勝地(かつち)ブログ

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NO.284 事業仕分け

2009年08月08日 22時13分22秒 | Weblog
今日も「かつちブログ」にアクセスいただき、ありがとうございます。

夏らしい入道雲を見て、なぜか写真に撮りました。夏というのに但馬地方では見られません。

個人的に加西市での事業仕分けを傍聴してきました。兵庫県下ではこのまちしかやっていない行革作業です。 行革が進まない原因は、「前例踏襲主義」の行政と「あれもこれも」の首長・議員の政治家の姿勢もさることながら、議論が主に役所からのヒヤリングに基づいて行われるため、もともと行政職員が立案した事業の趣旨、目的などの説明を聞いている限り、具体的な反論をするのは困難といわれています。これに切り込んでいくには個々の事業ごとに、現場の声や実情に基づいて事業の必要性や本来あるべき姿を再考するしかない、それを具体化したのが事業仕分けです。
加西市が行なっている事業を予算項目ごとに、①「そもそも」必要かどうか、②必要ならばどこがやるか(官か民か、国か地方か)について、③外部の視点で、④公開の場において、⑤担当職員と議論して最終的に、「①不要」、「②民間(民営化)」、「③国・県・広域」、「④加西市(要改善)」「⑤加西市(民間委託)」、「⑥加西市(現行どうり)」などに仕分けていく作業です。
今回は6事業についてで、コーディネーターは厚木市役所職員、仕分け委員は構想日本職員、小田原市役所職員、大津市役所職員3名、加西市商工会議所青年部会長、加西市青年会議所理事長、加西市民代表2名の計11名。


仕分け作業で出た結果はあくまで参考材料であり、拘束力はありません。最終的にその材料をどう料理するかは、加西市長、加西市議会の責任とされています。本来あるべき姿である行政職員が行う仕事は、判断が必要とされるもの、シンクタンク機能に特化されるべきでそれ以外はアウトソーシング(外部委託)とすべき意見に同感です。
土曜日ですが加西市はまちづくりに熱い職員がいました。午前10時から午後4時までビッシリと非常に刺激のある真摯な議論に心地よい疲れです。

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