映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部・番外編の番外 (17) 渥美マリさん ⑤

2014年06月09日 | 日記



     

     ブログを作ってよかったなーと思うことが再々です。
     今まで存知上げなかった方と知り合いになったり、不通になっていた大映の方々
     と連絡が取れたり、当時のことを思い出してコメントを寄せて下さったり、嬉しい事
     ばかりです。
     渥美マリについてのアップは今回で7度目ですが、彼女を取り上げる度に反響が
     大きく、書いている私が驚いています。

     今回は、このブログに寄せて下さった「ゾウイ様」のコメントをご紹介したいと思い
     ます。とても素敵なご意見なので、ご本人のご了承はいただいておりませんが、
     誰もが読めるコメント欄に書いて下さったのですからアップをお許しいただけると
     思います。

     「はじめまして (ゾウイ)2014-06-03」
     中島さん、はじめまして。約1年ほど前からこちらのブログを楽しく拝見している
     ゾウイです。初めてコメントさせて頂きます。
     このブログにアップしている当時の貴重な写真のレア度は非常に価値が高く、じ
     っくり拝見させて頂きました。これは国宝物です!凄いです!臨場感たっぷりで、
     はい。
     さて、本題に入りますが、なぜ中島さんのブログを知ったかというと、渥美マリで
     検索したところ、数年前まではこちらのブログにヒットしなかったのですが、たまた
     ま昨年検索したら貴重な写真がヒットしたわけです。それから定期的にアクセスし
     てました。

     小生、年齢はちょうど渥美さんの20歳下です・・・。もともと、子供の頃から昭和歌
     謡やスタンダード音楽、オールディーズ、ビートルズが好きだったせいか、6~7
     年前に「夜のためいき+6」をたまたまネットで購入し、何度か聴いていました。
     その後、友人に「夜のためいき」を貸したところ、凄くイイとの感想が返ってきたの
     で再聴したところ、聴けば聴くほど渥美さん独特の味が解ってきて、もっと渥美さ
     んのことを色々と知りたくなり、最終的にこちらに辿り着くことが出来ました。
     私から見る渥美さんは顔が変わるんです。角度もあるのでしょうが、雰囲気や感
     じが変わったりするんですよ!とても不思議な女優さんです。

     昨年、主演映画DVD「でんきくらげ」「しびれくらげ」を購入し鑑賞しました。
     昭和47年の時代背景といい、玉川良一さん、西村晃さんといい、味のある俳優
     が多かったと思います。
     それに川津さんも若いですし。内容も今に通じる女性の強かさを痛感しました(笑)

     時代は21世紀になり、今の映画や音楽に輝きや「名」が付く作品もなく、また美
     術等に関して何も生まれてこない今の世の中、とても残念でなりません。
     アナログからデジタル化、更にはインターネットによる情報化社会に伴い、音楽も
     映画も価値と質が落ち、俳優ですらタレント化して残念でありません。
     今、日本のテレビドラマに出ている若い俳優は殆ど演劇を学びたくて演劇部や劇
     団から俳優になった人は少なく、ほとんどがタレントです。
     俳優魂があるならば、イメージを崩す様なことはしないで欲しい。なぜなら、お笑い
     番組に出ているタレントがシリアスなドラマに出ているなんて、バカらしくて見てら
     れませんから…
     調子に乗って、個人的意見を長文で書き込んでしまいました・・・。今後も渥美マリ
     さんの記事を楽しみにしています。(コメントは以上です)


     渥美マリは両親が共に大映の俳優さんであり、そんな縁もあって大映に入って来
     た子ですが、6本目の「いそぎんちゃく」が初主演でした。もっと本数が多いかなと
     思ったのですが、大映で撮った本数し23本です。
     大映後は東映や東宝で5本、テレビにも数本出ていますがいつの間にかすーっと
     消えました。

     出演した題名も「いそぎんちゃく」「でんきくらげ」「夜のいそぎんちゃく」など、思わ
     せぶりなタイトルが多いのですが、私的には「可愛い悪魔」が一番似合っていると
     思っています。
     今回は彼女と一緒に福岡の自衛隊に行き、隊員たちの慰問をした時のスナップを
     お届けします。
     彼女は現在、体調が思わしくなく自宅に引きこもっているそうですが、一日も早く健
     康を取り戻し、懐かしい仲間の集まりである1年一度の大映会に顔を出してほしい
     ものです。

  

  

  

          

           
               ↑ 渥美マリの筆跡
           
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19 コメント

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お恥ずかしい限りです… (ゾウイ)
2014-06-15 22:29:53
中島さん、早速の渥美マリ特集ありがとうございます。

また、自分のコメントを掲載して頂き、嬉しい反面、お恥ずかしい限りです。


私の祖父・父も中島さんと同郷の福岡県であり、直方市出身です。
大東亜戦争当時、海軍に徴兵された祖父は昭和19年に南方で戦死しました。その息子である父が1~2歳の時で享年22歳でした。
残っている写真も数は少ないのですが、父曰く戦死した祖父は市川雷蔵に似ていたと叔父さんや叔母さん達が良く言っていたと…私が幼少の頃、親父から耳にしていました。
その影響か、小学生の頃から市川雷蔵さんを知っていたのです。周りの子供たちは知る由もありません(笑)

雷蔵さんは眠狂四郎の写真しか見たことがなく、侍の格好だし、妖しい二枚目な色男なので祖父と似てい?との実感は湧きませんでしたが、ちょっと鼻高々でした!

