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「世界は贈与でできている」近内悠太さんを読んでの感想その1

「世界は贈与でできている」近内悠太さんの前半を読んでの感想です。
贈与、贈り物、プレゼントについて書かれている。
贈与とはお金で買えないもの及びその移動。
贈与にはそれぞれにそれまでの歴史が贈与する側にも贈与される側にもある。
そして信頼は交換ではなく贈与の中でしか存在しない。

贈与はそれが贈与だと知られてはいけない。分かるとお返しをしなければいけないという交換になってしまう。
そして交換するものが無い人には贈与が呪いになってしまう。
どのように贈与をすれば良いかというとサンタクロースがいいらしい。
後で子供が成長して、あれは親からの贈与だったと思うのがいい。

贈与する側は、いつか分かってくれればいいな。と待つゆとりと出しゃばらない倫理が必要。
贈与を受け取る側はそれに気付く知性が求められる。
僕もいつかそんな素敵なプレゼントが出来ればいいなと思います。そしてそんなプレゼントも欲しいなと思いました。

後半は「言語ゲーム」という少し難しそうな話になるようなので、とりあえず前半を忘れないうちにまとめました。
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