Yoshi Veggie & Salon de Topinambour

自然な暮らしとナチュラルフード、地球の多様な食文化を愛する、旅する植物料理研究家YOSHIのつれづれ

Vege a Table CAFE TOPINAMBOUR→Salon de TOPINAMBOUR→秩父へ旅は続く

旅する植物料理研究家YOSHIは、食文化と風土の多様性を愛し、ベジタブルを愛し、そのきらめきとときめきを料理に、レシピに、食卓へとつなげていきます。

2018年春、国立→秩父へ拠点移動中 タミパン&料理ワークショップ・料理制作等々、プライベートグループへの出張も随時行っています。 お問い合わせください。

葛もちに梅ジャムを添えて

2017-07-25 | Weblog
葛を愛する または葛に導かれた人が集まり

葛から繊維をつくるワークショップを受けてきた

葛は身体をあたためるだけでなく、デトックス効果も抜群だそう


葛は日本中の里山に生い茂っていて、厄介者扱いされることもあるのに

本葛粉はつくるまでに手間ひまかかるから

高価になってしまう

代わりにばれいしょでんぷんが使われたりする


一番大変なのは 収穫かな

私も子どものころから親の山の開拓にかり出されていたから

引っ張っても抜けない葛の強靭さに歯がゆい思いをしたのを思い出す

唖然・・・葛の根はこんなに大きいのか

どおりで抜けないわけ!


でも葛は山遊びの友

母にならって籠を編んだり、リースをつくったり

リスクない程度にターザンしてみたり そんな子どもの頃の思い出


葛は まだその数パーセントしか活かされていない 宝

繁茂するものは 必要があって そこにいる

生態系と人とは共存してきた

セイタカアワダチソウ 葛 カラムシ 

私を活かして と植物からの猛烈アピール


その宝からはさらに繊維が取れて ロープが取れて 

芳しく凛とした赤紫色の葛の花は 女性の味方の和漢薬 にもなる

その乾燥葉はワークショップでマッサージに使う ハーブボールになった


施術にいらしたトピナンブールのサロンのお客様に

涼しげなお菓子を と思って作った葛もち

夏のデトックスにもなって 理にかなった 夏の冷菓子なんだね


葛もち

本葛粉 50g
水 300ml

本葛粉とふやける程度の水(分量内)を合わせて ふやかす

残りの水も混ぜ入れて

念のため こす ダマになって溶けづらいのが残ることがあるから


鍋に入れて 火にかけて 

沸くにつれ 白いミルクみたいな液体が みるみる 透明でとろみの強い個体になっていく

火にかけてから仕上げるまでの間中 練る

鍋底からしっかり 大きく

透明になってからも 火を弱めて 3、4分練る

葛のでんぷんが安定するから


冷水に移し入れて そのまま冷ます

冷えたら スプーンですくって

梅ジャムを添えて

それとも 黒蜜ときなこにしようかな