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一般質問二日目。
開会前の時間、全員協議会での挨拶で夜中2時過ぎの伊予灘を震源とする強い地震のことにふれ、養父断層帯地震についてふれました。
以下、平成24年9月発行の私の後援会機関紙「議会報告第17号」の記事です。
「知っていますか? 養父断層帯地震のこと」
去る7月5日、企画総務常任委員会の管外所管事務調査の一環として、神戸市中央区脇浜にある阪神・淡路大震災記念「人と未来防災情報センター」に出向き、養父断層帯地震による被害を兵庫県はどのように想定しているのかを調査してきました。
養父断層帯は、これまで兵庫県の地域防災計画に含まれていなかったのですが、6月の県防災会議で14年ぶりに修正がなされ、危険度の高い内陸型地震と位置づけられました。
養父断層帯は、分岐している3つの断層から成り立っています。(上記地図で右から左に通る太い線)
①和田山・白井~八鹿・朝倉、
②養父・広谷~八鹿・今滝寺、
③八鹿・向八木~関宮・別宮
兵庫県防災情報によると「養父断層帯地震は、中山間地を中心とした局所的な地域に被害が集中する地震である。
この地震の特徴は①今後30年以内の発生確率0.45%の地震であること、②県北部の中山間地に大きな被害を発生させること、③日本海沿岸域の東西の主要交通網に大きな被害を発生させる可能性があること。」と指摘されています。
推定されている被害規模は?
養父断層帯がマグニチュード7の地震を起こした場合、養父市・朝来市・豊岡市は震度6弱、香美町・新温泉町は震度5強と推定されています。
被害は但馬全体にわたり、その推定は次の通りです。
▽死者 27人
▽重傷者 9人
▽負傷者 192人
▽建物全壊 415棟
▽建物半壊 3195棟
▽建物焼失 7棟
▽避難者 8191人
▽帰宅困難 30万人
▽食料不足 107万食
▽飲料水不足 245千リットル
▽毛布不足 29万枚
▽被服不足 23千枚
▽仮設トイレ不足 205基、簡易トイレ不足 1万基
▽避難所被害 107
▽病院被害 3
▽福祉施設被害 23
▽文化財被害 20
▽消防施設被害 1
▽危険物施設 1
▽堤防被害 376
▽溜池被害 5
▽停電 1121軒、復旧日数 1日
▽電話不通 1524回線
▽上水道断水人口 17千人、復旧日数最大 107日
▽下水道支障3824人、復旧日数8日
▽廃棄物発生量 263千トン
▽経済被害 632億円
市計画見直し
養父市では全ての学校耐震化を完了しています。市防災計画でも一定の地震対策を記してきましたが、今回の県の震度予測見直しを踏まえ、また関西電力㈱高浜原子力発電所の影響も視野に入れながら、計画の見直しを進めていくことにしています。
一般質問は今日も4名の議員が登壇。質問答弁の進行をあずかる議長として、いくつか注意もさせていただきましたが、間髪入れずに注意しておけばよかった反省点も。
明日15日で狩猟期も終わりなので、午後5時ころから仕掛け罠を全て撤収。シカ一頭掛かってました。雨が降るし暗くなるし、こんな時はツライ。森ん中は何かが棲んでる。
その後、7時。友達から国家戦略特区にまつわる情報整理を依頼され話し込んでて気が付けば時間は夜10時。いそいそと帰りました。