ネットもない90年代初め、レンタルビデオ屋で「陸軍中野学校」を借りて見ました。
佐藤慶さんも出演していました。
雷蔵さんはソフトでとても優しい雰囲気が映画からも伝わってきました。
その逆が佐藤慶さんです。(笑)
私的には佐藤慶さんほど悪役の似合う俳優さんはいないと思います。

NHKのドラマ松本清張原作の「中央流砂」も30代の頃、NHK特集で見たのですが局長役の佐藤慶さんのオーラに圧倒されました。
また、部下で主役だった川崎敬三さんの板挟み的立ち位置…実に大人のドラマだと感心して見ていました。
やはり、時代背景もありますね。


話を戻しますが、父は八幡製鐵に入社後、君津製鐵所へ転勤して、自分はこっちで生まれた次第です。


しかし、渥美マリさんが御存命だと知って、とても嬉しいですね~。
渥美さんのCD「夜のためいき」ですが、20歳そこそこの女の子の歌唱力だと思えません!
特に「時計」「 可愛い悪魔」「 好きよ愛して」「真夜中のテラス」「あなたにキッス」・・・全部イイです!!
演技然り、歌声然り・・・
なので、中島さんが渥美さんから頂いた年賀状の筆跡を見た時、「ウワッ!字が綺麗で達筆!スゴイ!!」と感動した次第です。
やはり、今の時代の女の子と比べ物になりません。


私が思うには中島さんもそうですが、ビートルズの武道館コンサートに行ったり、昔の俳優さんや歌手の握手会やリサイタルに行った貴重な体験は今の歌手や俳優とは比べのにならない価値があると思います。

ホント、羨ましいです。
武田鉄也も昔TVで言ってました
「俺たちが若いころのバンドとかって、今では超有名な歌手達が熱くコンサートをやっていた。みんな若く、ケンカもあり、マジで熱かった・・・。だから、今の若い人は可哀想だな・・・と思う。我々の若いころの時代に生まれていなかったことがね!」と語っていました。

またまた、長くなりましたが中島さんのブログ更新を楽しみにしています。

PS※本郷功次郎さんは「特捜最前線」のイメージが強いです。川崎敬三さんは「アフタヌーンショー」ですね!

度々の長文・乱文失礼しました・・・



こんばんわ。 (中島けん)
2014-06-16 21:12:04
ゾオイさん
このようにして意見交換が出来るなんて、実に素敵なことですし、楽しい限りです。
しかも貴兄のご指摘は正論であり、私も同感なので、敢えて掲載させていただきました。
後出しになりましたがご了解を得ないままに掲載し、改めてお詫びとお礼を合わせて
申し上げます。

渥美マリの写真は、偶然なことに私自信が沢山撮って保管していたものですから、
お目にかけることが出来ました。

お父様がな直方市のご出身とか、静かないい町ですよ。
私は実は福島県会津若松市が故郷です。父の勤務のせいで台湾暮らしが長かった
のですが、終戦で帰国。福岡には大映での転勤で来て以来、あまりにも住み心地が
いいので住み付いていて、ここが最後の居住地と思っています。
Unknown (ゾウイ)
2014-06-16 23:06:15
中島さん、早速のお返事ありがとうございます。

こんな私の意見をここまで尊重して頂き、とても嬉しく思っております。
今後とも、宜しくお願いします。


さて、ここに掲載されている写真ですが、渥美マリさんの表情がとても穏やかで、それでいて美しい。
とても、女性らしく愛らしい、実に女神のような方です。


当時、一緒に仕事をしていた中島さんが羨ましい限りです・・・

それと、渥美さんの筆跡ですが20歳そこそこですよね?
そんな若い子がここまでの字を書くってのが、凄いです・・・時代でしょうか?
到底、今の子には無理ですね。

それは日本社会全体が幼稚化してますから。
それに、「可愛い」で何でも許される時代です。

ついに、オカマが市民権を得ました。
無教養で躾も出来ていないバカな芸能人を「天然」と言う聞こえの良い言葉でメディアは持ち上げてきました。

TVなどのメディアの力は多大な影響を人々に与えます。

昔はまともなTV番組はたくさんありました。
しかし、現在のゴールデンタイムではイイ歳した大人の芸能人や芸人達がバカ騒ぎしている番組を垂れ流している・・・
これでは視聴者である子供たちが「これでいいんだ!」と間違った認識で育ってしまいます。

困ったものです。


また話が明後日の方へ行ってしまいました(笑)

しかし、渥美さんはイイですね。
素敵です☆

それにしても中島さんの若いころの写真がたくさんありますが、結構イイ男なんで俳優になられた方が良かったのでは?
と、つくづく思います。


ここで、中島さんに質問です。
今後、映画やTVドラマに昔の様な輝きや魂を吹き込むにはどうすれば良いとお考えでしょうか?

