埼玉から東京郊外に引っ越しました。
やっと、レースのカーテンを縫い終わり、いい感じ。
これから厚いほうのカーテンを縫うんです。
完成するまではスケスケライフですが、今回は「プライベートガーデン」付きなんで、きもちが風通しいい。
使っているのは、昔ながらの足踏みミシンです。
昔々、洋裁をする我が母は聖子ちゃんがCMしていた当時ハイテックなミシンを奮発して買いました。いろんなステッチができて、文字なんかも縫える、すごいのでした(今のはもっとすごいんだろうな)
だけどその電子制御ミシンとはそりが合わなくて結局押入れの奥深く入っていきました。
そのときに「停電になってもできる足踏みミシンだね、やっぱり」という母の言葉に、「電気に頼らないでも可能なこと=豊かな暮らし」という憧れが子どもだった私の中にしみこんでしまったような気がします。
それで、その昔私が買ったのも迷わず中古の足踏みミシン。
たまに使うと、縫い物してる自分がすてきー。シチュエーションが、っぽい。
ただ直線縫いしてるだけなんですけどねー。
さて、私は
しばらく浮遊する宣言をしていたのに、新居でカーテンを縫っているのはなぜか。
渡仏を準備していた矢先のこと・・・いくつかの言葉と、幾人かの人の生き方が、集中的に私にアキュパンクチャー(針)をしてきて、そこに縁側から吹いてきた「やさしい春風」で止めを刺された。
わけわからなさそうですが、マジな話です。
春風が言ってきていることが何かは瞬時にわかりました。
つまり、今は日本にいて基盤をつくること。
あっさり納得してから、というか気が変わってから、それからの展開の速さには目を見張るものがありました。
縁もゆかりもない町にも関わらず、ネットで見つけたある物件に一目惚れして、
実物を見てもいなければ、契約もしていないのに、気持ちはすっかり住人になるくらいイメージを投入しはじめて。
不動産屋さん、もといた緑ハイツの大家さんと不動産屋さん、友達、会社の人、いろんな人が惜しみなく協力してくれて、契約から引越しまで、これしかないタイミングでできたんです。
そういうことで、フランス滞在はもう少し先延ばしになりました。
応援してくださっていた方、がっくりしないでね。
あの日あなたのところにも吹いてきた、やさしい春風の仕業なんです。。。