映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「武士の家計簿」

2010年12月31日 | 日記

 

     大晦日。
     とても早く経ったと感じた一年でした。
     今年最後の書き込みです。

     今月のイタリア旅行で乗った飛行機の中では、「キス&キル」「アバター
     特別篇」「トイ・ストーリー 3」など新作を20本くらい上映して結構楽し
     かったです。
     そして旅行から帰って一番最初にみた作品が「武士の家計簿」でした。
     早く書かなければと思いながら、とうとう本年最後になりました。


     とある古書店で偶然発見された「金沢藩士猪山頤絵家文書」の中に、
     精密に記された家計簿が残されていたそうで、それを基に磯田道史が
     書いたのがベストセラー「武士の家計簿」「加賀藩御算用者」。この
     映画化です。

     代々加賀藩の財政に携わってきた下級武士が、妻の支えを得ながら一
     家や藩の財政を切り盛りし、つつましく謙虚に堅実に生きて行った物語
     です。
     時代劇なのにチャンバラはありませんが、逆に家族の絆とか愛情がより
     浮かび上がって微笑ましく見ることが出来ました。

     物語構成にあまり起伏がなく、少しダラダラしているところもあり劇的
     効果が今一つ足りないとも思うのですが、それが逆に意外に新鮮な時代
     劇に感じられるのは、森田芳光監督の功績と言うよりユニークな原作の
     面白さだと思います。

     堺雅人は相変わらず好調。近作で限界?と案じていた仲間由紀恵が新
     境地で見直しました。脇では中村雅俊が抜群にいいです。
     先述のように派手なチャンバラはありませんが、こんな時代劇も大いに
     あって結構と思わせる作品でした。


     来年2月から新しいプロジェクトも始まりますので、今のようには書け
     ないかも知れませんが、見てるのに書いてない映画のこと、イタリヤ旅
     行記などを出来るだけ早くアップして行きますので、どうか来年も宜しく
     お願いします。

     皆さまには、どうか良いお年をお迎えになりますように・・・。
コメント (6)
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