↑ 「本郷功次郎を偲ぶ会」で40年ぶりの再会
今回は「巻さん」です。巻さんとは藤巻潤さんのことで、私は大映にいた当時から
「巻さん」と呼ばしてもらっていましたが、大映後は一昨年の「本郷功次郎を偲ぶ
会」で40年ぶりに再会しました。その後もお互いに連絡を取りあっていますが相変
わらず「巻さん」です。
このブログを立ち上げて、多くの大映での戦友を取り上げました。巻さんのことも
少しづゝ4回くらい書いているので、私としては取り上げ済みと思い込んでいて、
先日ブログをご覧くださっている方から、藤巻潤さんを書いてくださいと言われて、
ハッとした次第です。改めて本日は藤巻潤さんです。
彼は東京は日本橋の生れで、俳優座養成所を経てニューフェース第11期生として
大映に入社、10期生としては田宮二郎や叶順子が、12期生には本郷功次郎がい
て同時期に揃って活躍することになります。
デビュー作は「新婚日記 恥しい夢」(1956)で、ラストの「あゝ海軍」(1969)まで大映
での作品は50本近くありますが、最後の方は大映テレビ制作のテレビ「ザ・ガード
マン」(1965~1971)に出ていて、大映後は邦画各社の出演に加えてテレビドラマ、
舞台などに活躍の場を移しています。中でもテレビの「鬼平犯科帳シリーズ」は彼
が一番大事にしてきたドラマであり、今後も続く限り出演したいと熱意を燃やして
います。
巻さんのお姉さんが大山道場の大山倍達師の奥さんであることから、彼も空手の
修練をしていて、映画やテレビ出演に生かしています。
その他、彼は多彩な才能の持ち主で、自動車レースのドライバーとしてモンテカル
ロラリーなどにも出場しているし、歌も上手で大映レコードは勿論、ビクターやテイ
チク、コロンビア、ポリドールからもレコードを出しています。大映レコードは第一号
が勝ちゃんの「座頭市の唄」で、第二号が巻さんの「若親分」でした。
先述のように「本郷功次郎を偲ぶ会」で40年ぶりの再会になりましたが、嬉しいこと
に私のことをちゃんと覚えていてくれて、昔話やお互いに子供が成長し、どちらもIT
関係の仕事に携わっていることなどに話の花が咲きました。
巻さんは1936年の生れですから現在78歳。いつまでも元気で真面目で律儀な巻さ
んの姿を見続けたいものです。
↑左から私、田宮、川崎、藤巻
↑懐かしい顔ぶれを探してください・・・
↑ 今年、巻さんの年賀状
追伸」 何人かの方から、もと大映俳優・仲村隆の消息問い合わせがありましたが、
彼は山口県にある実家のお寺で、住職として元気に過ごしているそうです。
話は変わりますが、BSで渥美マリの映画を見ていて、相手役で出ていた酒井修、森矢雄二、金子研三は今どうしているのかなと思いました。けんさん、消息をご存知ですか。
中島源太郎さんの大臣就任を祝う映画人の集い、で
藤巻さんをお見かけしました。
そして、帰りがけに、気さくにお声かけしてくださり、感動したのを昨日のように覚えています。
けんさんの書き込みで、私より10歳も年上でいらしたと知りましたが、とても若々しくて、同年齢かなぁぁと
猛虎さま
私も「女は二度生まれる」観ました。同感でした。
以前仲村隆さんについて質問した者です。
お元気だと知り、とても嬉しいです。
教えていただきありがとうございました。
これからも大映時代のことをいろいろ聞かせてください。楽しみにしています。
彼は若い頃から空手を中心に身体を鍛えていたこともあり、今でも頑健そのものです。
酒井修は数年前に亡くなっていま。森矢雄二、金子研三については、手元に情報が
ありませんので、調べておきますね。
藤巻潤はとても真面目だし、律儀な男ですよ。
大映OBで一番元気ではないでしょうか。ゆっくり時間を取って会おうと言っている
のですが、お互い中々時間が取れません。
彼は僧籍に入り元気だそうです。良かったですね。
先日も某俳優さんから、ある人の消息を尋ねられましたが、探している相手は
数年前に亡くなっており、私も寂しい思いをしました。
大映が無くなって40年以上が経っていますので、当然の事かも知れません。
やはり藤巻潤さんのことを中島さんのブログであらためて語ってほしかったのです。
来月に藤巻さん若尾さん主演の『砂糖菓子が壊れるとき』が初DVD化されて出ます。
私にとってザ・ガードマンのヒーローなので、映画ではどんな役柄を演じているのか今からとっても楽しみにしているんです。
そして、遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
最近色々忙しく、コメントが出来ずにおりましたが、
ブログは定期的にチェックしていました。
さて本題に入りますが、藤巻潤さんの話題が出て嬉しく思いました。自分の年代ではテレビドラマの印象が強いですが、役を演じていても常に真摯な人柄が伝わって来るような感じがして、好きな俳優さんの一人です。
仲村隆さんはリアルタイムでは知らないのですが、以前調べ物で読んだ昔の新聞に、主演作『そろりと参ろう』の記事が載っていて、「寺の息子の自分が虚無僧の役とは何かの因縁かな?」と語っておられたのを記憶しています。お元気で、家業を継いでおられると知り、嬉しく思いました。
このブログも、長く書いてますとご指摘のようなことが起こります。
こちらこそ有難うございました。
巻さんは昔も今も変わらずイイ男ですよ。
私からも遅くなりましたが、新年おめでとうございます。
私にとって身近に居る巻さんを、ここにアップするのを失念して
いたなんて、本人にも済まない気持ちです。
仲村さん、元気の様子なのでこれも良かったです。