
さてさて、安全地帯さんの大阪再追加公演を終え、これで、僕もようやく少しの夏休み・・・
というわけにはいかず、昨日、今日のほとんどを、緑ちゃん倶楽部のメルマガ「みどり通信」の執筆をしておりました
。
色々と考えながら、また、検証しながらだったりもしますので、ブログと比べるとやはり結構な時間がかかります。
・・・結果、原稿用紙で、30数枚を書き終えるころには(それでも今回は少し短いのかな。でも、このくらいにしようかな(笑))、
もう読み直す気力も体力も残っていないので、結果、お恥ずかしい「高島忠雄」とか送ってしまってるんですよね。正しくは、高島忠夫さん、であります。
って、なんの話を書いてるんだか
(笑)。
今日は、緑ちゃん倶楽部の会員様にお送りいたしました、「第十五回 みどり通信」から、一部を抜粋して、こちらをご覧に皆様にもちらっとだけでもお読みいただければと思います。
勿論、会員になって頂ければ、全文、お読みいただけます。高島忠�雄”は、なぜ登場したのか!も分かります(笑)。
それでは、
ここしばらく続いております、2012年のライブDVDの全曲解説から、
今回は、「恋の予感」の解説部分から抜粋にて・・・
ちょっと今回は、僕なりに分析した音楽的な側面から書いていることもありますので、まあ、どうしてもの秘密というわけではないのですが、緑ちゃん倶楽部の会員の方々の権利を守る意味でも、ブログ上では「~中略~」が多いですが、ご了承くださいませ
。
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前略~
Aメロのハラハラと花が散り落ちるようなメロディ。ここには、長いメロディが無いんですよね。繋がらないメロディでできているんです。そしてその後、期待度満点で、サビ向かっているのに、なんと、驚くべきは、サビの最初のメロディの低さ。「サビは盛り上げる」という、それまでのポップスのメロディ作りの常識を覆す、極めて斬新な手法が取られています。
~中略~
コード進行の面からみても、実に洋楽的といいますか、要するに、ロックなんですよね。歌謡曲的な売れ方をしましたけれど、実はあまり、歌謡曲的じゃないんですよ。いわゆる歌謡曲というのは、もっとジャズなどで使われるスタンダードな、「ドミナント・モーション」とか、「ツー・ファーイブ」というコード進行を中心に作られているもの、とざっくり言ってしまっていいように思っているのですが、この曲は、そうではないのです。勿論~
~中略~
また、この曲のあの有名なイントロについてなのですが、実はこのイントロ、一回しか出てこないこと、お気づきでしたでしょうか。
~中略~
・・・などでも、イントロのメロディが何度も何度も繰り返されますよね。といいますか、イントロのフレーズというのは、何度か繰り返して印象付ける方が“普通”なのです。なのに、この「恋の予感」という曲では、あんなに印象的で、素敵なイントロなのに、いえ、だからこそ、最初に一回しか、“聴かせてくれない”のです。アウトロで、同じコード進行には戻りますが~
~中略~
また、これは緑ちゃん倶楽部のレッスンでも、時折、引き合いに出すのですが、このイントロの最初の音のお話がありまして、コードはスケール(音列)上の、1、3、5、7番目の音で、一つの完成形となります。
それ以外の特殊なコードが指定されていない限りにおいてはですが、一般的には、この、「1,3,5,7」番目の音を同時に鳴らすのが、コードの基本になります。また、これらのそれぞれ音のことを、コードトーンといって、この中のどれか音を使ってメロディを作ると、
~中略~
という理屈があるのです。特に、ポップスなどの「分かり易いこと」を前提とした曲作りをする場合~
~中略~
さて、では「恋の予感」ではどうかと申しますと。はい、これまた実に象徴的なのですが、この曲のイントロのメロディの最初の音は、
~中略~
ちなみに、「マスカレード」ではコードの1番目の音、「君がいないから」では3番目の音、「ワインレッドの心」や「真夜中過ぎの恋」「フレンド」「愛を鳴らせ」などでは
~中略~
ところで、安全地帯さんのサウンドの特徴の一つに、安全地帯はバンドで、しかも素晴らしいギタリストが二人もいるのに、あえてバンドメンバーではない楽器の人のソロが入っている、というのがあります。「じれったい」「フレンド」「
~中略~
などもそうですね。この辺りが、バンドなのだけど、エゴが全然なくて、また、受け皿が大きくて、自由で、サウンド面での大きな魅力の一つだと思います。といって、どの曲でも、メンバーの皆さんは、それぞれ恐ろしいほどの素晴らしい仕事をしておられますしね。もはや、若いバンドなどにありがちな「ソロパートの取り合い」(若いうちは、目立ちたいから・・・というのがあるんですよね)なんて、無いんでしょうねえ。
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これ以外にも、ロックインジャパンフェスティバルでの、僕の機材がトラブルを起こしまして、あわや!という事件の詳細や、先日ツアーが終わったばかりの椎名へきるちゃん現場のお話なども書いております。また、いつものように、僕がピアノで弾いた(いつもピアノとは限らないのですが)プレゼント曲もございます。
僕は、普段、メモなどを取る習慣はございませんので、全て、頭の中に残っている記憶と情報だけで書いております。
そういった意味からも、みどり通信は、おそらく、今しか書けない記録となっていると思います。
是非是非、多くの方にお読みいただければ幸いです。
勿論、緑ちゃん倶楽部のご入会は、いつでも受け付けております
。
「入会フォーム希望」とお書き添えの上、メールをお送り下さいませ。
info@midorichanclub.com
皆さまと、大好きな音楽で繋がれる喜びは、本当に無上のものです。
音楽のレッスンだけでなく、音楽そのものの楽しみを分かち合える、そんな倶楽部でありたいと思っております。
今後とも、どうぞよろしくお願い致します
。
さて、これでひとまず、目の前のやることはやりましたし(まあ、まだ色々あるにはあるのですが)、
明日は、休みますぞー

。
この、緑のサンダル履いて、どこかへ行きましょうか
。
ではー。