一つ、ご意見を頂きたく、宜しくお願いします。



こんばんわ。 (中島けん)
2014-06-17 21:13:27
ゾウイさん
これからも大いに意見交換をしましょう・・・。

今回の渥美マリは、福岡県春日市の自衛隊駐屯地で私が撮ったスナップです。
アップではありませんが、自衛隊の方々と一緒に隊員食堂で食事をした時の
マリちゃんの表情が特にいいと私も思っています。

どうすれば映画やTVドラマの質が向上するかについて、少しばかり考証して
みましょう。
まず一番大事なポジションである脚本家が育っていません。
昔は映画各社がそれぞれ脚本家を育成していましたし、製作現場にいながら
勉強させてもらえるのですから、本物が育つ可能性大です。
今は例外はありますが、懸賞応募から上がってくる人が多く、それも冷遇され
ますから中々育ちません。

監督も同様で、テレビで演出をかじった輩が映画に入り込んできて、
まるでお粗末です。
映画製作現場では絶対権威がある監督が少なくなってきて、タレントの
顔色を伺う輩もいるそうで困ったことです。

それにカメラマンはまだマシですが、録音・照明なとのスタッフも訓練の場が
少なく、これまた育っていません。
特に時代劇製作のスタッフ層が薄いのも悩みだと思います。

色々書きましたが、この他には企画の問題、キャスティングの問題がありますが、
後日に譲ります。
とにかく各パートで育っていないということが要点で、映画を良くするには、
ここを底上げすることが肝心でしょう。
なるほど・・・ (ゾウイ)
2014-06-20 00:07:26
中島さんの考証を読ませて頂きました。
やはり、映画界のスター、または監督や脚本家、その他スタッフを陰ながら支えていた中島さんの立場からの苦言に近い意見に重みを感じます。

なぜでしょう・・・
コスト削減、金儲け、拝金主義が世の中を席巻したおかげ?でしょうか・・・

じっくり、手間暇掛けて物作りが出来なくなっただけなのでしょうか…
はたまた、時代と共に技術と品質は高くなったが、根本的なモノや人が退行してしまったからなのでしょうか…


私は昭和の映画にしろ、特撮にしろ当時の戦争へ行ったか行かないかの大の大人が真剣に制作に取り組んでいた姿勢は今考えても、凄まじいモノがあると思います。

だから、今でも伝説として残っているんです。


映画界の制作スタッフのみならず、企業の会社員にしろエンジニアにしろ、真剣に仕事へ取り組んでいる人は少なくなったと思われます。

時代と共に価値観もガラリと変わり、職人の時代が終わって、スペシャリストからゼネラリストの時代になりました。
これだけは誰にも負けないとの自負を持った男が減ったのも事実です。


今まで手作業で、模索しながらやっていた仕事が今では自動化となり、人間の勘に頼ることも少なくなりました。音楽界然りです…

もし、中島さんが大映で働いていた当時、今のようなデジタル化時代だったらどうだったんでしょうか…とも、考えてしまいます。

生意気なことばかり書いていますが、あの時代の輝きは戻って来ないのでしょうか…


今の時代、音楽にしろ映画にしろ、後世に残る作品が生まれて来ない寂しさは耐え難いモノがあります。


だから、余計に熱くなってしまうのかもしれません・・・



おはようございます。 (中島けん)
2014-06-22 08:33:06
ゾウイさん
昨晩遅く福岡に戻ったものですから、レスが遅くなり申し訳ありません。

詳しくはまた改めて書かせていただきますが、テレビ局が制作する
劇場用映画のあり方、それと製作委員会なるもののあり方なども、とても
気になる存在です。

いずれにしても映画会社が本格的に腰を据えて製作する作品が、
ほとんど無くなった現在、昔の光を取り戻すことは無い・・・と思われます。
気持ちはわからなくはないですが (昔のものは大好き)
2014-12-25 20:43:07
映画や音楽作品の是非はともかくとしていくらなんでも根本的に人とものが退行したはないでしょう。それにあなたたちだって現代を生きる人間なんですよ。何故他人事のようにいうの?
俗流若者論はやめて (昔のものは好き)
2014-12-25 21:06:53
中島さんの現在の映画制作体制における問題点の指摘や、個々の作品に対する是々非々主義的な態度は理解できますが、ゾウイ氏の現代人が幼稚化したという発言は全く根拠がないですし、許しがたいものです。
ネットは公共空間で居酒屋では無い。 (昔のものは好き)
2014-12-25 21:27:48
若い人の中にも過去の大映作品作品に興味をもっている人はたくさんいます。そのよう人が作品を調べる過程で、このような内輪向けにしか書かれていない粗だらけのブログをみて、どう思うのでしょうか。別に若者に迎合しろとは言っていません。ただ、主語が大き過ぎて例外が多いと思うのです。
ひいきの引き倒しは良くない (昔のものは好き)
2014-12-25 21:56:31
ひいきの引き倒しは良くない。ですが渥美マリさんの魅力は充分伝わりました。今度作品をみようかと思います。
度々の長文、乱文失礼致しました。

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