自分の周りの空を写します
北東気流の街に生まれて
「居るのはつらいよ」東畑開人さんを読んでの感想
そして今、僕は北海道浦河べてるの家に来た。お試し期間も1ヶ月経ちました。その期間中僕はずっとこの本を読んでいました。2回目を読み終わりました。今の時点での感想です。
居場所で「居る」為にはどうしたら良いか?僕はそこに重点を置いて読みました。
とにかく居る。時間が経てば居られるようになる。
そしてお互いにケアし合えるように、それが無意識についやってしまうように成れるとそのコミュニティのメンバーに成る。ケアされることだけ求めるのはユーザーだと。それでも全部自分でやろうとしないでやってもらう。お互いにそうしているといい。ケア、世話されることに慣れることも居るには必要だと言うことでした。それには僕の弱さをみんなに出すのも大切かなと思いました。
ケアとセラピーのこともこの本ではテーマになっていました。ケアは傷つけないこと、ニーズを満たす。一方セラピーは傷に向き合う。つらいけれどきちんと悩む。そしてケアでは変化するのは周りの環境、セラピーでは自分が変わる。まずは一般的にケアが先でその後にセラピー。セラピーによってケアが効果的に機能することもある。
僕は浦河べてるの家はどちらが強いのかなとも考えました。
「居る」が出来なく成って来ると「何かをする」を始めてしまう。そして疲れきって居られなってしまうメンバーもいる。「居る」為には、その場に慣れそこに居る人たちに安心して身をゆだねられないといけない。僕はなかなか「居る」のも難しいなとこの本を読みながら今の自分も思い浮かべて思いました。
また良きコミュニティには内輪ネタが存在する。内輪ネタで笑ってしまうのがメンバーだと。
そしてケアよりもセラピーの方が上だとこの本の作者は考えていたのが落とし穴だったと書かれていました。まとめで「ただ、居る」ことの価値をこの本では説いていました。経済的価値では説明出来ない「ただ居る」ことの価値。その価値はそこに居た人にしか分からない内輪ネタのような物なのかなと思いました。
それでも世間ではみんな経済的価値を重視している。ケアよりもセラピーの方が上だと思っている。だからこの本の作者も「居る」ことに敗北した。
そこで僕はここ浦河べてるの家でどうするか?
まず「居る」を重視しよう。どうしたら何もしなくても安心して居られるように成れるかを考えながら行動しようと思います。
僕の人生の第2のデイケアになるだろう浦河べてるの家で僕はどう生きて行くか?
僕はこれからも「ただ、居る」ことの意味を考えて僕も安心して居られるように成りたいです
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