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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

大映宣伝部・番外編の番外 (46) 藤巻 潤さん

2015年01月12日 | 日記

      

  

  

  

 
           ↑ 「本郷功次郎を偲ぶ会」で40年ぶりの再会

     今回は「巻さん」です。巻さんとは藤巻潤さんのことで、私は大映にいた当時から
     「巻さん」と呼ばしてもらっていましたが、大映後は一昨年の「本郷功次郎を偲ぶ
     会」で40年ぶりに再会しました。その後もお互いに連絡を取りあっていますが相変
     わらず「巻さん」です。
     このブログを立ち上げて、多くの大映での戦友を取り上げました。巻さんのことも
     少しづゝ4回くらい書いているので、私としては取り上げ済みと思い込んでいて、
     先日ブログをご覧くださっている方から、藤巻潤さんを書いてくださいと言われて、
     ハッとした次第です。改めて本日は藤巻潤さんです。

     彼は東京は日本橋の生れで、俳優座養成所を経てニューフェース第11期生として
     大映に入社、10期生としては田宮二郎や叶順子が、12期生には本郷功次郎がい
     て同時期に揃って活躍することになります。
     デビュー作は「新婚日記 恥しい夢」(1956)で、ラストの「あゝ海軍」(1969)まで大映
     での作品は50本近くありますが、最後の方は大映テレビ制作のテレビ「ザ・ガード
     マン」(1965~1971)に出ていて、大映後は邦画各社の出演に加えてテレビドラマ、
     舞台などに活躍の場を移しています。中でもテレビの「鬼平犯科帳シリーズ」は彼
     が一番大事にしてきたドラマであり、今後も続く限り出演したいと熱意を燃やして
     います。

     巻さんのお姉さんが大山道場の大山倍達師の奥さんであることから、彼も空手の
     修練をしていて、映画やテレビ出演に生かしています。
     その他、彼は多彩な才能の持ち主で、自動車レースのドライバーとしてモンテカル
     ロラリーなどにも出場しているし、歌も上手で大映レコードは勿論、ビクターやテイ
     チク、コロンビア、ポリドールからもレコードを出しています。大映レコードは第一号
     が勝ちゃんの「座頭市の唄」で、第二号が巻さんの「若親分」でした。

     先述のように「本郷功次郎を偲ぶ会」で40年ぶりの再会になりましたが、嬉しいこと
     に私のことをちゃんと覚えていてくれて、昔話やお互いに子供が成長し、どちらもIT
     関係の仕事に携わっていることなどに話の花が咲きました。
     巻さんは1936年の生れですから現在78歳。いつまでも元気で真面目で律儀な巻さ
     んの姿を見続けたいものです。

       

  
   ↑左から私、田宮、川崎、藤巻
     
       ↑懐かしい顔ぶれを探してください・・・  
    
                ↑ 今年、巻さんの年賀状  

 
    追伸」 何人かの方から、もと大映俳優・仲村隆の消息問い合わせがありましたが、
         彼は山口県にある実家のお寺で、住職として元気に過ごしているそうです。

コメント (18)
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