冨田勲先生のお名前のサインと、「川村ケンさんへ」というお言葉まで入った、JUPITER-8(ジュピター・エイト)という、シンセが僕の家にあります。
この国産の最高級シンセは、僕の師匠でもあります厚見玲衣さんが、VOWWOW時代にメインシンセとしてずっと使われていたこともあり(VOWの名曲のリフも沢山このシンセから生まれています)、ミニ・モーグやハモンドと並んで、僕の、高校生時代からの憧れ中の憧れの鍵盤楽器でした。
いやー、ほんっとうに、欲しかったですー。喉から手がでるところか、体中のものが全て出てしまってましたよ(怖いよ)。
しかし、なんとそのお値段は、98万円。学生が手を出せるものではありませんでした。手どころか、何を出しても無理。
でも、僕がどのくらいこのジュピタ-8が好きなのか、と申しますと……、この年の瀬にまーた長くなりますので(笑)
4年ほど前、厚見さんのものをお借りしたときの記事がございますので、お時間が許されるときに、こちらをどうぞです。
ともあれ、今、僕の手元に、冨田先生のサイン入りのこの銘機があり、
そして、頂きものなのですが、冨田先生がご自身のご本「音の雲」にまで、あまりにお好きだということで、何度もその名を書かれている、「菊姫」という銘酒があります。
(ちなみに、冨田先生は、酒席をご一緒させて頂くお話しになった時でも、「では、お酒を飲みにいきましょう」、などとは言わず、「では『菊姫』を飲みにいきましょう」とおっしゃいます。)
僕は、お酒はなんでも好きな方ですが、まず、日本酒だけは飲まないようにしているのです。
理由は、眠くなるのと……それだけなら良いのですが、どうも記憶が飛ぶケースが過去に多くて。要するに、タガがはずれちゃう、って言いますか。
でも、今宵は、大晦日。
やっぱり、日本人として、こんな日ばかりは、日本酒を口にしながら、年を越してみようかと思うのです。
外で飲むのはアレですが、家なら、すぐ寝れますしね。
ここ数年は、ステージでの年越しでしたから、さすがに日本酒を口にして……というわけにはいきませんでしたしね。
(まあ、日本酒を飲んでからライブなんて、たぶん出来ないですけどね(笑)。)
さて、大掃除もひと段落。
改めて、今から家中の鍵盤を一通り拭き清めて、
一杯行くとしますか。
……で、年越しまで起きてられなかったりしてね(笑)。
なので、その前に、簡単にご挨拶を。
今年も一年、こちらのブログを通じ、本当にお世話になりました。
このような、だらだらと長く、とにかく食べ物の話か(笑)、あとはマニアックな話を書きつづったもの、こうして日々お読み頂いておりますこと、心から感謝しております。
こんなものが、毎日、1000人もの方にお読み頂いているというのはなんとも不思議な気持ちがいたしますが、
でも、これも一つの、人と人との繋がりのかたちですよね。とても嬉しいです。どうもありがとうございました。
そして、ライブ会場でお会いできた皆様、また、遠くに近くに応援して下さった皆様にも、心から感謝です。どうもありがとうございました。
そして、今年は、なんといっても緑ちゃん倶楽部のスタートの年でした。
5月のスタートの時点で80余名の皆さまにご入会頂き、そして、昨日、今年最後のご入会となりました121人目の会員様に、会員証等の発送をさせて頂きました。
ご入会下さった、本当に沢山の皆様、本当にありがとうございました。
そして、実際にレッスンにお越し下さった皆様、また、これからレッスンのご検討をして下さっている皆様にも、本当に感謝です。
音楽は、自分で楽器に触れてみることで、その楽しみが、五倍にも十倍にもなると言われています。
また、やはり生演奏の素晴らしさは、何物にも代え難いものがあります。
ご自分の手から、生の音を生み出す喜びを、もっと言えば、その最高の“快感”を、一人でも多くの方に知って頂きたくて、僕は緑ちゃん倶楽部を始めました。
沢山の皆様と、楽しく音楽を分かち合える時間となりますよう、精一杯頑張ります。
是非、来年もどうぞよろしくお願い致します。
おかげさまで、本のほうの「緑ちゃん」も、アマゾンの欲しい本ランキングでベスト10内に入ったまま、三回目の年を越すことになりそうです。
本当にありがとうございます。
ときに、来年の干支は、みど(り)し、ですよー。
なんちゃって(笑)。
皆様、お一人おひとり様のおかげ様をもちまして、とても充実した、楽しい一年を過ごさせて頂くことができました。
皆様、どうか良いお年をお迎え下さいませ。
皆様にとって、沢山の幸せな一年の始まりでありますよう、心よりお祈りいたしております。
さて、ワクワクしながら、
……菊姫に挑戦です。
ではー。