ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




うはー、そうだ、あったんだ

SHADY DOLLS時代のライブのビデオがありました。

参加して最初の“砂漠のライオン”ツアーの、日比谷音楽堂でのライブ。92年8月15日とありますので、僕、23歳の時ですねえ。

プロ一年生の時のライブです。

こえーっ、見るの、こえーっ(笑)。

み、見ませんよ

 

その下の「(遠い空の)下なら」はPVで、これは、僕がSHADY DOLLSに入って初めて書いた曲でした。

プロモーション楽曲(シングルリリースは無かった)に選んで頂いて、埼玉の方で、ヘリコプターの空撮まで使って撮ったPVなんですよ。今思えば、贅沢な時代でしたねえ。

その後、結構有名な、(ちょっと強面系の)ビジュアル系バンドにもカバーされたんですよ。

たまたまどこかの打ち上げだかでお会いした時、サングラスに、両腕の手首まで入れ墨バリバリのメンバーの方に「あ、“遠い空の下なら”を書いたSHADYの人ですよね!あの曲好きで、俺ら、ライブでやってるんですよ!光栄っす!」とかってご挨拶されて、結構ビビりながら「ど、ど、どどうもですー」なんて言ったような。

僕らのは、一応バラードでしたが、あの方たちのはどんなアレンジだったのかなあ……。今となっては、知るよしもなし……。

って皆さんは、この原曲も知らないですよね(笑)。

 

この曲は、夜中、ピアノ(部屋にあったCP80Mですが)に向かって、3分くらいで書いた曲なんです。

頭からサビまで、するするーって、一気に全部できちゃったのをよく覚えています。

勿論、極めてシンプルな曲ですが、それにしても、まったく一度も止まらずに、一筆書きのように書けたので、自分の中では印象深い曲なんです。

メロディもピアノで弾いただけのものをカセットに録って残しておいて、

その後、アルバムを作る時の曲出しミーティングで、ダメもとで、ためしにプロデューサーに聴いてもらったら、

「これ、いいじゃん。レコーディングしよう」ってなりまして、

で、侑さん(大矢侑史 現ORIENTAL BOUNDS)に詞を書いてもらって、

アレンジも基本的に僕が考えたのですが、これも全然悩まずにできちゃったのを覚えています。

 

というか、

……よく考えてなかったんだろう、という話もあります(笑)。

正直、考えるっていっても、別に何の知識も全然無い頃ですから、考えようもないんですよね。

なので、逆に悩みようもなくて、速かったのじゃないか、という。

面白いものですね(笑)。

 

PVの撮影の帰りに、「羽田に帰るので、二人だけどうぞ」というので、そのヘリコプターに、ギターの木と二人で乗せてもらいましてね。

飛び始めときは、死ぬかと思いました。

すんごいフラフラーってするのね。浮かんだ瞬間「終わった!」って思いましたもん(笑)。

でも、上空に上がってしまえば、あとはシューって安定飛行。

でも、足の下は板一枚で空ですし、まわりはスケスケですから、なんだか不思議な感じでした。

怖いというよりも、なんか、本当に空を飛んでいるような。

 

でも、本当に速いんですね。

四人乗りの小さなヘリコプターでしたが、なんと、埼玉から羽田まで、15分。

(他のメンバーは「クルマで帰るわ」と、いつものツアーバスで2時間半かかって都内まで帰ったそうです。勿論、羽田からは電車でえっちらおっちら帰ったので、トータル、大差はないのですがね(笑))

飛行機よりも下の方を飛ぶのか(まだ飛行機もあまり乗ったことがない時期ですけど)、景色は凄かったですし、そうそう、……あと、騒音も凄かったです。

ヘリコプターって、あのプロペラの真下にコクピットも搭乗席もありますから、凄い音なんです。

乗ったら、がっちりしたヘッドフォンをさせられて、喋るときはマイクでしゃべらないとなーんにも聴こえないのね

後にも先にも、あれが最初で、最後のヘリ体験でした。

緊張して、

お腹も、ヘリました。

 

……うっ

 

 

このPVは何度か見たので、どんなものか覚えていますが、

ライブの映像なんかは、まるで見ていないので、もう、本当に怖くて見れません。

よっぽど、酔った勢いかなにかでないと……

 

他にも、ZIG〇Yさんでのライブや、高〇克典くんのライブや、

あとやはり克〇くんの、ハワイでやったファンクラブイベント&ライブのビデオとか、

珍しいところでは、POOL BIT BOYS(〇倉大介さんプロデュースのユニットで、ライブでは僕がバンマスだったんですよ。ギターは、その後清木〇俊介くんのツアーでも一緒だった西尾くんで、ドラムスは、なんとキーヤン。今、S足音大で一緒に先生やってます)のライブなんかもありますねえ。

あと、柑橘系二人組のツアーの、ずーっとステージ上のメンバー全員が写っている固定カメラのなどね、珍しいのもありました。

 

あと、もう、さすがに捨てられてしまって無いかもしれませんが、

実家には、それこそ昨日のBRASH BOYS時代のライブ映像とか、僕がコンテストでベストキーボーディスト賞を頂いた時のビデオもあったと思います。

……ベータですので、見つかっても、見れませんけどね(笑)。

 

 

引き出しを開けると、本当に、タイムマシンが入っているんですねえ。

大掃除の時には

 

……過去行き専用のせいか、どうも怖くて乗れませんけど(笑)。

 

ではー。



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