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ブルース・スプリングスティーン My Father's House を和訳しました

僕が観に行くBRUCE SPRINGSTEEN ON BROADWAY の予習で、今回演奏されている曲を和訳しています。
今日は My Father's House
ブルース・スプリングスティーンは父親とのことをライブでもアルバムでもいろいろと話してきた。
自伝本「Born To Run」でも書かれていてお互いの確執に許すことの出来ない思いがあったのだと思います。
でもブルースはそれらを許そうとした。
自伝本の中でブルースと父親が一緒に釣りに行った時の話を僕は喜んで読んだ。
でもブルースはインタビューで父は「すまなかった」とは言ってくれなかったと話していた。

僕も父親と確執があった。
僕が10代、20代の頃はブルース・スプリングスティーンの「Independence Day」を聴いて
いろいろと考えた。
僕の場合は運良く、父と和解出来た。
がんで入院中の父に僕は「やりたいことをやらせてくれてありがとう」と話した。
すると父は「よく受かったよ。やりつづけなければ得意の問題は出なかった」
と僕が14回目の受験で初めて僕の得意な天気図等圧線をひく問題が出て気象予報士試験に合格したことを話してくれた。
そして僕が「やらなくてはいけないこともやれればいいのだけど」と言ったら
父が「やってくれた」と言ってくれた。
それから1か月ぐらいで父は亡くなった。

僕はありがとうと両親のことを思えているのがありがたい。

MY FATHER'S HOUSE

Album version


Last night I dreamed that I was a child
Out where the pines grow wild and tall
I was trying to make it home through the forest
Before the darkness falls

I heard the wind rustling through the trees
And ghostly voices rose from the fields
I ran with my heart pounding down that broken path
With the devil snapping at my heels

I broke through the trees and there in the night
My father's house stood shining hard and bright
The branches and brambles tore my clothes and scratched my arms
But I ran till I fell shaking in his arms

I awoke and I imagined the hard things that pulled us apart
Will never again, sir, tear us from each other's hearts
I got dressed and to that house I did ride
From out on the road I could see its windows shining in light

I walked up the steps and stood on the porch
A woman I didn't recognize came and spoke to me through a chained door
I told her my story and who I'd come for
She said "I'm sorry son but no one by that name lives here anymore"

My father's house shines hard and bright
It stands like a beacon calling me in the night
Calling and calling so cold and alone
Shining 'cross this dark highway where our sins lie unatoned


昨夜俺は子供の頃の夢を見た
外は松の木が高くおい茂っていた
俺は林を抜けて家へと急いでいた
暗くなる前に着こうと

俺は風が林を抜けてざわざわと吹いているのを聴いた
そして幽霊のような声が野原から湧き上がって来るのを聴いた
俺は心臓が激しく打ちながら荒れた道を必死に走った
悪魔がかかとにすがり付いて来るのを感じながら

俺は林の中を突き抜けて走った。夜の中を
父の家は強く明るく光って建っていた
枝やいばらが俺の服を破り腕をすりむかせた
でも俺は走った。そして父の腕の中に抱きかかえられた

俺は目が覚めて父と俺を引き裂いたつらい出来事を考えた
もうこれからは二人のことを引き裂かないだろう
俺は服を着てあの家へ車で行った
道路から窓が明るく輝いているのが見えた

俺は玄関のステップに上がりポーチに立った
知らない婦人が出て来てチェーンドア越しに話しかけて来た
俺は俺の物語を話して誰に会いに来たかを話した
彼女は言った。ごめんなさい、でもそのような名前の人はもうここには住んでいませんと

俺の父親の家は強くまぶしく光って建っている
それは夜の中で俺を呼んでいる灯台のようだ
呼んでいる、呼んでいる、とても冷たく孤独に
暗い高速道路を通り越して呼んでいる、父と俺との罪がいまだに償われていない所へ
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