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ブルース スプリングスティーン「Working On A Dream」を聴いて

ブルース・スプリングスティーンのニューアルバム
「ワーキング オン ア ドリーム」を聴いた。

正直な気持ちを言うと、何か物足りない気持ちがした。
アルバムのアレンジによるものかもしれないが、
それぞれの曲に個性を感じられず、曲調は違うのだけれど同じに感じてしまった。
何となくは良いのだけれど、この曲は絶対に好きになったという曲が
一回聴いただけでは見つけられなかった。

僕がブルース・スプリングスティーンを好きなところは、
彼らの曲、演奏にある独特のロツクの切なさと力強さにあると思っている。
彼らの曲、ライブを聴くと知らずのうちに体に力が入り、
まばたきを繰り返して、涙ぐんでいるような繊細さがあると感じている。

前作「Magic」では曲調はおだやかだけれど、中身の熱さを感じられた。
それが今回のアルバムではPOPになったということで、
おだやかな雰囲気に負けてしまって中身が見えなくなってしまったと感じる。
でも、何回も聴きなじんでいくうちに好きになっていきそうにも感じる。
いい雰囲気なアルバムにも感じる。
中身が見えてくるかもしれない。

そして更に、ライブで演奏するとどうなるかがすごく楽しみだ。
ライブに行くまでに聴きこんで、
いい意味で僕の内に出来上がったイメージをライブでぶち壊してもらいたい。

今の僕のお気に入りの曲は「OUTLAW PETE」
これは熱い曲だった。
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