goo

ブルース・スプリングスティーン「I WANNA MARRY YOU」ライブ@マディソン・スクエア・ガーデン2016.1.27.

僕が観て来たブルース・スプリングスティーン「THR RIVER TOUR 2016」
その時の映像をyoutubeで観ている。
その中の一曲「I WANNA MARRY YOU」
ライブ会場にいた時はそれ程印象は強くなかったのだけれど、
映像で観て、僕はなるほどと思った。
ブルースはこの曲を歌う前にコメントしている。

この曲はデイドリームとして書いた。
街角に立って、出会うことの無い人をながめている。
彼女が歩いて行くのをながめている。
そして想像する。この女性との一生を。
どんな感じなのか?
子供はどんな子になるのか?
どこに住む?
幸せ、幸せ、幸せ。
でもそんなのは存在しない。
でもこの曲は愛を想像することの素晴らしさを歌っている。
華やかさ、栄光。興奮。
でもそれは本当のことではない。
でも俺はそこから始めなければならなかった。

途中僕の分からない部分もあるけれど、だいたいこんな意味だと思う。
ブルースは少しおどけながら、はぐらかすように、あるいは少し照れながら話していた。
バンドが曲に入らないので変だとブルースは思ったが、ブルースがあらかじめ予定していたパートを入れるのを忘れていたようだった。
スティーヴに言われて気が付いたようだった。
僕はブルースが何となくモゾモゾしていて親近感が湧いた。
僕はとてもロマンチックな曲で好きだ。
そしてライブは現実の曲「THE RIVER」へと続いて行った。

僕も僕の人生「I WANNA MARRY YOU」のようにデイドリームから始めたけれど、
僕は「THE RIVER」の世界までは行かれなかった。
まあ仕方ないか。僕も頑張ったのだからと思う。
昔、付き合っていた女性に「I WANNA MARRY YOU」を聴かせて、
僕が和訳を彼女に話した。
僕は曲の最後の歌詞、
「もし、あなたが僕の名前を名乗ってくれたらとても誇りに思う」
これを僕は目をしばつけさせながら言ったのを覚えている。
泣きそうになって言った。
彼女はこの曲が一番好きになったようで、とてもロマンチックだと言っていたのを僕は覚えている。
いい思い出の曲だ。
そしてブルースが、この曲は想像して書いた曲だと言ってくれたのが、
僕を何か楽になったような気持ちにさせてくれた。
僕の思い出の曲だ。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )