
昨日、雷が鳴りはじめたとき、僕は家におりましたので、
まだ雨も降ってないし、ちょっと写真でも撮ってみようかなと、屋上に上がってみたのでした。
まあ、屋上とは申しましても、辺りには避雷針を設置した高い建物も幾つもございますし、
その中で、僕のカメラ目がけて落雷・・・ということもないかな、と(←いや、危ないのよ。書いておいてこういっちゃアレですが、絶対に真似しちゃダメです)。
・・・がしかし。
部屋の中の雷と、外の雷は全然違かったのでした。
むき出しの空に向かって(一応、しゃがんでね)カメラを構えようと持ち上げた瞬間、
ゴロゴロゴロッ、ドガッシャーーーーン!
いきなり、雷が、落ちたのでした。
落ちた先、ピンポイントではありませんが、「あのあたりだ」と、分かりました。
音も凄かった。
もう、震えるほどの、衝撃波です。
「こりゃいかん」
と、これは正直、「やめておこう」と思い、戻りしな、ちらりと空を見あげたその時、
僕の頭上、まったく真上の空全体に、稲妻が四方八方に、空一面に、まるで網のように、ビガビガビガビガーーーッ!
うわーっ。
目の前や横など、横方向に、縦に見える(空から地面に向かって走る)稲妻は、これまで何度も見たことがありましたし、
そういうものかと思っておりましたが、
頭の真上全体に走る、無数の稲妻・・・
・・・何でしょうね・・・あれは、
そう、
ゴダイゴの「モン〇ーマジック」で、タケカワユ〇ヒデさんが、広げる、あの蜘蛛の糸のような。
これね。
・・・いや、冗談抜きでですね、
とてもじゃないですが、怖くて、カメラなんて構えてられなかったです。
一眼のカメラは、基本、ファインダーを覗くので、それ以外の所が見えなくなるわけです。
(僕は、まだ両目開けたままでは写真撮れないので)
ああいう、「何が起こるかわからない」という状況の中では、ファインダーの中だけを見てるのって、怖いんですね。
視界を狭めるのが、本能的に怖かったのでした。
まあ、「そんな時にカメラ持って屋上に上がるのはどうなのか」というご意見もあろうかとは思うのですが、
結果的には、空に向かって一度もカメラを構えることなく
、
ガラス戸の内側に、避難。
でも、せっかくですので、そこで(しゃがんで)、カメラを空に向けたまま、シャッターを切ってみました。
でも、まあ、そうそう、稲妻とタイミングが合うわけもなく、
パシャパシャ、パシャパシャと、やみくもに何回もシャッターを押していたのです。(ファインダーは覗いてないです。)
ガラス戸一枚でも、室内からの雷は、全然違うんですね。
本当に、外での雷は、怖いものでした
。
で、写真はと申しますと、あまりタイミングが合わない、という事もありましたが、
なんといっても、あの雷の凄まじいパワー。
稲妻の直後には、空が、真っ白にハレーションするんですね。

ドーン
!!
バリバリバリバリー!
光った後、一瞬の無音、静寂から、いきなり巨大な音が落ちて来るのが、またすごい迫力。
花火の“ドーン”も迫力がありますが、あの、何十倍、いや、何百倍も(もっとかな)の音のパワーだと思います。
何デシベルくらいあるんだろう・・・。
いや、でも、ほんと、空の真下で感じる雷は、真剣に、怖かったです。
実は、今まで、実感としては雷をあまり怖いと思ったことは無かったのですが・・・考えを改めます。
自然は、どんな映画よりも、何よりも、リアルに、圧倒的に、怖いです。
皆さまも、どうか雷が鳴りましたら、すぐに安全な屋内に避難して下さいね。
はい、僕も、絶対にもうやめときます。
こういうの見ますと、もう、避雷針がどこにあろうと、関係ないですもの・・・。
「Close Up Lightning Strike Compilation! 」(落雷の瞬間を集めた動画です。怖いので、閲覧は、自己責任でお願いします・・・。あと、音に注意です)
http://www.youtube.com/watch?v=ltK5c60nBHQ&list=TLuuR9iifWH1A
こんなのに狙われたら、絶対に逃げられませんから、
ほんと、気をつけましょう。
ではー。