最初はパスしようと思った作品ですが、リュック・ベッソンが製作を手がけた
SFアクションなので見ることにしました。
今回の舞台は、人類の安全欲求が高まった2079年の世界です。
「宇宙のアルカトラズ」と言われる脱獄不可能な宇宙に浮かぶ刑務所「MS-
1」は、コールドスリープによって500人の囚人の完全管理が行われています。
たまたま「MS-1」を訪れていたアメリカ大統領の娘エミリー(マギー・グレイス)
は、予期しない事件に遭遇、眠っていた500人の囚人全員が一斉に覚醒して
所内を制圧し、エミリーを人質にとられてしまいます。
一方、機密漏洩の罪を着せられ、囚人として「MS-1」へ収監されることにな
っている元CIAエージェントのスノー(ガイ・ピアース)は、「MS-A」に彼の無実
を証明出来る元仲間がいることを知り、単身で監獄に送り込まれるのでした。
製作に回ったリック・ベッソンが抜擢した監督は、短編やテレビで活躍してき
たスティーブン・レジャーとジェイムス・マザーの二人による共同監督でした。
お話がかなり雑なことと、共同監督が裏目に出たのか、今回はあまり出来が
良くありません。
宇宙刑務所とはどんな所かの期待も、全体の配置がよく判らないし、間抜け
な話の連続で、壮大なアクションという振れ込みは見掛け倒しもいいところ。
今後はリック・ベッソンが自ら監督をしなければ、もう見たくない心境です。