ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




今日は、終日、緑ちゃん倶楽部のレッスンデーでした。

色々とライブの準備や本番などがございましたので、久しぶりのレッスン。

沢山の方がお見えになって下さいまして、僕も、とても楽しい一日を過ごさせて頂きました。

そしてそんな中、これはちょっと珍しいというか、発足以来では初めてのことだったのですが、今日は、ご夫婦お揃いでレッスンにいらして下さった方が、お二組、おられました。

ご夫婦で一緒に音楽を勉強して、一緒に楽しむなんて、とっても素敵なことですよね。

そんな勉強の場として、この緑ちゃん倶楽部を選んで下さって、本当に嬉しく思いました。ありがとうございました。

これからも、少しでもお役にたてるとよいなあ、と心から思っております。どうぞよろしくお願い致します

平和に、平穏に、感謝です

 

そんな今日は、広島・原爆の日でもありました。

レッスンに行く前に、平和記念公園からの中継を見ました。

安全地帯の皆さんも、ほんの数日前、こちら広島で行われたピース・コンサートに出演されましたね。

 

そんな広島のシンボルの一つでもあります、広島平和記念資料館の、原爆で皮膚が焼けただれてしまったまま、逃げまどう人々の様子を再現した人形が、まもなく撤去されるというニュースを、今年の3月に知りました。

僕が読んだ、当時の中国新聞のネット記事は、もうなくなってしまっておりましたが、その文章にはこうありました。

「この日(2013年3月14日)、市議会予算特別委員会で議題に上った。委員の一人が『旅行代理店のアンケートに、人形が怖いとの意見があった』と指摘。『本館リニューアル後は、展示しない方向で検討している』と述べた。本館は16~17年度に改修を計画している。」

こちらのニュースなどもご参照下さい。

被爆者姿のジオラマ模型撤去へ 広島平和記念資料館

 

その後、現在にいたるまで、撤去に反対の意見が寄せられているということですが、撤去計画が撤回されたわけではありません。

色々な声があがっています。

 

撤去される『被爆人形』 40年被爆伝え続け・・・」

「なんかちょっと怖かった」(女の子)
「悲惨な出来事だったんですね。とてもショックです」(イギリス人)
「もしこれが本物ではなくただの展示物だとしても、過去を知るために(人形を)維持していくべきです」(フランス人)「ちょっと衝撃でした。怖かったですね(人形撤去に賛成・女性)」

 

ヒバクシャ広島/長崎:’13春/4 資料館の再現人形撤去 『伝えるため残せ』

対岸で被爆者の市民画家、原広司さん(81歳)は、

「人形をのける理由が『作りもん』じゃ言うなら、わしの絵も『作りもん』じゃろ」

「原爆で全て焼けてしまった。『作り物』でもなければ、惨禍を伝える手段がないから作っとるんじゃろうに」

と。

 

僕自身も、何度か、恥ずかしながら仕事で広島に行けたときだけではありますが、こちらの平和記念資料館にお邪魔しております。

正直な感想としましては、

「子どもが怖がるから撤去」

「気持ち悪いから撤去」

「残酷だから撤去」

「トラウマになるから撤去」

というのは・・・ちょっとどうなのか、と思います。

その感情が「嫌悪感」だとしても、そういう、マイナスな感情を呼び起こすための、忘れないための、だからこその、人形たちだと思うのです。

これこそ、トラウマになってよいんだ、と思うのは、言い過ぎでしょうか。

だからこそ、「戦争なんて二度としない」、「こんな光景は二度と見たくない」、「こんな残酷な結果を招く原爆は廃絶するべき」、と思うきっかけを、僕たち世代が失わせてしまっては、未来は・・・と思うのです。

 

しかし、この撤去は、広島市が決定したものです。

広島・原爆の日になって改めて、

なんとも、飲みこみづらい、不思議で、そして重たいニュースに感じます。

皆さまは、いかがお感じになりますでしょうか。

 

ではー。



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