食べていると考えられているそうです。あの巨大な身体に行き渡るほどのセシウムが、海にあるのかと思うと、恐ろしいです。

 

 

中原区の商店街で東北特産品販売、福島県副知事も街頭PR/川崎

「福島県の松本副知事は“原発による被害は健康被害ではなく風評被害。

福島の野菜や果物を食べていただくこと、福島に来ていただくことが一番の応援になります”と呼び掛けた。」

 

どうして健康被害でない、と福島県の副知事が言うのか、まるでわかりません。自分のところの県民が、こんなにも恐れ、苦しんでいるというのに。

 

岡山県が県庁食堂で「福島県産を食べよーでー」を展開 福島県産農産物のイメージ回復を支援 福島県産食材で定食や弁当

「福島県産の米やみそを使った定食を販売する事業“福島県産を食べよーでー”を展開、原発事故で風評被害を受けている同県産農産物のイメージ回復を支援する。」

 

福島を応援するのでしたら、そのお金で、汚染されていない、岡山自慢の安全な野菜や、瀬戸内の海の幸を買って、福島の子どもたちに届けてあげてください。

それこそが、応援だと思います。そもそも、せっかくクリーンで安全な(少なくともこちらよりは)岡山に、わざわざ持ち込まなくてもいいのに。県庁にだって、若いお母さんや、お母さん予備軍の女性もいるでしょうに。

 

新しい「信頼される」生産者・流通の時代に!

武田先生の昨日のブログです。

「世界の基準値としては、WHOが1ベクレル(リットルあたり(以下同じ))で、ドイツガス水道協会が0.5ベクレル、アメリカは0.11ベクレルです。これに対して3月17日までの日本の基準値は、ヨウ素が10ベクレル、セシウムが10ベクレル。」

 

「福島原発が爆発したので、各地の放射線量が上がり水道が汚染されました。そうすると、3月17日になって「暫定基準値」がでて、驚くことに、ヨウ素が300ベクレル、セシウムが200ベクレルに跳ね上がりました。国際基準が1、事故前10、事故後300!! 説明無し。それで「信頼しろ」と言っても、ノーマルな人間には無理です。」

「それと共に、牛乳や乳製品が ヨウ素300ベクレル(キログラムあたり)、セシウム200ベクレル、 野菜類は2,000ベクレルで、根菜類などは不明? 穀類500,肉・魚その他が500となったのです。」

「事故が起こってから国は「健康に影響がない」を繰り返してきました。また、多くの放射性物質が福島などに降り注いでいるのに、その事実を隠していました。そんな国であることを知りながら、消費者を守るはずの生協が「国の検査をクリア」というのは、生協を信頼していた私には理解できません。

生協で販売されている、福島、茨城、千葉、群馬、栃木の5県の野菜は「放射性物質で汚染されている」ので、購入してはいけないことが判ります。」

 

そして、

 

「未来をつくる日本の子供達のために、私は批判を受けることを承知で「個別・具体的に」危険な食材を指摘していきたいと思います.個別のことを言うのですから、私の名誉は傷つくでしょうが、子供を守ることの方がずっと価値がありますから。」

こう、締めくくられてています。

 

<放射性物質>福島の葉物野菜、出荷制限解除…原発周辺除き

ニュースのタイトルに<放射性物質>って書いてあるのって、慣れてきてしまってますけど、物凄く異常ですよね。

「国の暫定規制値を下回った」そうですが、

暫定基準値を下回る=安全、ではないのです。

 

そして、耳を疑う、ビックリな話ですが、

IAEA要請終了で、放射性物質拡散予測を中止

「気象庁は25日、放射性物質の拡散予測について、IAEAの要請が終了したため、予測を中止すると発表した。」

 

・・・えっ?

何があったのでしょう。どんな駆け引きが。どんな取り引きが。

だって、これは、まるで意味がわかりませんもの。

何もなく、いい大人がこんな決定をするわけありませんから。

 

「20ミリシーベルト基準」撤回を~福島の父母らが文科省に要請行動 』(Youtube動画 約15分)

先日の文部科学省での、訴えの様子です。涙が出る思いで見ました。こういう声が、届く国でなくては。

山本太郎さんも参加されていたようで、最後のほうで、インタビューに応えられています。真摯で、しかし、辛らつな意見を言われいます。

 

そして・・・・。

 

東京でも母乳から放射性物質が検出~茨城、福島、千葉でも 』(Youtube動画 約5分 文字ニュースはこちら。)

テレビなどで全然取上げられないのは、何故なんでしょう。

恐ろしいことですが、動画の最後で、「これから増えるでしょう」と解説されています。

自分の母乳からセシウムが出てしまうお母さん・・・一体、どんな気持ちで赤ちゃんをだいているのでしょうか。

何とか、しなくては。

 

今は、赤ちゃんだったり、まだまだ子どもだったりしてますが、日本の未来は、今の子どもが大人になって作るのです。

彼らが高校生や大学生、社会に出るようになれば、ネットなどで、当たり前ですが、この騒動を知るでしょう。調べる子も沢山でてくるでしょう。

単なる歴史の勉強ではなく、まさに自分たちの健康に関わることですから。

そして、政府や役所や、僕たち大人の対応を知るでしょう。

 

恥ずかしくない、日本の先輩でありたいですよね。

 

トップの写真ですが、

僕たちは、これからこの階段を下りていくのか、

今、この暗闇から駆け上がっていこうとしているのか。

どちらだとお思いになられますか。

 

勿論、後者であってほしいと、思っています。

何がなんでも、そうでなくては。

 

ではー。



コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )