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ブルース・スプリングスティーン、ノースカロライナ公演キャンセルに思うこと その2

ブルース・スプリングスティーンがノースカロライナ州でLGBTの人たちの権利を奪う法律が作られた事に反対して、
ノースカロライナ州でのライブをキャンセルした出来事。
僕はまだ考えの整理が出来ないでいる。
でもブルース・スプリングスティーンの動きに同調して、
ブライアン・アダムス、そしてパール・ジャムもライブをキャンセルしたらしい。
徐々に大きな波になっていくのかなとも僕は思う。
そうするとブルースの取った行動は正しかったのかもしれない。
ブルース・スプリングスティーンの名言に

Nobody wins unless everybody wins
全ての人が勝たなければ誰も勝者にならない

というのがある。
僕はよくわからないけれど「BORN IN THE U.S.A. TOUR」の頃にブルースが「BORN TO RUN」を歌う前に言った言葉だと僕は思っている。
この中の全ての人にはLGBTの人も入るのだと思う。
だからその人たちの権利も自分たちが守ろうという意味なのだろう。

でもその全ての人の中にはノースカロライナ公演のチケットをやっと手に入れて、
ブルース達のライブに行くのをずっと楽しみにしてきた人も入るはずだ。
ブルース・スプリングスティーンのコンサート・チケット、僕のように日本にいて購入するよりは、
現地の人はより多くの手に入れる方法はあるだろうけれど、
もしかしたらある人にとっては、ブルース・スプリングスティーンのコンサートに行くのは一生に一度の機会だったかもしれない。
その大切なチャンスをブルース自らの意思で奪われてしまった人はどうなってしまうのだろう。

ノースカロライナに生まれたから悪いのか?
でもノースカロライナに住んでいる人全員がその法律を支持しているのではないだろう。
一部の政治家とその支持者だけが賛成しているだけだろう。
それをノースカロライナは間違った州だと言っているようにも僕は感じる。

せめてもう少しブルースの方からコンサートに行かれなかった人へ言葉があって良かったのではと僕は思う。
ツアーはその後も続けられていて、ライブ中にブルースからノースカロライナの人への言葉があったとは僕はまだ聞いていない。
ノースカロライナのファンだけ取り残されてしまったように僕は感じる。

僕が一番望むのは改めて別の日程で趣旨をはっきり宣言して、もう一度ノースカロライナで公演を行うことだと思う。
でもそれでもその新たな日程では行かれなくなってしまう人も何人かは出てしまうだろう。
そもそもチケットはもう払い戻しされているようだ。
そう考えるとブルースはとてつもなく大きな判断を何人かの人にしてしまったのではないかと僕は思います。
ライブが何よりも一番大事だと思っていると僕は思っているブルース・スプリングスティーンらしくないと僕は思ってしまいます。
結局ブルース・スプリングスティーンは熱いロック青年から常識的な一般人になったのかなとも僕は思います。
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (tree ikeda)
2016-04-21 10:05:27
拝見させていただきました!
ブログいい感じに書かれてますね!
バックナンバーもいろいろと読まさせていただきます(^-^)
 
 
 
Unknown (kantenbou)
2016-04-21 20:22:06
tree ikedaさん

ブログを観てくださりありがとうございます。このブログは僕の自信作です。いろいろ楽しんでいただけると思います。
 
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