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Chatter「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法 イーサン・クロス著 鬼澤忍訳 を読んでの感想

Chatter「頭の中のひとりごと」をコントロールし、最良の行動を導くための26の方法 イーサン・クロス著 鬼澤忍訳
を読んでの感想です。
この本は僕が日頃考えていることをまとめてくれていると感じました。
人はいろいろな出来事を自分の頭の中で整理して考えて消化して行動に移している。こころの中での対話が大切に成っている。
でも消化しきれなく成るとこころの中の対話が破綻して呪いの言葉に成ってネガティブな感情になり行動を妨げてしまう。頭の中をグルグルと呪いの言葉が回り続ける。
この本はどうすればこころの中の対話をネガティブな考えに押しつぶされずに心地よく続けられるかを書かれています。

そして自分のことを考える時に「俺は何しているんだ」という頭の中の会話を「大矢君何をしていいのか分からないようです。困りますねえー」と自分のことを3人称で呼びかけると困っている自分に距離を取れると書いてある。まさに僕が考えた他人事メソッドの原型が描かれていました。
また僕が最近考えている「枠枠(わくわく)メソッド」と似た方法も書かれていました。カメラのファインダーをのぞくように距離を置いて状況を眺める方法も書かれていました。僕の当事者研究も案外いい線行っているなとこの本を読みながら思いました。

でも残念ながら僕はこの本で読んだことを読み終わったら忘れてしまった。
一応各章の終わり毎に内容をまとめて本に書き込んだのだけど。
だから僕はもう一度この本をノートにまとめながら読み返します。この本にはそれをする価値があると思います。

そして僕が好きなロック・ミュージシャン、ブルース・スプリングスティーンもこの本に出て来てうれしかったです。
この本の作者はブルース・スプリングスティーンのライブを観ると畏怖の念を感じるという。
その畏怖の念により周りの世界がもっと大きいと感じて、自分の頭の中で大きく成り過ぎたマイナスのお客さんを小さく感じさせるのに効果的と書かれていた。
僕も初めてブルース・スプリングスティーンのライブを観た時に畏怖の念を持ったけれど、その後何回も彼の彼らのライブを観るとそのたびごとに僕は生きていると感じる。そう僕は生きているのだと。
またタイムトラベルとして過去の自分の成功体験を日記を書いて読み返して思ったり10年後の自分が今の自分をどう見るか考えたりというWRAPに有ったような考え方を紹介したりしていました。

そんなことでこの本のレビューをかっこ良くまとめようと思ったけれど時間をかけてこの本を読んだので内容を忘れてしまいレビューを書けません。
でもこの本は自分の心の中で考えるひとりごとの大切さとその際におちいりやすいネガティブな感情に飲み込まれることへの対処の仕方を分かりやすく書いてありました。
そしてそれが僕の当事者研究に近い所があるなと感じました。僕もなかなかやるなと僕の当事者研究を続けることに勇気をもらいました。
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